自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

宇宙創造:物質は無?病気も無?

2014年02月17日 | 健康のための心の波動

非実在が実在をつくる~”色即是空”再考                2014・2・17

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色[物質)が空(くう)であるということ。

それが 科学的にもこれからいろいろと

明瞭に説明できてくるのではないかと

筆者は感じている。

 

物質が もともと、空(エネルギー状態)の存在で

実存しているのなら、

ヴィールスも肉体も、物質と呼べるものは

その例に漏れないはずだ。

つまり、物質と称するものは、エネルギーの

コントロール如何にかかわってくるとも

いえそうだ。

どうやって?

それが大きな課題であることは間違いない。

 

****************

 ”非実在、何もないところから何かが生まれる。”

先日ある書店でベストセラーコーナーに並べ

られていた 宇宙科学者が書いた本をバラバラ

めくっていたら、それに似たような見出しが

ついていた。


古典的な宇宙論に大きな転機を与えた

ジョン・ベル(Jhon Bell)の定理~1964年発表

を想いだした。

ベルの不等式として知られる理論は三つの常識を

”在り”と肯定して成り立っているという。

それは、

実在概念 と 局所性、そして因果関係だ。

 

実在観念とは、たとえば、野球中継していても

していないくても野球の試合は行われて 

記録として、残されるもの。

当たり前と言えば当たり前すぎることなのだが、

現在の最新の量子学では 当たり前と受け取る

事象も、少々話が違ってくるらしい。

ケプラー博士などが述べているように、

物質とは、観察者によって、”在る”と

認められたものが実在する、 などという、

被対象物は、観察者の影響を多大に受けて

存在しているという 絶対実存に対して疑いを

持つ観方も可能になってきているようなのだ。

 

野球は、中継されていないときにも(観測者がいない場合でも)

プレイされ、スコア―は結果として記録され

事実として残されているわけだから、”有るものは在る”

ということになる。

 

局所性 というのは、何かが起こっても、起きた場所

から遠隔地には、瞬時に影響は届かないということ。

 

因果関係 は、原因が先にあって結果が起こるということ。

 

 

そして、ベルが発表したベルの定理によれば、

‘実在性と局所性を同時に満たすことはできない’

ということになる。

実在性 たとえば、”月という物体は

観測にかかわらず決まったところに存在する”という

観方が、もし、局所性とともには成立しないとしたら?

あるいは、

局所性が 成り立たないということは、

宇宙の遠くで起きた爆発が地球の研究室の研究に

影響を与えるということ~となると、

研究室での科学実験の結果が宇宙のどこかで

起きた爆発によって、変えられるということだから、

研究自体の意義を、揺るがす事態でもある。

物理学者科学者たちが 局所性を維持したいという

願う由縁でもある。 

 

さらに、1981年、Alain Aspect、アスぺの実験によって、

ベルの理論の裏付けがなされ、

非実在が動かす実在”として 世の注目を浴びた。

 

筆者の専門分野ではないこうした領域の事実を

敢えて、ここでご紹介したのは、訳がある。

 

無から宇宙にモノが発生した~という冒頭に述べた

最近のベストセラーになっている宇宙論学の本の主旨

は、こうした一連の歴史的研究の背景があって、その

結びつきがあるのだろうという 直観(だけで申し訳

ないのだが)があったからだ。

さらに、これは 真理をついていると思われる

”智慧の言葉” が 筆者の左脳と右脳を

結びつけたような気がしたからだ。

根拠のない、抽象的な話でご容赦いただきたい。

もう少し、智慧の言葉についてお話しを続け

させていただきたい。

読者の方達は以下の”智慧の言葉”を

上記の科学者たちの定理を念頭において

どう受け止められるだろうか?

  

“物質の生成原理・・・

科学は 

物質の根源となる最小の物質があるものと考え探究してきた。

最初から存在する微粒物質が集まって物質を形作ると・・・

しかし、見えない科学の世界、つまり、大師などが語る

叡智の言葉に裏付けされたもう一つの科学ではこういう。

 

”物質は、最小の物質から成り立っているのではない~

空間スピンが物質の生成原理である。”

 

最小の物質と物質との間にある、空間が、実は、

生成の原理をになっているという。

言い換えれば、感覚的には”Mu””無” の中から

モノが生まれるという。

空間のエネルギーが回転して(らせん状に)、ちょうど

竜巻が空気を巻き上げてまるで一体の生きている物質

に見えるようなものかもしれない。

物質の本質はそうした微粒子などではなく、意外にもそれは

空間それ自体であることになる。“

という。

 

以前 関西の 二宮美幸さんが主宰する、”癒しの森”で 

これに関しての講義を持たせていただいたことがある。

般若心経の空観についてお話ししたときだったかもしれない。

その時にまとめた要点の中で、”シュメール人の知恵”と

呼ばれた仮説(*1)をまとめたものがここにある。

 

現代の科学との矛盾性と認識の大逆転に関して)

①   科学は物質の根源となる最小の物質があるもの

と考え、探究してきた。

   

宇宙の創造時から存在する微粒物質が集まって物質を

形造るとどうなるか? 

   

無数の哲学者たちの宇宙観もしかり、

現在の科学の世界の素粒子に関する様々な新理論も、

基本的にはおの考えを一歩も抜け出していない。

 

②   しかし、もし、空間スピンが物質の生成原理

であるとしたら、物質の本質はそうした微粒子ではなく、

意外にもそれは、空間それ自体であることになる。

 

③   これが真実であれば、波動であり、粒子でもある

といわれる素粒子の性質も 複雑な理論に理論を

重ねた構造を捻出しなくても、空間スピンという

たった一つの原理で説明できるのではないだろうか。 

   

中国の老子は タオ(宇宙の本質)は無の領域の

実体であり、それが二元(相対性)の世界(物質世界)

を創造したと言っている。

 

④   空気のスピン運動が竜巻に喩えると、

スピンする空間と外側の空間とに分かれる境界線で

仕切られた領域空間(世界)は自律の運動を成立

させる。

 

ということで、色即是空の空の意味を

宇宙の物質生成の仕組みの一つの仮定原理の中で、

非実在の実在という

言葉で言い表すことが可能かもしれないと

感じたものだ。

 

宇宙は何もないところから 始まった~という言い方も

こういう意味からも、可能かもしれない。

さらに、それを突き詰めれば、冒頭に書いた

物質(空間のエネルギーで生まれた)

のコントロールが 何らかのエネルギーで

可能になるということかもしれない。

そのエネルギーは?

それがこの拙ブログの大きなメッセージの一つであり、

少しずついろいろな断面から掘り下げていければと

願う。

 

 

 

 

 (*1)ガイアの法則  千賀一生 徳間書店 2010

 

 

 

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