「秋が短くなった?」今朝の朝日新聞オピニオン&フォーラム「耕論」のテーマだ。
三人の論客?がそれぞれ自分のフィールドから発言している。俳人の女性は季語の変化について、博報堂買い物研究のエキスパートは秋物の装いなんかについて、そして、気象予報士の森田さんは気象変動を地球温暖化に絡めて論じている。季節の変化で季語が変わる、なんて話は、俳句門外漢にゃ、あっ、それってあるよね、程度のことだし、秋物差し置いて冬物の売り出し始まる、なんて着た切りスズメのジサマにゃまるで縁遠いお話しさ。田畑通して日々自然と接する者としちゃ、森田さんの言説に深く頷いちまったね。
秋が短くなった?じゃなくて、冬が短くなったんだ、って森田さん。夏がいつまでものさばり、秋もしっかり主張して、その分冬の肩身が狭くなってる。そう、その通り、作物育ててればよぉぉぉくとわかる。何日か前にも書いたが、秋野菜の生育がやたら早いんだぜ。いつもなら、11月入って結球始まるのに、早生ものなんて、もうすでに収穫時だし、ブロッコリーもじゃんじゃか大きくなって、黄色の花も開きそう、まるで暖かさに煽られてるみたいだぜ。
キャベツも外葉がバリバリに割れてるのも、まだまだ育つぜ、って体内時計が崩れているからだろう。
そろそろ秋枯れのはずの雑草も鬱蒼と茂って我が世の春を謳歌している。害虫の発生も記憶にない勢いだ。そう、ハエもやたら大発生!未だに部屋の中を我が物顔に飛び回っている。夏場が出番って決まってる蚊も10月初めまで活躍してた。
こうなると、これまでの農作業日誌は書き換えなくちゃならんよな。秋野菜なら種蒔き時期を遅らせるとか、早生種より中生、晩生種を選ぶとかね。除草の時期や回数も大幅変更が必要だ。冬が先送りされて、雪囲いとか冬支度に追われることは少なくなりそうだし、薪の使用量も減るだろう。これは温暖化の効用。でも、半端ない雑草、害虫ののさばりにゃどう対処したらいいんだろ。
そして、季節外れの台風、大雨!これまで来っこねえさ高畠にゃ、と、高みの見物してたが、避難指示まで出たとなると、こりゃ、それ相応の覚悟と備えが必要だろうな。
政府も、台風は例年のことだから、なんて甘く見てるようだが、これ大間違いだぜ。ここ数年の災害激発、劇甚化、この先常態化して来るからな。認識改めて、抜本的な対策進めないと、後手後手に回るぜ。日本中、土砂に埋もれ、災害ゴミで溢れ返り、学校体育館は常時避難所。災害列島日本沈没!
安倍ちゃん、国民の生命財産を守る!って、お題目唱えてんだろ。だったら、Jアラート並みに、いや、それ以上に気合い入れて取り組まねえと、とんでもないことになるぜ!もうとっくに自治体や個人の自己責任の域超えてるからな。