おっ、暖けぇぞ。水仕事もできるな。よっしゃ、白菜と山形青菜の収穫だ。
収穫に水仕事?いったん日に当てて干すんじゃないの?
フツウはな。
我が家の白菜たちの無惨な様を見れば、納得行くさ。虫食いがすさまじいんだから。とてもじゃないが、そのまま干して保存、なんて出来るわけないぜ。丁寧に1個1個水洗いして虫の有無を確認し、食い散らしの葉っぱや奴らの糞とかを洗い流さぬことにゃ、とてもじゃないが食卓にゃ上げられぬ。下手にこのまま新聞紙くるんで保存したら、虫たちとその付属物から腐り始めるさ、絶対。
結球を切り取るのだって、外葉をじゃんじゃか掻き落として、もう丸裸だ。それでも、葉先の部分は食い跡が無残。あんまりひどいものは、包丁で先端部分を一刀両断!食い残された部分だけを収穫する。
一輪車で水場に持ち込み、流水でジャバジャバ洗い流す。こうやって、1個1個、徹底洗浄を行って、やっとこさ、小屋前の軒下に並べることができた。
少ねぇぇ!たったの34個!不作の去年だって、上下2段重ねにして、いくらか見場は良かったぞ。もう、虫食いはある、数は少ない。これで一冬暮らせって言うのかい。まぁ、大きいものもあるから、それがせめてもの慰めだな。いつもなら、株元を日に向けて干すんだが、少しでも虫を攻撃したいから、刃先を日に当てることにした。って、意味あるんかい?
山形青菜も同じくちょんちょんかと思ったが、こっちはさすがに辛味野菜だ。虫食いは外葉の葉先だけでとどまってたから、土埃と木々の落ち葉を洗い落とす程度でさっさと進んだ。立派だ!幅広の茎が瑞々しい。
見るからにシャキシャキしていて、漬け上がりに期待は大だぜ。樽1つ分、10~15キロありゃいいので、少し小さめのやつは、スルー!わっ、なんて贅沢なんだい。畑に残したものだけでも、もう1樽漬けられそうだぜ。
いけねっ!青菜の干場を確保するの忘れてた。白菜の前か?雨に当たるぞ、そんな前に出したら。白菜の棚をそっと前にずらして空間をあけ、簀の子を敷いてその上に並べた。白菜見劣りするほど多いぜ。こりゃ樽に入りきらんかもしれない。なんて、こっちはほくほくのつぶやきだ。
この秋の暖かさにゃとことん翻弄された。山形青菜まで食い散らす虫って、ありかよ!11月まで蝶々舞ってるって、馬鹿にすんじゃないよ!ただ、今日に関しては、このぽかぽか陽気、勘弁してやるぜ。素手で、洗い物、仕事捗ったからな。
でも、違うよなぁ。青菜の付け込みって寒風にさらされながら、ってのがこの時期の風物詩、初冬の季語なんだぜ。