ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ラグビー日本代表に日本の近未来を見たい!

2019-10-15 08:50:24 | 世の中へ

 ラグビー日本代表の活躍、しびれるねぇ!サモア戦のボーナスポイント掛けた最後のトライと言い、スコットランドの猛攻を凌いで耐えて耐えてのラスト5分とか、日本たチームの意地がずんずん伝わって来たぜ。しかも、4戦全勝で予選リーグ勝ちあがるなんてな!

 今じゃ、サッカーに入れあげてる身だが、ずいぶん昔はラグビー狂いだった。ほとんどスポーツの経験もないままに、社会人チーム立ち上げに参加し、国体予選出場し、0対105のボロ負け、なんて、岩手大会記録を塗り替えたこともあったし、30歳過ぎて入り直した大学では同好会に加入し、正規のラグビー部の2軍に勝ったなんてこともあった。身の程知らずだせ、この貧相な体でフッカーなんてフォワード最前列やってたんだ。で、頸椎捻挫で1か月首曲がらず、とか、肋骨損傷なんてお笑い草の勲章までもらったりしたもんだ。当時は大学ラグビー全盛時代、早明戦とか、新日鉄釜石とか、伏見工業とか、ドラマもあったなぁ。

 でも、いつの間にか、熱も冷め、サッカーに浮気?ラグビー?やってる国少ないし、ワールドカップなんたって、大英帝国国内リーグみたいだし、サッカーのワールドワイドさには敵わんさ、って、今回のワールドカップ日本開催にも冷ややかだった。あの森元首相が旗振りしてるってのも気に入らねえしな。。きっと、盛り上がらんさって高を括ってたところもあった。

 それが、どうだい、この盛り上がりは!やっぱり自国が強いってことが何よりなんだな。代表選手のひたむきな突撃と華麗なプレーに多くの国民が大喝采の大はしゃぎだ。

 それにしても、不思議な光景だよな。代表チーム、いろんな人種、国籍の選手が一つになって頑張ってるってのがさ。ニュージーランド、トンガ、サモア、韓国、南アフリカ、それに日本、様々なルーツを持つ選手たちが力を合わせてる。これ、日本代表?多くの人が、最初は奇異に感じ違和感持った。今だって、、日本の国籍を取った人たちなんだろ、なんて誤解してる人たちもいたりする。

 でも、盛り上がったお陰で、トレビ等で幾度となく触れられ、代表資格は、➀日本国籍、②祖父母両親のいずれかが日本国籍、③あるいは3年間日本で活動の実績、になってるってことも浸透してきている。

 実を言うと、俺の中にも純潔主義の尻尾みたいなものがあって、福岡選手や稲垣選手なんかトライすると、より以上に満足を感じたりして、やれやれ、いつまで国籍にこだわってるんだい!?って、うんざりしたりもしている。だが、彼らのトライも、大柄な日本国籍以外の選手たちに支えられたものであることは言うまでもない。

 そうなんだ、今回の代表チームの素晴らしいさは多人種、多国籍混合の底力ってことにあるんだな。いろんな国や人種の人たちが、日本というベースの上で、全力を傾けてそれぞれの持ち味を100%発揮している。その結果が、この快進撃なんだ。

 これって、とっても心強いし、胸が熱くなる思いがする事実じゃないか。肌の色とかルーツとか国籍とか、そんなことにこだわることなく、日本という柱をみなしてしっかり支えようって姿だ。この形、これからの日本が進むべき道なんじゃないたろうか。

 少子高齢化の流れは、もはや止めようもない。生きのいい、外国からの流入者を受け入れて、この国の活力を維持していくしかないんだぜ。否応なく多民族、多国籍国歌になって行くんだ。それが、日本というアイデンティティを保って行く方法なんだと思う。いろんな人たちがこの日本を愛し、ここでの暮らしを願い、力を発揮してくれる。そんな愛すべき移住者を大切にしながら、新しい国の姿を探し求めて行く。それが、これからのこの国のあるべき有り様なんだと思う。そう、ラグビー日本代表みたいにね。

 移民は受け入れない、とか、5年経ったら送り返すとか、偏屈な国籍、人種主義に凝り固まってるようじゃ、将来は暗いぜ。ほら、一時期、ラグビー人気・実力がどん底にまで落ち込んた頃のこと、思い出せよ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする