自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

古墳と三次元世界の五元素・・

2023年09月05日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)


古代日本人の、宇宙観の象徴として・・・ 2023年8月24日

。。。。。。。。。。。。。。。

前回からの続きです・・・

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”秀真伝”14綾(あや)には、人間が、五元素でつくられ
その背景が次のように、書かれている;

天地や人が分かれていないとき、
天御神(あめのみおやかみ)の一息によって、
すべてが動き始めた。

すなわち、その息は、東に昇り、西では
下るように、ぐるぐる回り、空点に深く巡り、
さらに、アワ(陽)とウビ(陰)が、一緒ごたに
かき回されるがごとく、動転した。

ついに、そのエネルギーは万物を産みだす、
御柱(みはしら)のごとく、一つにまとまり、
そこから、陰陽が分かれて生まれた。

は、清らかな軽やかな要素で、天に上り、
は、重く、中に、凝り固まる質をもつゆえ、
に降りた。

そして、陰は、’土泥’と、’水’のふたつに、形状を分けた。

一方、天に上った陽の気は、空(うつほ)を産み、
それがとなり、を産み、三種類の形状が
生まれた。

は三種の形状、は、二種の形状に、この世を
構成する要素として、ここに生まれた。

陽の源は、太陽、陰の源は、月となった。

空、風、火、地(埴)水の5つの要素がこうして
生まれ、誕生する基盤がつくられた。”

さて、前回からのお話、前方後円墳の形をもう一度、

見てみたい。

丸と四角の形が目をひく。


の形、これは 秀真文字でいえば、空(うつぼ)を、

は、地を意味している。 


どういうことかといえば、秀真文字は、など

の象形に、天地からのエネルギーを表す線をいれて、

表す。


四角の象形を意味するものは、’’囲まれている’つまり、

限界の存在する、土地に関連する言葉に使われ、丸は、

天に関連する言葉に使われる。


例えば、〇に中心点を入れると、”あ” のオンになり、

天地(あわ)の、天 を意味する。

私は、この秀真文字の象形は、漢字にも、生かされて
いるように思える。


たとえば、国という漢字をみると、外枠が四角に

取り囲まれ、その中に 王 が取り仕切っている。

つまり国とは、王が取り仕切る境界線のある土地を

意味する。


他にも、固定の  も四角に覆われている。

宇宙の元素が集まると、塊となり、固くなるという

意味だろう。 


さて、話を元に戻して、古墳に、それ以外の、五元素は

どこに表現されているのか


水・・・その周りに堀がほられ、”水”の存在がある。

火・・・”火”は、その古墳のもともとの色、”赤土” に


象徴され、一緒に埋められた”埴輪”にも、焼き物として、

火の要素みることができる。


こうしてみると、古墳は、空(丸)と地(四角の形)、

土(赤土)や、水(堀)などで、宇宙構成の五元素

象徴であることがわかる。


そこに、故人が葬られたということは、古代日本人

宇宙観を表している古墳で、故人の肉体と魂は、

五つの大きな宇宙構成する元素に戻るということを

示唆しているのでは? と私は考えた。


6~7世紀、蘇我入鹿が力を持つようになり、朝鮮から

仏教文化を導入してから、この本来の日本人の墓観念は 

変化して、7世紀以降は古墳が造られることはなかった。 


それはちょうど、日本古来の超古代史 ホツマツタエが

世の中から、隠蔽され、古事記が編纂されていった時代

に即応する。

前方後円墳 に対する画像結果




 

後記)

現在でも、5千基ほどの、3世紀から6世紀にかけて造られた

とされる古墳が日本全国 北は青森、岩手、南は鹿児島

まで残っている。

 

高崎市にある、保渡田(ほどた)八幡塚古墳は 5世紀に

造られ、火山噴火で埋まっていたおかげで、ほとんど当時

のままで残されている。 

埴輪などの付属品も当時の色合いや原型をとどめ、多く

出土された。

琴を弾く王や、力士なども認識できて面白い。 

 

福岡県の王塚古墳は 6世紀のもので、レプリカが用意され

古墳内部も見ることができる。

赤黒緑の三角形の模様が多く壁に描かれ、遺体が横たわった

であろう石段の上には一杯の星が描かれている。 

 

興味深いのは、奈良県の巣山古墳では2006年に古墳の脇土下

から 長さ8mの木造の船が出土されたことだ。 

以前、エジプトピラミッドで見た、パピルスに絵に描かれて

いた、船とよく似た船であった。

エジプト古代王と船、日本の古代史の君と船、これも、古代人

の死に対する発想に共通点があったのだろうか。 

 


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