自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

誰でも自分自身のヒーラー

2014年02月05日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

 ハワイの空(くう)の考え方      2014・2・5

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“ホ・オポノポノに基づくセルフアイデンティティー”

というタイトルで イハレアカラ・ヒューレン博士の

投稿記事を載せている本がある。*1

 

私たちは ある意味 誰でも、ヒーラーだ。

自分自身を癒すのは、癒す手段を選ぶのは

自分自身に他ならないからだ。

病院に行くのも 

どんな薬を摂取するかを決めるのも

専門家や医師の決断に従ったとしても

最終的には、自分自身のヒーラーとしての

意思が働いているといえるだろう。

 

読者の中には 実際ヒーラーとして働いている方たちも

おられるので、今日のブログは、そうした観点から

心身不調の問題に関しての心構えを見てみたい。

 

今回ご紹介する投稿記事の中で、

博士自身、ヒーラーの立場として、書き綴っている。

 

話は飛んで恐縮だが、今年の目標として

筆者が掲げた 受容と感謝。(1月1日のブログ)

これも、去年の12月に ヒューレン博士について書かれた

ある小誌(パンフレット)に、印象を深くしたことが

発端かもしれない。

博士のメソッドと体験に、興味を引き起こされて、

その後、改めて博士についての本を数冊取り寄せて

読んでみた。

  

一般的に、ヒーラーは 起きた問題の原因は、

患者の中に存在していると思っている。

一方、自分自身の体の不調に関しては、

食べ物の食べ合わせや、ストレスなどが原因とするか

ウィルスなどの物理的な原因を考える。

”果たして、そうだろうか?”

という疑問を、博士は発する。

一般論と異なる、博士独自の理論が展開される。

引用すると:

“(患者の)問題の源は

依頼人の内なる誤った思考ではなく、

セラピスト自身のそれとして

受け止めなければならない。“

というのがそれだ。

 

一般的に、

“あなたは~(原因)があるから、

現在の、xx という病や心身不調和が

起きています”

とカウンセリングで ヒーラーは相手の問題を

相手の立場にたって、分析するだろう。

 

しかし、博士の理論だと、

目の前の患者の抱える問題は、それがいかなる程度

でも どんな種類でも、100% ヒーラー自身の

内なる何かに直結している~ということになる

 

“そんな馬鹿な!”と誰もが思う。

たとえば、朝、慌てて転んだのは自分が不注意だったせい。

だけど、目の前で 知人が転んで痛みを訴えたが、

それが私のせいだなんて ばかばかしい・・・

 

ところが、この考え方は 博士には、徹底している。

 

この場合、目の前で人が転んだことも、ヒューレン博士

なら、自分の責任として受け入れるだろう。

 

今言えることは、博士のこの方法によって、

実際、大いなる成果が生まれ。救われた人達は多い

ということだろう。

 

こうして、ヒューレン博士の試みが口から口へと伝わり、

せの成果が実証されてくると、博士の提唱する

”ホ・オポノポノ”は、ハワイの伝統的セラピー方法を

現代風にアレンジしたものとして、世界中にその名を

知らしめることになる。

 

 

 

さて、不可解なこの博士の理論を理解するために

もう少し博士の言葉を引用したい。

 

最新(*2)のホオポノホノプロセスは、

セラピストが直接、誤った思考をLOVEに変えることが

できる Original Source(命の源泉~須田訳)

とともに働きかけることを可能とする。“

 

ここでいう オリジナル・ソースとは、

自然治癒セラピー協会的にいえば

アートマの本源、博士的に言えば、

“LOVE” とか “神” と呼ばれる大いなる生命の

源泉を指しているようだ。

 

1)~セラピストトとしての心構えの第一歩はまず、

自分自身がこのオリジナルソースとつながること

2)~そして、第二歩として、この源泉に自分自身の過ち

(気づいていないものも含めて)が許されるよう、

正されるように、自分の内なる源泉祈り、患者と

セラピスト自身が共通に関与している過ちが

是正されるよう乞う。

 

博士は さらに、次のように述べている:

“セラピストは最初に自分自身の、続いて患者の

問題として現実化する自分達の内なる誤った思考を

是正するよう、LOVE(自己の神格)にアピールする。

このアピールはセラピストの悔悛と癒しの

プロセスである。”

そのアピールとは、

私と私個人の問題を生じさせた

私の内なる誤った思考を後悔しています。

どうかお許しください。‘

というものだ。

 

博士はさらに続けて:

セラピストの悔悛と赦しのアピールに対して、

セラピストに内在する、LOVEは動き出す。

動き出すと次の結果を生む。

それは、問題を生じさせた誤った感情、

即ち、怨嗟(えんさ)、恐怖、怒り、

非難、混乱などのマイナス記憶を

中和させていく。

次なるステップで、

LOVEは中和されたエネルギーを

何もない、空の状態 真の自由な状態に放置する。“

 

ここで 初めて、空(くう)という概念が

出てくる。

色即是空の ‘空’ と その概念は共通している

と博士も語っている。

(後日のブログ参照)

 

その共通性は次回のテーマに譲るとして、こうして、

過去のマイナスエネルギー想念記録が除去された

新たな、魂は いかなる執着や思い込みにも束縛

されない、”自由な状態’、”大我の我に戻る。

博士の言葉でいえばマイナスの感情がすべて

中和されてしまった状態ということだろう。

 

そこから、初めて 本来の”癒し”がはじまる。

セラピストが自分自身を清めて、

アートマ(空)と一致した心境になり、マイナス想念

記憶を取捨したところに到達したとき、

自分(セラピスト)が関与していた

問題が排除さる。

ここが博士の提唱する癒しのポイントだろう。

あくまで、セラピストは自分を浄化するというところだ。

 

博士はこのあたりを次のように述べている:

思考が空っぽで自由になると、

LOVEは自らをそれに 充填(じゅうてん)する。 

その結果 セラピストはLOVEの中で

更生され、修復される。

セラピストが修復されると、依頼人の問題に絡む

総てが修復される。

依頼人のそれまであった、絶望に、

LOVEが取って変わる。

患者の魂の闇がLOVEの癒しの光と同化する。“

 

筆者もアートマセラピーの現場を通して、

博士の理論は理解できる。

一つ、新たなことを教えられたとするのなら、

目の前の 依頼人の問題が依頼人の’もの’ 

ではなく、関与しているセラピストの責任である

と断言できる強さ。

つまり、

’自分の心にあるものが 周囲に現れる’とする

’唯心所現’の徹底した受け入れと

責任をすべて負うという博士の勇気に深く

感銘を受ける。 

 

続く~

 

 

 

*1)ハワイの秘宝 

ジョー・ヴィターリ/イハㇾアカラ・ヒューレン 共著  

PHP研究所発行 2011

*2)ホ・オポノポノ の現代版は 伝統的なこの手法を、

人を介するのではなく、誰でもどこでも、一人で問題を解決できるように 

進化させた ”SITH・オポノポノ”を考案した 

Morrnah Nalamaku Simeona 女史に 始まる。 

ヒューレン博士は女史からこのメソッドを学び、世界に広め、

国際連合やユネスコ世界平和議会など世界各地で 

これに関する講演活動を行っている。

 

 

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