ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雪掘って、赤かぶ!

2018-12-24 09:05:43 | 暮らし

 ええ塩梅だねぇ!助かるねぇ!めっけもんだねぇ!

 このところ、挨拶の言葉はどこでもこんな感じ。2週間ほど前に雪が降って以降、ずっと暖かい日が続いてる。降っても雨だしぃぃぃ。いやぁ、ほんと、幸せぇぇぇぇ!!これが雪国住人のずばり本音だ。

 降らなきゃ、まず、除雪仕事しないで済む。出掛けるのに、視界不良とか、スリップとかの不安がない。薪の減りも目立って少ない。いいことばかりだ。昨日、ジムで行き会った畜産農家の教え子も、畑にゃ雪ねえし堆肥撒きしった、って嬉しそうに語ってた。

 我が家は山懐にあるから、雪が消えるとまでは行かないが、畑じゃあ、ところどころ、採り残しの白菜やらキャベツが頭を覗かせている。こりゃ思わぬ儲けもの。1か月前に漬け込んだ赤かぶの甘酢漬け、神さん美味い、美味いって貪り食ってくれたんで、もう底をついているんだ。できればもう一度漬けておきたい。畑にゃもう一樽分、残っていたはすだ。お酢も美味しいヤンベの精酢手に入ったことだし。そうそう、正月用の青菜も収穫し忘れてたんだ。育ち過ぎて固くなってるってこともあって、たっぷり寒さに当ててから採ろうと日和見したまま、気付けば雪の下。積もった雪もぐっと減ったことだし、正月もカウントダウンに入ったし、よしっ、赤かぶ、青菜救出作戦と行こう。

 たしか、ここらの畝だよな?と掘り返してみれば、そこは地這いトマト、そうか、ネギ畝の向こう側だったか、って人間の記憶なんて、ちょっとの積雪で狂わされちまうもんだなぁ。と、なると、ここいらが白菜で、その隣りの隣りが赤かぶ、のはず。10センチほどかな?積もった雪をスコップですくい取る。ありゃいかん。当たりは当たりだったが、赤かぶの頭も削ぎ取っちまった。よしっ、わかったぞ、この列だ。おおよその位置が分かったので、今度はその周囲から慎重に、埋蔵文化財掘り出す要領で、そっと雪を掻き負けて株を探す。ほほう、葉っぱも元気なもんだぜ。もちろん、赤かぶだって。

 なんか、雪に磨かれて肌つや色っぽさを増したようじゃないか。収穫の残しをほぼ掘り上げて、およそ20個、これだけありゃ春先まで持つんじゃねえか。

 次に青菜、これは種蒔き時期を間違えて、お化け茎立ちに変貌しているが、雪に埋もれて柔らかくなってるぜ、きっと。こっちは春まで残す分もあるので、1列まるまる埋まっているが、ほんの一部、それでも10株ほどを掘り出した。ずいぶん茎も葉も逞しくなっているが、湯がけば、きっと柔らかくなる。これで正月の雑煮は不安なしだぜ。

 日差しも暖かく、まるで春先の畑仕事のよう。これで、心残りが一つ片付いた。あとは、あれと、あれと、あれと、・・・うーん、頼む、このままあと1週間暖冬の日々が続いてくれぇぇぇぇ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする