ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

気候変動、ここにもか?!

2019-10-24 08:30:40 | 農業

 な、なんじやぁ、これ?こんなの種播いたか?

 ここは、たしかぁ、ニンジンだぁぁぁぁ!

 あのギザギザの葉っぱがすべて無くなり、茎だけがすっすと芒のように突き出している。株元見れば、たしかに、ニンジンの赤い肩が覗いてる。なんとなぁ、ここまで食い尽くすか?アゲハども。

 待てよ、アゲハの幼虫だったら、あのモスラのようなでかい図体だ、大量襲撃してくれば気付いてるはずだよな。見かけたのはせいぜい1匹。と、なると、別の害虫か?うーん、迂闊であった。って、言ったって、殺虫剤撒くわけじゃなし、せいぜい指先でつぶすだけのことだから、ここまで大発生したらお手上げなんだけどな。

 被害はニンジンばっかじゃない。同じ仲間のセロリもこの通り、丸裸。

 辛くて虫なんて普段は素通りする山形青菜も無惨な有様。

 

 なんと、ホウレンソウまで食いちぎってるぜ!ホウレンソウ食うって虫は始めてだ。

 ニンジンもホウレン草も葉っぱは個性派、蓼食う虫なみの虫嫌いなのに、こうまで食害されるなんて!なんか、昆虫たちの環境で一大変化が起きてるのかも知れんなぁ。

 そういえば、不可解な事態は、作物自体にも生じている。なんか、やたら生育が速かったり、時期がずれてたりするんだ。菜っ葉類はもの凄い勢いで伸び広がって、さぁて、そろそろ摘んでお浸しにでもすっかな、って見に行けば、なんと、ギシギシのように大仰に葉を広げて逞しいじゃないか。これじゃ、食べないうちからヤギの餌だぜ。ゴーヤなんて、ジャングルににってるし。

 花豆なんかも、いったん実が着いたものの、そっちは生育停止し、今頃改めて青い莢が着く始末。なんなんじゃ、この狂い咲きは。

 畑の作物全体が、せっかちにつんのめるように育つものだから、こっちも季節を勘違いしてしまうほどだ。まだ10月半ばだよな?なのに、キャベツはすでに収穫適期、白菜も結球が始まってる。ええーっ、11月末だろ、白菜は。もしかして、勘違いか?と思い、去年のブログ記事を確認してみたくらいだ。

 害虫は大発生、野菜は季節を忘れ、人間も面食らう。なんか、とんでもない驚天動地が始まってるんじゃないか?気候変動の現れってことじゃないか?

 世の中、災害、頻発だしな。

 

 

コメント
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