自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

イランの旅(4)ペルシャ絨毯屋

2018年01月24日 | 神秘と神の大地”インドの香り”

マーケットで久保田早紀の”異邦人”のイメージが・・・2018・1・24

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最後にイランらしい風情あるマーケットの様子を

お伝えしたいと思う。旅のだいご味はその国の人々の

日常生活に漂う情緒を感じることが一つ。

 

そのために、私は、どこの国に行っても、水のあるところ、

川や海、と、マーケット(市場)には訪れるようにしている。 

日本にいると、デパートやスーパーマーケット、

コンビニストアが、どの町に住んでいても、見つけることが

できるが、アジアの国々ではそうでもなく、あえていえば、

築地市場のような雰囲気を持つ、生活全般用品を扱う

マーケット(市場)は、街にいくつかあり、その土地らしい

趣を漂わしている。

 

イランを訪れた際、端から端まで店をのぞきながら歩くと、

1時間はかかるだろうと思われた、ペルシャ風市場を歩いていると、

久保田早紀さんの歌った、異邦人のメロディーが頭の中に流れ

始めた。

 

アラビアの国々のマーケット、たとえば、アブダビや、ドバイ、

オマーンや、シリアなどの国々のバザールを訪れたことがあるが、

ペルシャマーケットも、モスリム文化の影響か、アラビア的な

雰囲気を醸し出す。

ただ、経済制裁がまだ続いていたり、外国からの旅行者が規制

されているせいか、市場の華やかさのわりには、人出は多く

なかった。

 

 

市場のアーケードを出ると、そばにはモスクが美しく光で色取られていた。

 

マーケットでは、下のかばん屋さんで、自家製だという主人の制作

したリュックを買った。

10年間の保証つきで、何かあったら、持ってきてくれれば直しますと

いうことだったが・・簡単に行けるところではないので、苦笑した。

 

途中お腹がすいたので、いかにも、イラン式のレストランで食事した。

 

下の写真の店はイラン名物のサフランショップ。 

サフランティーやサフランを 売っていた。

店はみな、とても清潔な感じがした。

 

マーケットそばからモスクを観る。

 

 

大昔の水道施設だそうだが、こういう設備をみると、当時の

ペルシャ文化の発展ぶりを彷彿とさせる。

 

マーケットを歩く筆者の後ろ姿・・

 

魅惑的な トルコブルーの磁器を売る店

 

ハイライトは ペルシャ絨毯の店だった。 

後学のために、蘊蓄(うんちく)を専門家から聞くために寄った

のだが、だんだんとその説明を聞くうち、絨毯のすばらしさに

魅せられていった。

 

化学塗料は使っておらず、自然材料で色染めし、踏めば踏むほど

艶が出てるとのこと。

イランの人は、ペルシャ絨毯は宝石同様、いつでも買った店で、

買った金額で、現金化できるので、品質良いものを、投資品として、

コレクションをしている人が多いとか・・ 

 

汚れても、専門店では綺麗に洗って、再び、同値段で販売するそうだ。

年々、職人が減ってきているので、絨毯の価値は決して将来減るもの

ではないということだった。

 

前のブログ内容で触れたように、イランの経済は、国際的に制裁

を受けているので、自由に貿易ができないため、こうした、素晴らしい

工芸品や絨毯が、日本に簡単に入ってくることは難しいのだろう。

 

インドに住んでいるとき、時々、裕福な友人の家でたまに、絹の

ペルシャ絨毯を見たことがあるが、なかなか、実際のペルシャ絨毯

は高価で普及はしていないようだった。

 

実際、1時間ほど、30枚ほどの絨毯を広げて、次々とその絨毯に

ついての、蘊蓄(うんちくく)を店主から聞いているうち、興味が

わいてきた。

クレジットカードも使えず、現金での支払いのみと聞いていたので、

カードは所持していなかった。

 

所持金が少なかったので、幸か不幸か、3畳ほどの魅惑された絨毯

の購入はあきらめたが、しかし、旅行鞄に入るほどの小さなペルシャ

絨毯を買って帰り、両親の仏壇の前に敷いた。

 

一針一針心をこめて織り上げた風情ある色合いを日本に帰って

楽しんでいるが、飽きの来ない味わいが 心を温めてくれている。

 

コメント
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