自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

ホツマツタヱ4綾

2021年11月01日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)

御機の紋みはたのあや)-天照大神と豊受神   2021 10/28

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前書き)

ブログカテゴリー”ホツマツタヱ”内

にある最新記事は、第三紋で終わっている。

今日は、第四”綾に進ませていただきたい。

 

この紋の主人公は、天照大神で、そのご誕生前後から

物語が始まる。

まず、天照大神のお生まれになった宮は、富士山の

ふもとにあった。 

この富士山は、いくつかの呼び名がホツマツタヱに

見られる。

 

4紋の出だしには、原見山(はらみやま)・香久山(かぐやま

という名称が出てくる。


その根源は、その昔、天照大神がお生まれるになるはるか前、

国常立尊(くにとこたちのみこと)の八下り(やくだり)で

この世に誕生した、


ト・ホ・カ・ミ・エ・ヒ・タ・メの八神の時代にさかのぼる。

 

トの神は、原見山で政務をとられた。そのとき、今の東北地方

にある、日高見の国を、高見産霊尊(たかみむすびのかみ)と

ともに、治められた。


その折、香り高い、香久橘(かぐたちばな)の苗を、原見山に

植樹されたのが、富士山を香久山と、呼ばれるようになった

由来であると、4紋に書かれている。

 

5代目の高見産霊尊(たかみむすびのみこと)は、

お名前を、玉杵尊(たまきねのみこと)といい、天照大神の

祖父である。


天成神道(あまなるかみのみち)と呼ばれる、天皇として民を

収めるための心得をはじめとして、大和の国の骨格をなる

精神を、天照大神に教えられた師でもあった。

 

それでは、ここからは原文に忠実に、現代訳で、要点を

まとめ、物語を始めさせていただく。

 

口語訳)

神々は、日高見の宮中で、政事を議論なさっていたとき、

大物主(おおものぬし)(-*1)(-*2) が天照大神の

お名前の由来を、お尋ねになりました。


大山ヅミの命が次のように、お答えになります。

 

”昔、トの神が秀真国(ほつまのくに)の原見山と、

日高見の国を治めておられたとき、平和の象徴である、

香久橘(たちばな)を、原見山に植えられました。


そして、この山を香久山と称されたのでした。

それから時代を経て、第五代の高皇産霊(たかみむすび)、

玉杵尊(たまきねのみこと)は、49神(よそごのかみ)、

トホカミエヒタメの8神、アイフヘモヲスシの8神、32神

(みそふのかみ)の神々を、初めて地上の高天原(*3)に

お祀りになりました。


こうして、国は栄え、豊かになり、人民は、玉杵尊を

豊受神(とようけのかみ)と称えました。

 

時は、120万7520年になりました。

豊受神は、このまま、天の道の後継者にふさわしい神が

おらず、だれが跡取りになるものだろう、と憂慮されて、

原見山(富士山)に上られました。


そこで下界をご覧になると、指針を失いつつある民が

右往左往してうごめいている様をご覧になり、日高見の

宮にお帰りになりました。

 

時を同じくして、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)も、父の

豊受神と同様、後継ぎの誕生を強く希望して、豊受神に

その意思をお伝えになると、豊受神は、月葛城(つきかつらぎ)

のイトリ山に、世嗣社(よつぎのやしろ)を建立されて、

天御祖神(あめのみおや)に、御自ら、禊(みそぎ)をされ、

ふさわしいお世継ぎの御子が生まれるように、1000回の

祈願の祈りをそこでささげたのでした。

 

一方、伊弉諾・伊弉冉(いざなぎ・いざなみ)尊のご夫婦は、

原見山に上られて、豊受神と同様、日の神と月の神に、

後継ぎになる男児が授かるよう、深いお祈りを捧げました。

 

そして、豊受神の祈りは天に通じて、ある日、伊弉諾・

伊弉冉の両神が千回の祈りを終えようとした頃、

お子が授かる前兆のお印がありました。


それは両神の前に、拝んでいた朝日から、その内霊が

お二人の面前に落ちてきたのです。”

 

さらに、原文では次のように描写

されています。

”月の汚血(おけ)流れとどまり、三日(みか)の

のち、身も清ければ日 待ちす”


この言葉は、伊弉冉(いざなみ)尊から、夫の伊弉諾

(いざなぎ)尊に

”(今月の)月経がとまり、三日たち、

身も清まったので、日(世継ぎ子)をまっております”-

と伝えた言葉です。

 

このことを察した、大山ヅミの命(みこと)は、

お二人に、床神酒(とこみき)の儀式にのっとって、

夫婦の証をされて、伊弉冉尊にはお子が宿ったので

ありました。

 

しかし、10か月を経ても、まだ産気づきません。

一年たっても、まだ徴候がありません。

96か月目たち、やっとお生まれになったのが、天照大神

でありました。

 

さらに驚いたことには、その御子は、丸い卵のように、

殻に包まれるように誕生しました。

大山ヅミ命は、それを見て、次のような歌を贈りました。

 

”むべなるや ゆきのよろしも

御世継(みよつぎ)も、 世々の幸い

開けり”

 

意味は ”子宮の胞衣をまとったまま、お生まれになった

ということは、神の御子として意味があることよ。

 

胞衣のままということは、幸先(さいさき)がよろしい

ことであるよ。

この御子こそ、世の民の幸福を、開く(胞衣を開く

ということで)神であるということだ”の意味が歌に

こめられています。

 

一方、そのご誕生を、一番待たれていた、豊受神は次の

ように仰せになりました。

 

”災いをもたらす、朝敵の憎しみの波動や穢れを守るための、

禊(みそぎ)を私は、1000回行い、この御子が生まれてきた。


それらの穢れから、この胞衣により守り、天地が開ける

象徴として卵の形をもって生まれてきたのには意味がある。

 

卵で覆われたその岩戸を開けて、光あふれる世の中へと、

この御子が幸いをもたらすことだろう”と。

 

この卵の胞衣を、櫟(いちい)の木の枝でこしらえた

笏(さく)(*4)でお開きになり、御子は96か月振り

にその光輝くお姿を現しののでした。

 

そのとき、周りを囲んで、お誕生を祝福されたご親族

のおひとりに、御子の叔母君にあたる白山姫

(しらやまひめ)がおられました。


生まれたばかりの輝く御子に産湯をつかわせると、

その年の9月15日に、御子はやっと、目を開けられ

ました。

 

この胞衣を割くために使われた、笏は、現代にも受け

継がれ、神に仕える神職はこれを持つ習わしが、

天照大神のご誕生に際して作られたのであります。

 

産湯をつかわせて差し上げた白山姫は、別名、菊桐姫

(きくきりひめ)とも呼ばれてます。

その所以は、泣かれるている最中に、その泣き声の

中に、はっきりと,その行間に発せられる天照大神

(赤子時代の)言葉を聞き取ったということから

来ています。

 

御子は”あなうれし”と、言葉を発せられました。

”ああ、嬉しいなあ”という意味です。 


そして、ほかの神様が御子のお名前は?と聞かれると、

”ウヒルキ”と御子がお答えになりました。

しかし、そのお答えをはっきりと聞き取られたのは

この白山姫おひとりでした。

 

言霊でいえば、

ウとは大いなること、

ヒは、日輪つまり、太陽、

ルは、その太陽の内霊、

キは男性の名前につける

杵(きね)の意味です。


この時から、御子みずからお答えになった、ご自身の

お名前どおり、うひるぎの尊=大日霊杵尊と呼ばれる

ようになりました。

 

そしてそのお名前を聞き取られた、白山姫を、よくきき

とったという意味をこめて、菊桐(きくきり)姫

とも称されるようになったのです。

 

さて、大日霊杵尊は16歳となりました。

天成神道(あまなるかみのみち)を、東北の日高見の宮

におられる豊受神から学ぶために、富士山のお生まれに

なった宮から、ご両親である伊弉諾・伊弉冉尊のもとを

離れて、旅たちをされました。

 

そして、この4綾には、天照大神が豊受神にこんな

ご質門をされたことが、記されています。

 

”姉上の昼子は、ひ・る・こと三声で、男子の名前は、

う・ひ・る・ぎと4声であるのは、なぜでしょう?”

豊受神は次のように、お答えになっています。

 

”男子の名前には、親からとった2声と、世嗣ぎとしての

2声をつけるから4声となるのだよ。


天つ君(天皇)は、天の道の初めから終わりまで、つまり、

1(ひい)から10(と)まで、よく習い学習することから、

ヒト(仁)を名前の最後につけるのだ。


杵や、彦、大人(うし)という呼び方を一般の男子の

名前には最後に、つけるのものだ。

 

だから 男子の名前は、4声になる。

女子の場合は、親の2声と、嫁いで子供をもうける

ゆえに、子を最後につけるのだよ。~子姫と呼ばれる。 


このように女子は名前は3声、男子は4声の名前がつく。”

 

現代では、子供の名前はとてもバラエティーに富んで

いますが、それでも基本的に、女子が三文字、

男子は4文字が多いことや、女子には”~子”とつけられる

のは、日本超古代の昔からの伝統と豊受神のご説明に、

のっとっているといえるのかもしれません。

 

 

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