自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

体の不思議 ~自然治癒力への信頼とは?(4) 自律神経は”文字通り神のみち(経)”

2012年08月24日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

 

 
先に引用した吉田氏も、3年の闘病生活の中で、同様の事を

実感されて記している。

(*1=P.54)軽い痛みは自然治癒力

 

”軽い痛みであれば、人間本来の生きようとする力だと考えて

ください。

つまり、自然治癒力です。

痛みというのは、身体の悪い所を“治そう、治そう”と体内の

白血球が、働きかけてくれるために起こります

私の場合も、日常生活の中で“ちくちく”というような軽い痛みを、

癌患部に感じることがありました。

その小さな痛みが4,5日続き、一週間後くらいにエコーを

撮って見ると、ガンが小さくなっていることがよくあった

ものです。

逆に痛みが起こった後、がんが大きくなっている時もありました。

(P.55)

その時私は思いました。

“もし、チクチクの痛みがなかったら、もっと進行していた

かもしれない”と。 

チクチクという軽い痛みがあったおかげで、がんのスピードを

遅らせることができたのです。

 

どちらにしても“痛みはありがたいこと”で、闘うべきもの

ではないのです。

発熱も自然治癒力から起こる症状です。

体内の白血球が、体の悪い所へ働きかけてくれるから起こる

ので、“早く治りたいから熱を出しています”という信号です。

 

このように、せっかく悪い部分を消そうと、働いている力を

止めてしまっては、逆に治りが遅くなってしまいます

(引用以上)(P.56)治療中の発熱(引用い



自律神経と想念

正常の人間には常に解毒。殺菌、免疫作用という自浄作用

備わっていることは、先に述べたそれ以外にも 自然調整作用、

“ホメオスターシス”といわれる、機能を持っていると言われて

いる。

この機能は新陳代謝が正常におこなわれるように、また、外界

の気温の変化や刺激に対応して、バランスが崩れないように

制御する働きである。


これらの機能は自律神経の働きである

自分の心の意識反応や意思でこれらのコントロールが行う

ことはない。

むしろ、無意識の中に身体という精密機器の自動制御装置が

働いて、自らその機能を駆使して身体を正常に保っていると

言っていいだろう。

内田医師はわれわれの自律神経は、感情の影響を100%

受けているという。

少し、長くなるが、自律神経を理解するために内田医師の

言葉を引用する:

(P.29) 脊椎神経の調節、呼吸、循環、消化作用、分泌排泄、

生殖といったこれの作用は、われわれが命令をくださなくても、

無意識の内に反射的に働いて、つねに正しく調節されて

健全な姿に保っているのが本来の姿なのです。 

この無意識に働く神経を“自律神経”といいます。

自律神経は交感神経、副交感神経の2本のまったく相反する

作用が釣り合って、内臓各器官に分布され、それぞれの臓器

の機能が過不足なく営まれています。

たとえば心臓に対しては交感神経は促進的に働き、副交感

神経は抑制的に働きます。

血管に対しては前者は血管を収縮させ後者は拡張させます。

瞳孔には前者は拡大させ、後者は縮小させます。

また消化運動を高めたり抑えたりします。

気管の筋肉に対してはこれをゆるめたり、収縮させたりして

いるのです。

このような生体の不可思議な働きは私たちの意志とは全く

無関係に自律神経のアートメーション的作用によって実に

巧妙に調節されているのです…

このような巧妙なる生体の生理現象は“おのずから律して

いただいている神の経(みち)”としかいいようのない

素晴らしい神業であることに気付かせていただいたのでした。

(引用以上)

 




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