ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

書かずにおれるか、この美味キムチ!

2018-12-04 09:19:45 | クッキング

 食った瞬間、こりゃ書かにゃならんぜ、初ものキムチ!って閃いた。

 昼間漬け込んだばかり、まっ、試し食い、まだ味は馴染んじゃいねえだろうな。でも、待ちに待ったキムチだもの、我慢できるわけないだろ。味見ってところだ。一口味わって、足りないものありゃ補ってやらにゃならんしな。数日前本漬けに入った山形青菜も、昨年と同じレシピで漬けたのに、何故か薄味、とりわけ甘みの不足が致命的。なんだろ、その差は?こちらの体質、変わったのか?と、戸惑いつつ、さらにつけ汁を調合し直した。

 どれどれどれ、一口。おっ、美味い!これはいける。これまでの自家製キムチ人生の中で出色の出来栄えじゃ!唐辛子のピリ辛具合といい、濃厚な出汁の旨味といい、水あめの甘みといい、絶妙のバランスだ。さらに、何気なく加えたゆずとリンゴのすり下ろしが、効いてる。爽やかなんだ実に。キムチのオバちゃん的まったり感に、青春のフレッシュミントが加わった感じ。このせめぎ合うものの共存共生、これは斬新だなぁ。キムチだけでご飯の2杯や3杯、軽くいける。事実、食事終わった後でも、ついつい、も一口行くか?酒のつまみに。ってよろめく心を押しとどめるのに一苦労だった。

 今回漬け込みの原料は、この通り。

 煮干しとアミの塩辛で濃厚出汁を取る。そうそう、アミの塩辛なんだが、昨年1キロ買った使い残し、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しておいたら、まったく問題なく使えた。そりゃそうだ、塩蔵品なんだものな、参考までに。粗挽きと粉の赤唐辛子、これも去年の残り。ちょっと香りは落ちたが、まあ、使えた。野菜は我が家の大根、人参、ニンニク、それに購入もののセリ。あと、欠かせないのが水飴。爽やかな甘みと艶やかな外観をもたらしてくれる。そうだ、たまたま買っておいた柚子があった。それと、友人の育てたリンゴ、これ、すり下ろして入れちまえ。

 4日前に3%塩分で塩漬けしておいた白菜を漬け樽から取り出し、塩水はもちろん捨てる。白菜もぎりっと絞って、漬け汁を挟み込み、丸めて樽に置いていく。1食、ないし2食で食べきれるよう、白菜は1玉を12分割と細かく割ってある。食べ過ぎないように、取り出して時間をおかないように。

 この冬は、白菜もまずまず取れたことだし、少なくとも3回は漬け込もうかい。少量ずつ漬ければ、味が変わりかけたころには食べ終わって、また、新鮮なキムチがお出迎えだ。これがあると、冬の暮らしは3℃ほどほっこり暖かくなるんだぜ。

 

 

コメント
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