マサチューセッツ工科大学に在学しているベンは、数学の天才。
私は数学のできる人は文句なく尊敬することにしています。
私は、全くダメなもので・・・。
ベンは、ブラックジャックの必勝法、カード・カウンティングを身につけ、チームの仲間と共にラスベガスに乗り込む。
・・・とはいえ、正直のところ、私はこのカード・カウンティングというものの理屈が
そもそも理解できません。
とにかく、記憶力が勝負なのだろうということはわかりますが・・・。
皆さんは理解してみていたのでしょうか・・・?
でも、これは実話に基づくストーリーだそうで、やっぱりいるんですねえ・・・、
とてつもなく数字に強い方が・・・。
ベンは、ハーバード大学の医学部進学のための学費を稼ぐため、
として、チームに加わります。
はじめはすべてが順調。どんどん大金が転がり込みます。
ところが、必要な資金、30万ドルを越えてもさらに欲が出てしまう。
そこから、急転直下で、みじめなことに・・・。
まあ、ここら辺は、あまりにも定番どおりの展開なんですが。
最後にちょっとした意趣返しがあり、
まあ、その辺でなんとか体裁はついた、というところでしょうか。
ベンが貧乏学生の頃は、同じ貧乏仲間の友人2人とロボットコンクールに挑戦していました。
ところが次第に、ボストンとラスベガスの二重生活。
その多忙さの中で、彼らとの付き合いが次第にわずらわしくなり、
また、つまらなく思えてきて、仲間から外れてしまいます。
ところが、彼がラスベガスで大失敗。
絶望のどん底にあるときに、友人2人は、コンクールで優勝。
まさに、皮肉。
ここの展開が私は一番気に入ったのですけれど。
この友人2人は、いかにもオタク風で、サエないのですが、
地道にがんばることの大切さを教えてくれる。
・・・いいですねえ。これ。
それから、一見学生思いで、話のわかる風のミッキー教授。
実はこれが自己チュウのぜんぜん食えない奴。
そういうあたりを、さすが大御所、ケヴィン・スペイシーががっちりと固めています。
とりあえず、ラスベガスでの勝ち方はよく分からないものの、
それでも十分に楽しめる作品。
2008年/アメリカ/122分
監督:ロバート・ルケティック
出演:ジム・スタージェス、ケヴィン・スペイシー、ケイト・ボスワーズ、ローレンス・フィッシュバーン