日本人の精神性が世界に影響を及ぼす時代 の 前章
********************************************2017.5.25
難解な本だった。
この本*(枠外注)の最終頁の裏側に数行こんな言葉が添えられている:
”本書はファンタジーであり、すべてフィクションです。
登場する人物、団体、地名、国名などはすべて架空の世界です。
本書の内容が現実の出来事と一致しているのは、偶然の一致と
お考え下さい。”
この著書の言葉を尊重したうえで、今日から私が主観的に
同調して数回にわたり、ご紹介する、ブログの内文は
この本の引用部分を中心にした、ファンタジーとしてお読み
いただければ幸いだ。
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何年前になるだろうか?
千賀一生氏の 古代日本で踊られたであろう、巫女の舞の体験集会に
参加したことがある。
そのきっかけは 氏の書かれた、”ガイアの法則” を読んだことだった。
青色の本のカヴァーには
“ロスチャイルド、フリーメーソン、アングロサクソン、なぜ彼らが
世界のトップなのか?”
と副題のように数行に渡って書かれている。
さらに、目次に進むページには3ページにわたってこんな言葉が連なる。
“ロスチャイルド、フリーメーソン、アングロサクソン、
なぜ彼らによる世界が今、揺らぎ始めているのか?
そのすべての秘密も、ここにあった。
抽象論を超えた本物のワンワールドが、今、明らかになる。
この世界には一般人が知る、学問体系とは別の 知の体系がある。
本書は隠された知の体系に 出会った体験記である“
この本の中に登場する、叡智の存在は語る:“文明にも寿命がある”と。
どこか、胡散臭いイメージが付きまとう、ワンワールドという
言葉は聞きなれたが・・・
”本物のワンワールド”とは?
人間の知恵を超えた、その叡智ある存在は、古代シュメール文化、
現在のイラクに栄えた
古代文化発祥の地で かつて最高神官だったと名乗り、読者を
地球の鼓動へといざなっていく。
冒頭に彼は質問する:
“近代から現代に至る世界をリードした民族や団体は、
どこを拠点にそれをスタートし、
どこを本拠地としてそれを発展させてきたのか?”
近代から現代にかけて、最も世界に影響を与えた国、といえば、イギリス、
その本拠地は、ロンドンだ。
近代文明の先端で主導力を発揮してきた、世界的組織、財閥、冒頭の
ロスチャイルドやフリーメーソンなどの本拠地は すべて、イギリスの
首都ロンドンに集中している。
たとえば、世界大戦時代、日本の面積の三分の二しかないイギリスは、
地球の先進途上国の70%程を、自国の植民地として支配していた時もあった。
近代政治の礎を築いたのもイギリスだった。
17世紀、議会政治、民主主義の生まれた国でもある。
ところで、5月5日のブログ記事にも触れたが、民主主義国家といえども、
実際はほんの一握りのピラミッド体系の頂点にたつ世界的財閥の意向によって、
国家は左右されている。
彼らは有名銀行やマスメディア、大企業を牛耳っており、巨額な資金を動かして、
世界中の株式市場を操る。
つまり、”世界は政治によって動く”以前に、”彼ら”、世界的財閥が操る主要国の
首脳たちの言動を通して、動いている。
言い換えれば、彼らのパワーと経済力を背景にして、動いてきたし、今も
動かされているといっても過言ではないかもしれない。
その巨大財閥の根拠地が、イギリスの中心地、ロンドンであるということは
どういう意味があるのだろう?
アメリカ大陸に多くのイギリス人たちがフロンティア精神とともに上陸し、
開拓を続け、アメリカ合衆国の礎を築いた。
だから、世界のポリスマンという肩書を持って、紛争や内政に関与して多大な
影響力を駆使するアメリカ国の原点もロンドンにあるといえよう。
シュメールの最高神官はこうした流れを念頭に、それに関する一つの法則をここで
教える:
“人類のすべての歴史は一つの例外なく、一つの法則に導かれてきた。
それこそ、我々が‘聖なるリズム’と呼ぶ至宝の力なのだ”
イギリスがこれほどの世界に影響を与える近代史上第一の国になった背景には
”聖なるリズム”があるからだと、神官は言う。
聖なるリズムとは何なのだろう?
シュメール人はシュメール文化において、正確に天体の運行を把握していたことが
様々な研究からわかっている。
そのシュメール文明の’宇宙周期象徴学上’の理論では、地球の聖なるリズムが存在
すると言われている。
そのサイクルは1611年。 その周期で、22.5度ずつ 世界最大の影響力を持つ
パワー軸が東西にそれぞれずれて来たという。
つまり、古代シュメールからこのサイクルで勘定していくと、
東回りのサイクルでは、1995年には、その位置は東経135.0度にあたるという。
これは日本の中心 明石を通る軸である。
明石、つまり、日本が、これから、世界に影響力を与えていく地球の中心文化、
精神・物質的のセンターになる時代に入ったというのだ。
あまりピンとくる話ではない。
もう少し詳しく観てみたい。
複雑、しかし、とてもシンプルな図式、方程式がそこにはあった。
そして、このシュメールの神官の智慧には、現代に通じるただならぬ気迫のこもる
真実 そして、宗派を超えた真理が含まれている箇所をいくつか見つけた。
次回に続く・・・
参考:
ガイアの法則 千賀一生 2010年 徳間書店