自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

護符(おまもり)の役目

2014年12月25日 | 健康のための心の波動

護符(お守り)の効果は?  2014.12.25

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あと一週間もしないうちに

多くの皆様は初もうでに行かれるだろう。

そして その神社でのお守りなどを購入され

新年の無事を願うことだろう。

 

そうしたお守り、実際、身に着けているだろうか?

神社仏閣で購入したものだけでなく いろいろな種類の

護符代わりの品があるかもしれない。

たとえば、

護符の代わりに肉親の形見の指輪をつけて

あの世から見守っていてくれる亡き人の守護を感じたり、

愛情を想いだして力づけられることもある。

 

さて、今日のお話しは 'あるヨギの自叙伝'に載っている

ヨガナンダ師の母親が預かっていた”護符”の不思議な話だ。

本文から抜粋すると、

“母の死後14か月たってから、私は母が私に重要な遺言を残して

いったことを知らされた。

それは、アナンタ(須田注:ヨガナンダの兄)

が母の臨終の枕元で書き取ったもので、母は、それを一年

たったのちに私に打ち明けるよう頼んだのだがあにが、それを

のびのびにしていたのである。


アナンタは母の選んだ娘と結婚するために、間もなく

バレイリーからカルカッタへたつことになっていたが、その

少し前の或る晩、私をそばに呼んだ。“

 

こうして兄は弟に、母親からの遺書を弟ヨガナンダ師に渡すのである。

それにはこう書かれてあった。


愛する我が子、ムクンダ(須田注:ヨガナンダ師の幼名)これから

私のいうことを最後の祝福と思って効いてください。“


“お前の誕生に引き続いて起こった数かずの不思議な出来事を

打ち明けるときがきました。

私はお前がまだ、私の腕に抱かれていた赤ん坊のころから、

お前の宿命的な道を知っていました。


そのころ私は、お前をベナレスのラヒリ・マハサヤ

(須田注:ヨガナンダ師の先生ユクテスワ師のグルで年齢不詳の

ヨギ・ヒマラヤのババジの愛弟子のところへ連れて行きました。

 

大師は座って瞑想にふけっておられましたが、私はそのとき、

大勢の弟子たちの陰になって、ほとんどその御姿をみることも

できませんでした。


私はお前の頭をなでながら、大師がお前にお気づきになって祝福を

与えてくださるようにと一所懸命に祈っていました。

 

私の祈りが頂点に達した頃、大師は眼をあけられて私を

手招きされました。

私は大師の足元に深くお辞儀をしました。

すると大師は、ひざの上にお前を抱きとって、額(ひたい)に

手をあてて、霊の洗礼を授けてくださいました。“

 

このとき、マハサヤ師は母にこう告げる。

若い、お母さん、あなたの息子さんはヨギになりますよ。

神と人との懸け橋になって、多くの魂を神の国に導いて行く

ことでしょう。”

 

母親の遺書にこう続きが記されていた:

“その後、私の生涯で、最も不思議な出来事がこの確信を、さらに

強めてくれたのです。


今、死の床にあって、この遺書を残すわけも、ほかならぬ

其のことのためです。

それは、私たちがパンジャブ州のラホールに居たときのことです。

私は一人の聖者の来訪を受けました“

 

その聖者はヨガナンダの母にこう告げる。


“お母さん、偉大な師たちは、あなたの地上における生涯が

もう残り少なくなり、この次の病気があなたの最後になる

ことを予言しておられます。


あなたにはある銀の護符を保管してもらうことになります。

私は、私の言うことが真実であることを証明するために、

その護符を今日お渡ししないで、明日、あなたが瞑想している

ときに、それをあなたの手の中に物質化してあげましょう。

 

あなたは死ぬとき、それを長男のアナンタに渡して、一年間、

彼に保管してもらってから次男(須田注:ヨガナンダ師のこと)に

手渡すように言いつけなさい。


ムクンダは、偉い師たちからその護符の意味を教えられ、

理解するようになるでしょう。

その護符は彼があらゆる世俗的欲望を棄てて、ひたすら神の探究に

専念する用意ができたとき手渡さなければなりません。


護符は数年間、彼の手元にあってその目的を果たすと

消えてしまいます。

どんな場所に隠しておいても、それは元あったところに戻って

しまいます。“

 

翌日の晩、母が手を組んで瞑想していると、その言葉通りに

銀の護符が手の中に物質化された。

眼を閉じて瞑想していた最中、手のひらに冷たい滑らかな

感触があった。

 

“私はその護符を今日まで、2年以上の間、大切に守り

続けていました。

けれども、今それをアナンタの保管にゆだねます。

どうか私のために、悲しまないでください。“


兄の手にゆだねられた護符はついに、母親の遺書とともに、

兄の手から、ヨガナンダ師に渡された。

その時の様子をこう回想している。


護符を受け取ったとき、私は強い光の炎に包まれた。

すると眠っていた様々な記憶が一時に蘇ってきた。


丸い形をした古風で風変わりな護符の表面には、

サンスクリットの文字が一面に刻んであった。

私はそれが私を目に見えないところから導いてくれる、

私の過去世の師たちから送られたものであることを理解した。


護符の文字には、さらに深い意味があったが、その内容を

他人にもらすことは差し控えなければならない。“

 

護符にもお役目の期間や目的があるらしい。

その護符の役目が終わるときがきた。

其の後 その護符を大事に身に着けていたヨガナンダ師だが

あるとき忽然とその護符が消えているのに気が付く。

鎖は首にかかっていたが、護符だけが消えていたのだ。

 

“この護符が のちに、私の生涯の深刻な苦悩のさなかに

消えてなくなったこと、そして、そのことが我が師との

巡り合いの前触れになったいきさつになった。“

 

さて私事で恐縮だが、筆者の父は気学に凝っていて、

四柱推命などを合わせて良い方角や家相を、人一倍気にかけていた。


宝石の純粋なパワーを信じ、“五黄”という星をもっているので、

護符替わりに、黄色の石を探してくれるよう、当時、印度に

居住していた私に頼んできた。


石の中でも、ダイアモンドの堅さは、ぴか一であったが、その次に

堅固さと価値を誇る宝石としては、サファイアだった。


珍しい黄色いサファイアは、主にスリランカから採取されて

いると聞くが、父に指輪に加工して持っていくと、サイズが

少し小さく、小指にしか入らなかった。


父はしかし、喜んで、無くなる直前まで、その石を身に着けていた。

しかし、葬式の前夜、指からはずされ、大切に私は保管した。


葬式が終わってから、母がその指輪を形見として残しておきたい

と保管した場所から指輪を取ってくるよう恃んだ。


ところが・・・そこには無かった。

もしかしたら

この指輪は父の護符の役目をしていたのだろう。


父の肉体的要素が自然に還ったあと、役目をはたして物質界から

消えたのかもしれない。

父の死後8年たったいまだに、そのイエローサファイアの指輪が

どこにも見当たらず、保管場所の勘違いとはどうしても

思えないのだ。

 

 

 

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