ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

菜の花座、稽古もコロナ対応!

2020-08-21 09:05:56 | 菜の花座

 台本渡してさばさば!ついでに演出もお任せすることにした。

 総括的演出は中堅に仕切ってもらうことにして、さらに、14人の役者ぷらすスタッフ1名を4つのチームに編成した。1チーム、3ないし4人の構成だ。演技の仕上げはこのチームで行う。それぞれ自分の一人芝居を持っているので、互いに演じ観られつしながら共同で3人分の芝居を仕上げる。

 せっかく全員一人芝居という斬新なコロナ対応に取り組んだのに、稽古が密になっては仕方ない。少人数に分かれ、静かにそっとやった方が、目的に適っている。それと、従来の、演出一人がすべての役者を見る仕組みだと、無駄に待つ役者が多すぎる。最終的には総合演出がチェックをするとしても、8割方までは、分かれて仕上げた方がはるかに効率的だ。

 昨夜、2回目の稽古では早速4チームに分かれて打ち合わせから始まった。

 どのグループも持ち味十分、すでに稽古に入るところもあれば、ち密に進め方を検討するチームもあり、早くも衣装の話しに移っているチームもある。どのグループもとても生き生きしている。演出が頭を押さえつけるいつものやり方だと、どうしても指示待ちになってしまうのだが、少人数ですべて責任持つとなると、余計なつかえが取れるからなんだろう。個々の演技としては、物足りないものもあるかもしれないが、その分自由な創意に富んだアイディアが飛び出して来る可能性も大きい。

 何より、意欲が違う。生き生き溌剌、やる気全開でぶつかれば、舞台だって、勢いのあるものになるだろう。ともかく一人芝居だ。誰も助けてくれはしない。たった一人、どこまで役に没入できるかが勝負。見かけの上手下手より、役者の気合いが大切だ。

 で、そんな気力充実の現場から一歩退いて、こっちの仕事は全体の調整と、演出のバックアップということになる。昨夜も、まず演出が舞台のイメージをしっかり持つことの大切さと、それを実現するために役者やスタッフに力強くかつ説得力を持って要求することが基本だって話しをした。初歩的な心構えだが、ともすれば、仲間への配慮が先に立つ演出初体験者を全員の前に強力プッシュすることも狙いだった。

 コロナのせいで、苦肉の策とも言えるが、災い転じ福!転んでもただ起きない!の精神で、新しい境地を切り開こう。

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暑さの夏はうろうろ歩き・・・

2020-08-20 15:50:38 | 米つくり

 暑い!吹き出る汗!盆明けのこの暑さ、ありがたい!

 なんてこと言うんじゃい。誰もが茹だり恨み、焼かれ萎れる、この季節外れの猛暑、狂ったんじゃねえか、歓迎するなんて!

 正気、正気!このどぎつい日差しだけが頼みの綱なんだ。低温、長雨でイモチにいいように弄ばれてきた我が家のイネとしちゃ、起死回生の最後のチャンスなんだ。葉っぱにはたくさんのイモチ病斑!こりゃ穂が出りゃ穂首イモチに移動して、見る間に枯れるに決まってる。苗作りの失敗と、選りによって堆肥多投の判断ミス!罰があたったんださ、って、自嘲、自省の気持ちは当然ある。

 が、出穂をきっかけに、なんとかなんねえもんだべか?治ってくれ、追い出してくれとは願わない。ある程度の被害は観念している。せめて、それ以上に広がらないでくれ。その決め手がこの灼けつく太陽なんだ。

 まだ1週間は続く?いいじゃないか!すべての穂が出て、実が入る9月半ばまで、このまま真夏が続いてくれ!世間にゃ悪いが、私、暑さの味方 です!

 田んぼを見渡すと、ところどころ、実が入る前にイモチに制圧された穂が、晒し者のように突っ立っている。

 情けない、やりきれない。特にヒトメボレが酷い。播き直しが後回しになって、まだ未熟なうちに田植えを強行したからだ。ポット苗と言えど、ガキのうち放り出されりゃ活力不足は当たり前だ。この先、まだまだイモチの勢力拡大は続くだろう。 

 コシヒカリの方は、例年イモチが出やすい部分はやられている。でも、そのほかは今のところ元気だ。水口もほぼ出穂が終わって、穂波が風に揺れている。そうそう、強い日差し、株間をわたる涼風、これしかない、イモチ対策は。つまり何もできないってこったぜ、百姓は。いや、いつだって、植えてしまえば、後は、草を極力生やさない努力くらいしかできない。それが有機無農薬の米つくりだ。苗作りを失敗した時点で、今年の結果は見えていたんだ。だから、半作だって文句はない。

 だから、今さら、お百度踏める身でもないんだが、お願いだぁお天道さん、この暑さ、この日差し、まだまだ続けてくれぇ!居座ってくれぇぇぇ!

 と、祈りながら、暑さの夏は田んぼの畔をうろうろ歩くわけなんだぜぇ!

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一人芝居14本立て!?菜の花座11月公演

2020-08-19 13:55:25 | 菜の花座

 書いたねぇ、一人芝居の台本。

 もちろん、コロナ対応だ。舞台上とは言っても、役者が丁々発止でやり取りすれば、唾も飛ぶ、飛沫も流れる、汗も散る?!アクリル板ででも囲わなけりゃ、客も不安だろうさ。完全防御するなら、ライブ配信だろうが、これはちょっとねぇ、テレビの出来損ないみたいで、気が進まない。

 だいたい、演劇成立の3要素って言ったら、役者と舞台と観客だからね、お客さんから切り離されたビデオ配信なんて、芝居じゃないわけよ。プロで生活掛かってれば、それでもやるだろうけど、こっちはそういう切羽詰まった窮地に追い詰められてるわけじゃない。か、と言って、完全終息を待つんじゃ、劇団員の旬をみすみす干からびさせちまう。ちょっとでも落ち着いたら、舞台を立ち上げる、そこは目標になるよな。

 舞台上でやり取りするから悪い。だったら、やり取りしなきゃいい。一人でしゃべくってりゃ、大声で叫んだり歌ったりしない限り安全だ。いや、もちろん、一人で演じるって以外にも安全、安心の手立ては怠りない。それについては、すでに書いた。

 一人芝居の公演てのは別に珍しいことじゃない。井上ひさしさんの『化粧』とか、坂本長利のロングラン『土佐源氏』とか、著名作品も数々ある。

 だがなぁ、劇団員全員が一人芝居!ってのはないんじゃないか!?ないよな、そんなバカな取り組みするわけないぜ、普通。せいぜい、代表選手?数人のオムニバスだよ。これなら、菜の花座も前に2度ほどやった。

 でも、コロナだろ、6月の公演は稽古開始と同時に流れたし、8月のコント大会など話題にも上がらなかった。みんな、飢えているんだよ、舞台に立ちたいんだよ。それを、あんたスタッフお願いね、なんて冷酷な選別なんてできない。誰でも役者!誰でも舞台!をモットーに活動してきた菜の花座だからね、コロナごときで看板架け替えなんてできるもんかい。

 だったら、潔く、全員一人芝居だろ! 

 今回、出演希望者、医療関係の2名を除き、14名。いいさ、任せろ!書こうじゃないの一人芝居14本!

 テーマは幅広く題材を拾えるようにと、「ディスタンス」にした。これなら、空間もあれば時間もあれば心理的距離もある。書き易い、と高をくくってエピソードを集めてみたが、これだと、つながり希薄で、見るほうは、なんじゃこれ?で、満足できないってことに思い至った。ここはもう少し絞って、コロナで見えたあれやこれやを繋ごうってことにした。しかも、それなりにバトンは用意して、夜の街キャバクラから自粛警察、陽性村八分、さらにはアベノマスクを利用してイタリアに飛び、塀の中を覗き、果ては死後の世界にまで踏み込んでみる、なんて突拍子もないケンケンパをすることになった。

 はっきりと筋があって、そこに寄り添うってもんじゃないが、何となく、引きずられて、気づいてみれば、ああ、芝居を観た!って感じてもらえれば成功だ。

 昨夜、久しぶりの稽古。全員マスク、距離を取って、控えめに本読みをした。団員たちの反応は、いつもながら、ぴんと伝わってこない。まっ、いいんだ。何度も読んで読ん読み込んで、本の面白さがわかってくるはずだ。一人芝居、役者本人が役をものするしかない。ほとんどが初の体験。せいぜい悩んで、苦しんで、もがいた末に楽しみ見つけてくれよな。

 でも、役者にとって厳しいよな、この仕掛け。出来、不出来がもろに本人の評価になる。あっ、もしかすると、役者が下手で表現しきれなくても、台本がつまらんから、ってことになる可能性もあるぜ。おいおい、みんな、頑張ってくれよな。

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薪材、いただきぃぃぃ!

2020-08-18 11:14:09 | 暮らし

 今年はどうだろう?河川支障木の配布。

 いつも競争激しいんだが、十分にあるだろうか?

 待ちに待った引き取りの日。指定の時間より15分早く到着するよう、手ぐすね引いて軽トラ走らせた。指定時間は10時から11時、無理なんだって、たった1時間でトラック2台分運び出すなんて。置き場まで片道20分、積み込みに20分、帰路20分。ほら、こけだけで1時間だぜ。大慌てで落として再度向かう。どうしたって、2時間はたっぷりかかる勘定なんだ。まっ、時間オーバーでも文句は言われないんだけどな。

 隣町米沢の最上川支流の河川敷。

 おおーっ!今年も大量にあるぜぇ!あれれ、薪材の山はたくさんあるのに、入り込んでるトラックは数台だぜぇ。ちと早すぎたか?まっ焦っていい木を探し回ることもないから、幸せだ。

 受付担当者のチェックを受けて、ねらい目の山にめぼしをつける。初日の第1回目の搬出なので、選り取り見取りだ。欲しいのは、直径20センチから25センチ程度で節のない素直な奴だ。できればヤナギとかクルミの木は避けたいが、所詮、ここに運ばれてあるのは、河原に生えた木々たちだ。ほとんどはヤナギとクルミ、重たい割に火持ちも悪く、火力も弱いが、贅沢は言ってられない。木をもらえるだけでありがたい。

 これまで何回かの経験から、ここに通う人たちの木の好みは、どちらかと言うと、も少し細く軽いものだってことがわかってる。つまり競合しないってことだ。だから、焦ることはない。ゆっくり落ち着いて選べはよい。中には、ヤナギ、クルミ以外を執拗に探してる人もいるが、まっ、太さがあれば、手間はかかっても総計の火力は同じ、持ち上げられるぎりぎりの太さを選んで、積んでいく。

 決まりじゃ荷台のあおりの高さの2倍を超えないことってなってるが、そこは欲望丸出し、3層に積んで、さらに中央には細めの木を積み上げる。管理人の視線をうかがいつつ、ぎりぎりいっぱい積んだ。もう、これ以上はトラックが音を上げる。途中、タイヤがパンクしたり、カーブで材木転げ落ちたりしてはたまらない。ここらで止めておこう。

 すでに2回目来ることも伝え、遅れるからとも言ってあるが、やはり、気が急く。か、と言って、スピード出せば、トラックが横ブレしておっかない。急ぎつつもそろりそろりと運転して、到着。我が家の薪置き場は、購入薪材7立米すべて刻んで積んであるので、広々だが、次の作業がスムーズに進むところに荷下ろしだ。いや、なんと重たい木を積んできたことか!火事場のなんとやら、欲しさつのって、かなりの大木も持ち上げられたってことだ。

 すでに時間は11時を回っていたが、2回目もたっぷり積んで、こりゃ助かった。こんだけあれば、この冬はもう大丈夫!周囲を見回せば、まだまだ大量に残っている。今年も、予約者がすべて終われば、余ったものは、持ち去り自由ってことだ。去年も余分にトラック3台運んだ。今年はもっともらえるかもしれない。が、体力、気力の勝負だな。余力を残して、頑張ろうぜ!

 

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しそ巻き、再挑戦!

2020-08-17 08:31:54 | 食べ物

 庭だろ、畑だろ、その辺の空き地だろ、そこら中しその葉が大きく開いて、誘って来る。

 しそ巻き、作らないのぉぉ?

 作るさ、作るとも!待ってろよ松の実買ってくるから。そうだ、白ゴマもね。

 たっぷりのゴマ油で味噌を炒めて、酒、みりん、水で伸ばし、砂糖をどっぱり投入。これじゃ塩味が強すぎるから米粉を入れて味も量も水増しする。最後に松の実、白ごまを、ざざっと入れてかき混ぜて、中身の味噌は出来上がりだぜ。

 シソの葉一枚一枚に、小さじ1杯程度の味噌を包んでぇ、クルクルと巻いたら楊枝で止めて出来上がり。おっと、ここからが大切。油で揚げるんだが、この火加減が難しい。油の温度が高すぎると、中まで火が通らぬうちにシソの葉が焦げてしまう。低ければ、シソの葉が生っぽくて香ばしさが生まれない。毎年やっちゃいるんだが、これだって!仕上がりには程遠い。でも、なんたって、味の良さで、我が家恒例の保存食になっている。

 どれどれ、試食。あれっ?なんか味違う?物足りないんじゃないか?

 あっ!クルミ入れるの忘れた!!買い置きがたくさんあるんで、かえって頭からするりと抜け落ちた。うーん、クルミ抜き、は、どうも、なぁ。不味くはないが、物足りない。競い合い奪い合うような魅力には程遠い。せっかく作った欠陥品だが、これはこれで大切に食べていくしかない。

 が、やっぱり、クルミたっぷり、松の実、白ごまドバッの本物が食べたい。1年間だしなぁ。楽しみにしてる知り合いもいることだし、よしっ、再度挑戦だ。

 忘れ物のないように、材料すべて整えてぇぇぇ、今度はさらに多めに、70個!

 わっわぁぁぁ!クルミ、松の実、多過ぎ!味噌からぽろぽろこぼれ落ちる。でも、木の実が多けりゃ味は間違いなし。包みにくいのを耐えて、70個完成!

 また、揚げ物仕事かぁぁぁ!この暑さ、ちょっとうんざりだったが、やらないことにゃしそ巻できない。ぐっと我慢ですべて揚げ終わった。

 前回の失敗品と合わせ、100個以上!これで冬場、楽しみだぜ。で、まずは、クルミなしのものから食べて行くとするかい。

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