田植え終わって10日、やっとすべての苗が出払った。我が家の分はとっくに使い切って、余りもすでに苗箱から抜きっとってブルーベリーのマルチになって余生を有効に利用させてもらっている。残っていたのは、コシヒカリ20枚、満月モチ9枚。小学校の田植え授業用だ。頼まれて苗を作っている。ったって、内の苗が優秀だってわけじゃぜんぜんない。子どもたちにも手植えしやすいポット苗だからってだけのことだ。ポット苗なんて、作って農家、まったくなくなったから、希少価値ってやつだぜ。去年なんて、ずいぶん見すぼらしい苗しか提供できなくて、もう、本当、恥ずかしかったんだ。だから、今年は何としても立派な苗を上げたいって気合い入れて育てた。
惚れ惚れするって程じゃないが、まっ、世間並みの苗には仕上がり、後は、学校田植えを待つばかり。その29枚の苗が無事子どもたちの手に渡って、ようやくハウスは育苗用からトマト畑に乗り換えだ。プール用のビニールをたたみ、苗の根切り用に敷いていた紗幕を片づける。イネの根がびっしりと張り付き厄介な作業だ。プール枠の丸太も運び出して旧鶏舎の軒下に格納。ハウスのビニール壁きわの草も刈って、と、さっ、きれいになったところで、入念に堆肥とボカシと微量要素剤を撒いて、耕耘だ。
ほぉれ、畑らしくなったぜ。給水パイプの間隔に合わせて仕切り紐を張って、いよいよトマト苗の植え付け。株間は、まっ、適当にこのくらいかな?って、1/3ほど植穴を掘ったところで気が付いた。そうだ、ハウスの骨組みパイプに合わせるんだった。屋根のフレームから支柱紐を下ろすからね。
ホースを引っ張り込んで植穴に、たっぷり、たっぷり、たっぷり水を入れる。連日のカンカン照りだからねぇ、土なんてパッサパサなのさ。以前はトマトを目いっぱい植えてたんだが、最近は規模縮小、自家用にプラスアルファ。それでも4列×7本で28本のホーム桃太郎。
(写真は給水パイプで水やり後)
ええーっ、それみんな食べるのか?そう、生食とジュース。ハウスで水を制限して作ったトマトは味が濃厚なんだ。そのために、ジン・ビーフィーターの空き瓶、理由は以前のブログ記事読んでくれ、も貯めている。残りは、プリンスメロンとニューメロンで空いた空間を塞ぐ。何かしら植えておかないと、結局は荒らしてしまってハウス内草原に成っちまうんでね。
ふー、暑い!もう、勘弁だ!できれば、給水ホースも繋いでいつでも水をやれるようにするといいんだけど、もう、ここが限界。昨日の東根ハーフマラソンより酷い!穴にたっぷりの水でともかく明日まで生き長らえてくれ。植え残した苗は、近くの友人たちに持って行ってもらって、3月末から始まった野菜苗育苗も終了だぜ。おっと、里芋だけはまだ移植を待ちわびているけどな。