自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

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インフルエンザワクチン(1)

2021年07月04日 | ワクチンと健康

号外版(2)インフルエンザワクチンをしたのに、二回かかったわけ 2021・7・4

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すでに、コロナワクチンの第一回の接種が終わり、第二回を受けるという方からまた、

ご質問をいただいた。

それは、以前、インフルエンザのワクチンを受けたにもかかわらず、二度かかったけど、

コロナワクチン接種語は、そんなことはないのだろうか?というものだった。

 

2回かかる?あるいは、ワクチン効果がない? 

一体、その背景には、何があるのか?

コロナワクチンと、インフルエンザワクチンとは、もちろん異なるのだが、ワクチン

という性質を考えるうえで、インフルエンザワクチンの背景を見てみたい。

 

医学的資料(BMJ 2000;321;736-7)によると、

インフルエンザウイルス感染症がピークに達している時に、インフルエンザ

症状が、本当にインフルエンザウイルスによる感染によって、起こっている

のかを確認する必要がある” 

 

にもかかわらず、実際の臨床現場では、”抗体検査が陰性であっても、症状から、

インフルエンザウイルス感染と診断してカウントしている。”と言う(*2)P110

 

その理由は、カルテの病名に、インフルエンザウイルス感染症と書かないと、

検査や治療に関する保険(国の7割負担)や診療報酬(病院収入)がおりないことが

大きな理由としてあげられている。

 

インフルエンザ感染症とよく似た、インフルエンザ様症状をもってして、

インフルエンザウイルス感染と診断されたものが、全体のほとんどだという

医学的証拠が残されている。

 

医学的資料(Corhrane Deatabase Syst Revi, July 7 ,2020)によると、

”インフルエンザ様症状を引き起こす原因のうち、インフルエンザウイルス

による感染が原因と指定されるものは、多くても10%もないと、2010年の

コクランのレポートに報告されている” 

 

ということで、それが本当なら医師から”インフルエンザです”と診断されても、

その実、なかなか、本物のインフルエンザウイルスによるのか、それ様の似た

症状の状態であるのか、区別が難しいところがあるようだ。

 

ちなみに、インフルエンザ様症状には、栄養不良、寒冷ストレス、毒性物質

によるアレルギー反応など、ほかの感染症(実際には、私たち体内の免疫抑制)

腸内のバクテリア増殖など、多数の原因があると言う。(*3-P111)

 

そこで、インフルエンザワクチンの効果の検証を考えてみると、2011年

”ランセット"誌に、以下のようなデータが見られる。

(Lancet Infect Dis.2012 Jun:12(1);36-44)

 

"8-64歳における3価インフルエンザワクチンでは、合計ワクチン接種群

1万8千797名中、インフルエンザ発症数は、221名でした。1.2%の発症率です。

 

一方、未接種群では、合計1万3095名中、357名のインフルエンザ発症でした。

2.7%の発症率です。したがって、この3価インフルエンザワクチンの効果は、

1・5%(2.7-1.2)となります。

 

さらに、半年後、7歳への不活性インフルエンザワクチン接種での、効果は、

12・7%というものでした。

 

これは、WHO推奨のワクチン効果率50%を大きく下回り、従来言われている、

インフルエンザウイルスワクチン60%という数字は、ワクチン接種拡大のため

のプロパガンダに過ぎない(*4-P112)と崎谷医師は言う。

 

その証拠に、1970年代初頭は、インフルエンザウイルスワクチン接種率は、

65歳以上の高齢者人口の17%程度だったが、1980年になり、それが65%まで

増大。 

 

しかし、インフルエンザウイルス、および、肺炎での死亡、およびすべての

原因による死亡数は増加しているのだ。

(医学的資料-Arch Intern Med;2005 Feb 14;166(3):265-72)

 

2006年および、2008年には、高齢者のワクチン接種率は、高まったにも

かかわらず、インフルエンザウイルス感染 による入院・死亡率は増加

したことが報告されている。

(医学的資料Int J  Epidemiol,2006,Apr.;352-3)

 

2017年に”なぜ、インフルエンザワクチンはよく失敗に終わるのか”

と題する、記事が”サイエンス・マガジン”に掲載された。

(医学的資料:”Why flu vaccines so often fall" Science Magazine, Sep.20, 2017 )

 

それによると、

”インフルエンザワクチンの効果は、70-80%は、単に、インフルエンザウイルス

粒子の、表面にある一部のタンパク質(hemagglutinin -HA) に対する抗体価

(血液中の抗体濃度)をワクチンの効果測定の代用としていた過ちにであること。

 

米国食品医療薬品局(FDA)は、ワクチンメーカーに感染予防の評価を、その

抗体価が高まることとして、実際の合併症や、死亡率が低下することを証明しなくて

良い、としたこと。

 

抗体価と感染症の間には、相関関係がないこと。 抗体の産生は、むしろ、抗体

依存性感染増強(ADE)という、感染をむしろ増強する、ケースも報告されている

ことから、抗体価でワクチンを代用することができない” 

などの要因を挙げているようだ。

 

皆様、ご存じだろうか?

 

2-3年前まで、ニワトリの卵ではなく、イヌの腎臓細胞を使用したインフルエンザ

ウイルスワクチン(Flucevax)がマーケットに出たことを。

 

このワクチンの注意書きには、しっかりと、”ワクチンによってできる抗体価は、

インフルエンザウイルスによる感染症状の予防とは関係がない”と明記されている。

(医学的資料-Seqirus, Inc.,Flucelvax Package Insert, April 2016,

FDA gov. accessed January 30, 2018,Guillain -Barresyndrome(GBS).https//www.fda,gov/downloads/Biologics Blood Vaccines

/Vaccube/Approved Products/UCM329134.pdf)

 

普通は、インフルエンザワクチン生成過程には鶏の卵が使用されている。

この生産過程でインフルエンザウイルスの表袁タンパク質に、差異が起こると

いうことが指摘されてきた。

 

この差異のばらつきが、インフルエンザウイルスワクチンの有効性を低くすると、

推測されている。(医学的資料:N.Engl.J.Med. 2018Jan.4 ;378(1);7-9)

 

したがって、健康人へのインフルエンザウイルスワクチン接種有効性について、

2010年のコクランのレビューでは、インフルエンザウイルスによる入院率や、

合併症を低下させることもなければ、ウイルス感染の伝播を防ぐ効果がない、

ということが明らかにされている。

(医学的資料:Cochrane Detabase Sys Rev.July 7,2010)

 

引き続き、このレビュ-では、2012年に3歳以下の子供には、ワクチン効果はないこと、

健康成人に対して、ワクチン接種する有益性は認められない事、さらに、

2018年の同レビューでは、65歳以上の高齢者におけるワクチン接種の有効性と

安全性は、まだ明確なエビデンスが認められていないと報告している。(*5-P117)

 

こうした事実を吟味することは、いろいろなワクチン接種の有効性を考え、

ワクチン接種に関してする、今後の、自主的決断材料として、大切だと思うので、

インフルエンザワクチンの効用性に関しての一部の意見を、ご紹介させていただいた。

 

以上

 

注)*1~*5

”今だから知るべき!ワクチンの真実” 崎谷博征(さきたにひろゆき)著、

2021年4月、秀和システム発行

なお、医学的資料もすべて上記本に記載された文献より、引用しています。

 

 

 

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