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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

12モンキーズ

2008年06月03日 | 映画(た行)
(DVD)
1996年。
正体不明の強力なウイルスによって、人類の99パーセントが死亡。
残ったわわずかな人類は、地下での生活を余儀なくされてしまう。
それから何十年か先の未来。
科学者たちは、そのウイルスの正体を探るため、罪を犯し投獄されている囚人たちを過去に送り込む。
ブルース・ウィリス演じるジェームズも、そんな囚人の一人。
しかし彼は、1996年へいくはずだったものが、なぜか1990年についてしまう。
ジェームズはあばれまくる上に、1996年に人類が滅亡するなどというものだから、精神病院へ強制入院させられてしまう。
そこでであったのが、同じく入院患者のジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)。
そして、精神科医キャサリン。

ここでは結局脱出にも失敗し、拘束されてしまったため、やむなく未来へ帰還。

そして、今度は正しく1996年にたどり着くのですが、因縁というものですね。
そこに深くかかわるのはやはりこのふたり。ジェフリーとキャサリン。

12モンキーズというのが、このウイルスをばら撒いた犯人とされるグループ。
それにはジェフリーが深く係っているわけですが、実は彼らの真の狙いは・・・。

ブラッド・ピットがこの頭のねじの吹っ飛んだ男の役で、相当いかれています・・・。
この見るからに危ないヤツの雰囲気が、おみごと!!

なんというか全体的に変わったテイストで、それをこのブラピの狂気が象徴しているような気がします。
これはすべてジェームズの妄想なのではないか・・・、そんな風にまで思えてくる。

バンドネオンの印象的なフレーズが何度も出てきます。
このメロディーが、この風変わりなテイストとトマッチして、
不思議な緊迫感を醸しています。

1995年/アメリカ/130分
監督:テリー・ギリアム
出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット、