しばらく雨もよいの日々が続いて、この冬最初の寒さもやって来て、うーん、ちょっと外走るの嫌んだなぁ。そろそろジム解禁!と行くか?いやいや、菜の花座公演の終わる11月末までは、我慢だな。コロナ感染の可能性を広げるわけにゃいかない。と、なると、やっぱり外ラン、天気、晴れないもんかなぁ。
でも、お日様でれば、まず畑仕事優先だしなぁ。越冬野菜の収穫済ませちまわないと。
晴れ間覗いても、西風ビュービューの中、走りたくはない。なんて、我が怠けむ根性で我がまま言ってるぜ。ランニング始めた頃のひたむきな姿勢はどこ行ったんだ。ネックウォーマーして、手袋はめて、スノトレで、つるっつるの道を走ったあの気迫はどこ行った。
やっぱなぁ、目標がかすんじまうと、日々のトレーニングも手抜きになっちまうんだぜ。ほれ、大会の予定、まったくないだろ。来年だって、開催されるかどうか?多分、ダメだよな。良くて、秋の高畠ハーフか。って1年近くも先じゃねえか。とてもじゃないが、焦合わせて日々励む、なんて殊勝な気持ちにならんのさ。と、言いつつも、今、少しでも走りつないでおかないと、このままマラソンリタイヤ!ってことにもなり兼ねない。まずは、目標だ。自分を騙くらかす言い訳が必要だ。
うん、紅葉狩りラン、ってのはどうだ?
里山近い我が家だが、近くはマツタケ山の松林、紅葉を愛でるには、ちょい物足りない。南に走って、軽い峠越えコースなら、きっと見事な紅葉に出会えるに違いない。途中、熊との遭遇もありそうでビビるけど、そんなときは、スマホで音楽を響かせてやりゃ大丈夫だろ。
意を決して、ってそれほどのもんかよ!日差しものぞき始めたことだし、すでに前回ランから5日も経っちまってるしな、よし、ちょいと長いが峠越え南和田一周コース?だぜ。
ぶどうマツタケラインを米沢方面に向かい、山越えに入る手前で右手に折れて、山裾の道を走る。ほらほら、向かい側のなだらかな連なり、ここが美しいんだぜ、紅葉。南向きの斜面だからかな、色が実に鮮やかなんだ。よしっ、ここが絶景ポイントだ。走るのを止めて、スマホでパチリ。間に谷沿いの田んぼが広がって、これがまた味わい深い。遠くには、白く雪化粧した蔵王の山並み。
さらに1キロだらだら坂を上り切れば、一念坊の峠だ。おっと、その手前、ここはもっと素晴らしいぞ。
折から差し掛けて来た日の光を浴びて、輝く彩り。しばし、紅葉狩りを楽しんで、さっ、一気に峠を越して、熊出没注意の急坂を駆け下る。ここは、いつ走っても、往年?のスピードが出るので、一時ながら爽快な気分を味わうことができる。って、言ってもたかだか1キロ程度だがな。
あっと言う間に走り下り、県道に合流。ここからは手慣れた帰り道、車の往来も激しいが、ほとんど独り占めの立派な歩道があるので、気持ちよく走行。残り3キロ、ファミマの交差点を東に曲がって、我が家までだらだら上りだ。休まず走り切って、12キロを走破!
紅葉も堪能したし、久しぶりに10キロ超、走れたし、これで数日間は、安らぐ気持ちで過ごせるな。そう、走れば、体も心も快適になるんだぜ。わかっちゃいるんだがなぁ。それにしても、スマホカメラじゃ遠くの紅葉を再現するのは無理だな。