心の持ち方・口角が上がっていますか？（１）

昨今テレビ番組に登場するタレントさんはほとんどが

お笑い界出身のようだ。

何故、こんなに、現代人は笑いに飢えているのだろう？

閉塞感が笑うことでどこかふっきれるからだ。

笑いは確かに心の薬だ。

無理してでも口角を少しひきあげるように口元の筋肉に

緊張感をあたえていると、知らず知らず心もなごむ。

イライラしているときや悲しいときほど、笑うことが大事だ。

高笑いするより、モナリザのように、うっすらと微笑を口元に

たたえてみる。

お茶でもお花でも日本の道（どう）とつく文化は、心を鍛える

とともに形から入っていった。

形からはいることで、心を整えていった。

同様に、口元を意識することが心の慢性化を防ぐ。

美人と愛嬌、同時に持つことは難しい。

プライドがある人には愛嬌はなかなか生まれない。

愛嬌というのは、口角がやや上になり、目は笑っている表情だ。

誇りとプライドは違うらしい。

誇りを持って自分の腰を低くすること

愛嬌で相手をなごませることは可能でも、プライドをもって

いては頭を下げることも容易ではない。

こうしたちょっとした心もちが病気にも影響をあたえるらしい。

内田医師はその著の中で、心臓発作や胃液の分泌にまで言及

している。

以下引用する。 

P.40 精神分析によると、心臓は愛情の表現場所であるといわれ、

愛する家族、肉親のことで心を痛めるといったストレスが

引き金となって心臓発作を起こしている場合が多い。

P.47　人間は特に精神的影響に左右され恐怖や憤怒、悲しみ

などの感情によって胃液は急激に停止するといわれ、乳牛でも

激しい音を鳴らすと牛乳分泌が止まるので、穏やかな音楽を

聞かせて、酪農成績をあげているという報告は周知のとおり。

P.49 　神経質な人や営業関係の仕事などで平素から　精神的

ストレスが強い人は、幽門の緊張が強く、いつまでもバリウムが

胃に停滞していて、胃もたれの原因になります。

また逆にイライラと焦り気味の人は胃腸の顫動運動が

激しくてバリウムの通過が早すぎるので胃で消化する余裕もなく

消化不良のもとになります。

以下続く（２）へ・・・・