ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

秋、彩り二色!

2020-11-10 10:13:15 | 食べ物

 暖かいの、雨多いの、なんだかんだ言ったって季節は進む。秋は深まる。

 不思議と彩り鮮やか。消えゆく命を最大限燃やし尽くそうって言うのか。着実に次の世代に引き継ぐための自然の巧みな技なのか。作物たちも精いっぱいめかし込む。思い思いの彩色を慈しみつつ、冬への備えにありがたくいただく。栄養価ばかりか、春から秋まで生き抜いた強い意志をもらい受ける。

 昨年頑張り過ぎた柿は、今年はぐっと控えめ。

 

 これじゃ干し柿にまで回りそうもない。さわし柿を楽しんで終わりだろう。取り残した梢の一つをもいでみたら、鳥が売約済だった。

 すまん。根元に置いておくから。

 神さんが丹精した食用菊は、霜にもあわず鮮やかに咲き誇っている。

 こんなに出来て、上げるとこ探すのが容易じゃなさそう。訪ねて来る人を捕まえちゃ、袋いっぱいの菊を押し付けている。それでも、この量じゃ、ほとんどが霜枯れして土に返って行くことになるんだろうな。

 甘酢漬けで食べ始めた赤カブも畑で生育途上。あと2週間、ずしりと育ったらすべて収穫だ。

 寒さを控え、ますます深みを増す実りたち、その艶やかさにちょっぴり感傷的になった晩秋のひと時。

 

コメント
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