ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

キムチ失敗!

2020-11-07 10:48:16 | 食べ物

 うーん、まだちょっと暖かいけどぉ・・漬けてみるかキムチ。待ちきれなくなってきたぜぇ。

 今年はさらに美味さを極めるぞ!鶴瓶の「コクやで!」にも「うまさでんがな!」にも負けないからな。一味アップの決め手は、韓国産イワシエキス、つまり魚醬だ。これまで、アミの塩辛を煮出してだし汁を取ってきたが、それに加えてこの本場調味料を加えてやるぜ。それと、水あめな。ケチらずドバドバ入れるため、こちらも韓国産2.5L入りを注文。あのねっとりとろみの纏わりついたキムチ漬けるのが目標だ。

 白菜、いやぁぁ、酷ぇなあ、虫食いで先端部分はぼろぼろだぜ。葉をはぐってチェックすると、いたいた青虫さん。もう、十分食ったろう、時節柄ってもんをわきまえろよ、もう冬なんだから。体張って虫の集中攻撃を受けたのは、松島って緑の薄い品種。もう一方の郷秋ってやつは、葉がゴワゴワと逞しく、被害もそれほどでない。だったら、郷秋で、ってわけにゃいかんさ。まともに育った白菜は、貴重な越冬野菜として取っておかにゃならんもの。

 こんなの食えるのか?ってのを二つ選んで収穫、先端をバッサリ切り落とし、株元まで丁寧に目を通してから、塩漬けした。取り出した分が1度に食べきれるように8つ割りだ。塩の量?もう計らないよ、手先がしっかり覚えてる。すぐに水が上がるように、差し水の塩水も回し入れて、よしっ、明後日は本漬けじゃ。

 ありゃゃ、もう水が上がってる。どういうことだ?まっ、深くは詮索しない。早く食べられるんだからいいじゃないの。アミの塩辛を煮出し、そこに今回目玉のイワシエキスを加える。ふむ、コメントにあったほど塩辛くはないな。だしが冷める間に、大根、ニンジンは千切り、おっとニンニク忘れるとこだった。いつもはこれにセリを加えるんだが、なんか購入するてのも癪だし、そうだ、畑で元気いっぱいの水菜を加えてやろう。代用になるんじゃないか、見た目煮てるし。唐辛子は辛み控えめで少なく、水あめは大入りペットボトルの半分近くを絞り入れた。うんうん、どろーり、つけ汁完成だ。適当に水切りした塩漬け白菜の葉の間に突っ込んで、樽に並べて、余った漬け汁は上から全面かけた。さっ、明日にゃ食べられるぜ。

 翌日じゃ漬かり方は不十分なんだが、浅漬けの方が好みなので、さっそく取り出して食卓へ。

 あれっ?なんか水っぽいじゃないか。どうしたあの大量の水あめは?漬け汁もぐっと量が増してる。お味の方は?うーん、薄味ぃぃぃ。こりゃとてもじゃないが、「コクうま」にゃ程遠いぞ。病院食か?高血圧予防レシピ?食って食えないことはないが、かなりがっかりな仕上がりだぜ。はっきり、失敗!と認めよう。

 思うに、ピンチヒッター水菜の起用がうまくなかったてことだな。セリと違って、香りはつかず、水分だけがじゃぶじゃぶにじみ出ちまったんだ。あぁ、もう、無精せず、ケチらず、セリを買いに行くんだった!とろみ不足は、水菜のせいだけじゃない。水あめだけじゃ足りないってことなんだ。片栗粉みたいなでんぷん成分を加えないと市販品のどろっとうま味!は生まれないんだ、きっと。唐辛子も自己規制が過ぎて、迫力足らず、ダメだ、ダメだ!これは早急に再挑戦を果たさにゃならんな。

 幸い、漬けたのは2株、ちゃっちゃと食べて、キムチ鍋なんかにも大量に使って、食べきっちまおう。で、この痛い失敗を生かして、次こそは究極版コクうまキムチ作ってやるぜぇぇ!

 

 

 

 

 

コメント
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