新潮文庫 平成14年
「センセイの鞄」の続編なのだろうか。とにかく、1H20Mくらいで
読み終わってしまった。
こういう薄い本ってドキドキするんだよね。翻訳本とかでも、ドストエフ
スキーとかにあるやつ。
ハバにされる子について、昔の話をしてくれ、とセンセイにせがまれて、す
るのだけど、それを読んで、ぼくも急に思い出した。それは小四のころで、
男の子だったんだけれど、手とか顔とかがものすごく汚くて、みんな敬遠
していた子がいたな、と。ぼくは親しくもなく、たまに話しかけても、逆に
ぼくはがシカトされていた感じだった。逆に先生がその子をイジメてはい
けません、と明言したので、みんなが(ぼくだけか?)いじめていたのか、と
思ったくらいだった。ぼくは小四のその頃くらいまで、ぼんやりとした子だった
ので、よくわからん、と思っていた。そんなことを思い出して、その子も50
になるんか、どんなオヤジになっているのだろうか、などとつらつらと思った。
……合掌。
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