自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

心と風邪:潜在意識が働く、唯心論から見る風邪

2015年11月11日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

 

風邪をひかない人、引かない奥義    2015・11・11

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風邪の上手な経過の方法について、入浴法なども加えてご紹介してきたが、

実はもっと、奥義があった。

私どもの自然治癒力セラピー協会では 病の予防も、その癒される過程も、

“心の働き”を第一義に考えている。

どんな病気も心の持ち方次第と言っても過言ではない。

その病気が心の持ち方で治るかどうかと問われれば、その人自身の自信と生命力への

完全なる信頼度に依ると究極的に答えるだろう。

だけど、病気や不調で苦しんでいる人に、そういっては角が立つことがある。

病気の原因はこうだと医師に言われたことを信じている場合、例えば、

”~菌”が見つかったと検査で明らかになれば、その人は、それが原因だと納得しているだろう。

その菌でさえ、心の持ち方次第でコントロールできるなんて信じられないだろう。

悪玉菌、善玉菌という分類があるが、菌も使い方次第で体に有意義になるものだ。

 

次に、”体は物質でできている”と信じている人。

当たり前のことだが、細胞、原子、電子という物理的名前が付いている、私たちの

体のミクロな部分は確かに、物質的だ。

しかし、今の最新の量子物理学では、私たちの体を形作っている最小の最大級のミクロの

世界では、量子物質は、固体ではなく、最新顕微鏡などの計器に現れたとおもえば

消えてしまう、摩訶不思議な、代物なのだ。

だから、エーテル体とか波動体とか呼ぶ人もいるが、実際、こうしたエネルギー体は

私たちの本質の心と深くかかわりあっているので、いかようにもコントロールできるところ

なのだ。

物質というのは、固体として目の前に存在しているのだから、その不調を治すには、

物質の形状を物質(薬など)によって、変える必要があると信じている人は、お医者様も

含めて、こうした最新物理と医学の交叉点がみえていないようだ。

 

さらに、自分を甘やかしたい人。 他者の同情が嬉しい人。

すぐに治っては、大事にしてもらえる時間、休める時間が減る。

だとしたら、少し、風邪気味を引き延ばそうと 潜在意識で決めた人。

潜在意識というのが曲者だ。

私たちの現在意識では15ピットの情報量しか認知できないが、潜在意識では

その何万倍もの情報量を秘めている。

誰でも、自分で人生のかじ取りをしていると信じているが、今の意識ではなく、

生まれたときから、あるいは、宇宙に飛び出した生命体のときからの意識を地層の

ように、堆積させて、その中の情報からコンピューターより緻密にソフトを組み立てて

今を対処している場合が多いのだ。

例えば、季節の変わり目には風邪を引く~と潜在意識が思い込んでいると、

秋風に変わる頃、くしゃみなどして“あ、風邪だ”とその古い巻き戻しのヴィデオドラマの

シナリオどおりに、風邪を引いたりする。

潜在意識は自覚できないものだけに、母親からしょっちゅう、“厚着しないと風邪ひくわよ”

と注意されていた子供が大人になると、春風が吹く頃、やはり一枚カーディガンを

脱いだだけで風邪をひく。

反対に、薄着だからこそ、風邪をひかないと親に育てられれば、厚着して風邪をひくこともあるだろう。

そうした過去の記憶をとっていくためにも、顕在意識で本当の自分の生命力や、

身体と心の関係を知りながら、舵とりをしていくことが大切だろう。

風邪ひとつとっても、こういうことなのだから、もっと、重篤といわれる病に関しては、何をか言わん・・・

“ガンと闘うな”と提唱した医学博士の意見をご紹介したことがある。

心理的に言えば、癌だと宣言された途端、”断固戦う” と 癌に対し、意思表示した患者ほ

ど、長患いしたり、急激に癌が進行したりするのも、“ガン”を “敵として認める”から、

その時から、癌は、本当に敵になる。

さらに、“闘う”という反抗心が心の調和を乱して不安定になるから、体に悪い。

 

そういうわけで、風邪を引いたという人に、“お大事に”と無難にかわすことも必要だし、

今までブログでご紹介したように、“風邪は経過させて、もっと、健康体をつくるための自

然調整”と答えることも可能だ。

本当のことを言って“角が立つ” こういう人たちに、風邪と心と体と生命の神秘を話して

も、聞く耳を持たない場合が多いだろう。

 

風邪時に風呂に入るかどうか?の質問に関して 野口氏はこう述べている。

“‘風呂に入って大丈夫’と答えるときにも、この人は私のいうことを本当に理解して

聞いているのだろうかということを、まず、よく考えてからでないと、‘入っても大丈夫’

とうけあえない。 その代り、‘用心した方が良い’と言う場合は、私が相手を、

理解がないとか、いくら話しても分らない人というときです。”

相手が理解しているかどうか? 

それは相手の心の内を読みながら、応えを用意することが必要ということだ。

お釈迦様も多くの教典を残し、いろいろな段階段階の教えを 違う表現方法で説いた。

同様、セラピストも 病の原因や癒されかたというのは、その人にあった方法があるのな

ら、一緒に考え、相手の理解度にあった、療法の説明をするなどの、細やかな心配りが大切

だろう。

 

野口氏は “受け身な心と風邪”という小タイトルで次のように書いている。

“一旦、(心が)方向づけられたら、意思でどんなに努力しても、その空想には勝てない。

結局空想が方向づけられた方向に体の動きは行ってしまうのです。

寝相が悪いと風邪を引く、こたつに入っていると、風邪を引く、ぬるい湯に入ると風邪をひくといって、

それを警戒している人ほど、そういうことで風邪を引く。

それでいて、私どものように、風邪をひいたら、それを機会に体を治そう、癌になるような

鈍い体にならないように上手に経過させようとしていると、今度は風邪のようが

意地悪をしてついてこない。 

だから、風邪を引こうなどと、決心したら最後、風邪はなかなかひかないのです。

意思の努力では風邪はひけませんね。

どこかで、俺はなかなか風邪をひかないのだとおもい、自分でそういう方向づけをしている

から、なおさら、風邪をひかなくなる。 

風邪の活用などということを考え出したら最後、風邪をひかないのです。 

 

下線をひいた部分は、潜在意識の範囲をさしている。

知らない間に、人はすべての事の対処に対して、自分で方向づけしているにもかかわらず、

気が付いていないことが多い。 その結果、

“‘風邪を放っておいてもよい’とか、‘風呂に入ってもよい’とか、‘何を慕ってよい’とか言うこ

とはよほど相手の理解度を読んだ後でないと、言えない。

うっかり言うと、さらに、その風邪が重くなるような様相を呈する。

相手の感受性によっては、すらすらゆかず、自分で風邪を作っていくということを知ってお

いてほしい。 

元来、風邪は自分の心理作用で造る部分が非常に多いのであるということをよく理解して、

その上で特殊な処置方法を考えたらよいと思います。“

ここで、”受け身の心”については・・・

“風邪の性質そのものが細菌によるものではないということ、予防注射をして、風邪を

防ごうというような受け身な心が風邪を誘発しているのかもしれないということを

わかっていただきたい。・・・・”

と野口氏はコメントしている。 

予防接種するかたは多いと思うが、しなかったから、かかりやすいだろうと

もし心配しているかたがいるとすれば、むしろ、”しなくても大丈夫”と判断した

ご自身の生命力に信頼を置いていただきたいと思う。

 

 

 

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