おいおい、タイトルからして誇大表示だろ。餅つく以外、何やるって言うんだい。今年はおせち作りの真似事も一切しない。屠蘇散求めて右往左往もしない。もちろん、煤払い大掃除なんてするわけもない。年越しそば?別にぃぃ、紅白や行く年くる年見るわけじゃなし、週一で蕎麦食いしてるし、今さらね。
一人、優雅に?読書三昧!映画見放題!テレビ漬けの時間を過ごすんだ!って決めてるからね。本、どかどか届いてるよ、アマゾンの古本屋から。映画はアマゾンビデオで手あたり次第だし、って、なんかアマゾンで暮らし成り立ってる感じだな。まっ、独居老人の強力なる助っ人ってところだな。
なのに、餅つきだけはする。正月の雑煮は欠かせないってことか。親戚も送られてくるの待ってるし。自前のモチ米あることだしね。
つくのは取りあえず2種類。白い餅と味噌餅。以前は、黒米入りと白米で紅白餅をついていたんだが、去年からやや技術の難度を上げて、味噌餅だ。今年は青豆もたっぷり、胡麻もどっさり、クルミもがっぽり入れて最高級決定版を作ろう。はて、どうやってつくったんだっけ?ついた白餅に甘い味噌合わせるんだよな。味噌を合わせるタイミングが分からない。つき始めから入れたら、餅にならねえんじゃねえか?ここは、やっぱりほぼつき終えたところで混ぜる、てのが正解な気がする。って、よく調べてからすりゃいいのによ、なんと、ほぼつきあがった餅にゃ味噌入り込めねえんだよ。トロトロ味噌の海を白餅が自転するばかり。
い、いかん、こんなこといつまでしてたって味噌餅にゃならん。慌てて、大きなボールに餅を取り出し、そこで手作業で味噌を練り込んだ、あちちちち!あらら、甘味噌液、餅つきボールの下の湯沸かし容器に流れ込んでた。こいも取り出して混ぜにゃ。だが、どうやって取り出す?直径15センチ、中心に回転軸が突き出す構造だぜ、スプーンで掬う?まさか!ええい、面倒なり!餅つき機ごと持ち上げて、ひっくり返して、溜まった甘味噌液をボールの中にぶちまけた。
ここに青豆、胡麻、クルミを加えて手ごね。やれやれ、どうにか味噌餅らしくなった。餅つき機の蓋を容器にして、白餅と味噌餅を隣り合わせに流し込んだ。固まるまでの時間が異なるのはわかってるが、まっ、いいだろ、なんとかなる。
大雑把な見込みで、流し入れたら溢れちまったぜ、おい。ここでまた、大慌て。ビスケット缶を急いで開けて、ラップを敷き、そちらに一部を移動させて、どうやら、餅つき完了。なんか、餅柔らかいし、こりゃ固まるのに時間、かかるぜ。そうか、蒸し上げる水分量減らして固めにしておくんだった。あとから味噌と砂糖大量に入るんだから。これが、今さらながらの反省その①。も一つの反省は、甘味噌はつき始めから少しずつ入れてつき上げろ、ってこと。さらに一つ、固める容器は事前に準備しろ!ってことだぜ。
やれやれ、今年も課題多き餅つき騒動だった。しっかりメモしとけよ、Ipadにでも。って言い聞かせたって、どうせ忘れるんだよ、後で、とか言って。そして、来年も、同じ失敗を繰り返し、同じ反省を口にするんだ、まったく!