自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

自由になったと思っても、満足できない人へ

2024年04月09日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方



本当の自由が欲しい (4)
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自由になるって、束縛から離れること・・
そして、本当の自分の純粋性を 自覚して、どんな状況でも
そこには、誰も、何も、入り込めない・・・という自覚で、
安定した自分 を維持すること・・が今日からのお話です。

歴史をみると、”闘いの歴史” といえるほど、戦争の連続でした。
それは、どれも、独立と自由を求める闘いでもありました。

個人レベルでは、親と子の間にも、自由をめぐっての、軋轢が
あります。

親からの、圧迫感という、重圧を感じている子供たちは少なくあり
ません。 彼らは、自由を求めて、親から早く独立して、家を出ます。

夫婦間でも 自由と解放は、大きなテーマです。
夫は、昼間の会社での ストレスと鬱憤から、心を解放したくて、
ネオン街をふらふらします。

妻は、家事とパートの両立でストレスがたまれば、ショッピング
で衝動買いして発散します。 

こうして、誰もが、日常の束縛や自由を奪う、”圧力からの解放”
を欲します。

ところが、皮肉な現象があります。
そうした束縛から、解放を手に入れても、自由になったと思っても、
また、他の束縛が出てきて、自分を縛るという現実です。

結局、自由を得られたと思っても、また、何かに縛られ、圧力から
逃れられない連続です。

たとえば、独立国になって自由を手に入れた民衆の声が聞こえます。

”独立すれば、自由になって、生活が変ると思ったけど、実際は、
経済的に不利な状況になって、以前のほうが、もっと豊かに暮らせた”
という感慨です。

現代では、英国がいい例です。

EU連盟から、その束縛を嫌って抜けましたが、EUという一国的な
協力体制からはずれたことで、不利なことが出てきて、後悔している
国民が少なくないという話です。

あるいは、独立国になっても、その後、国内で紛争やクーデターが
勃発して、内戦に発展する国は、少なくありません。

家庭内では どうでしょう?

親の圧力から解放された少年も、勤め始めたら、上司の圧力が強く
再び、束縛を感じることもあるでしょう。

歓楽街でつかの間の、解放を味わった男性も、翌日、二日酔いで出勤して
仕事中、吐き気に襲われるという代償で、解放効果も続きません

では、一時的ではない、長続きする本当の自由とは存在するのでしょうか?

先人はこう言います:

”真の自由とは、外の状況で、自分が影響されない自分を保つこと”

これができれば、誰でも、長続きする、本当の自由を体験することが
可能です。
自分の外環境で、圧迫を与える人、暴言をはく人、自分を嫌いな人が
いるとしても、そうした状況に、自分の心が、影響を与えられないで
平然と落ち着いていられたら?

それが 束縛されない状態、つまり、自由な状態といえるでしょう。
では、どうしたら、そういう影響が与えられない、心持ちになれるの?
と聞けば、先人はこういいます:

”それは、”because" つまり、”~のせいで ~だから”、の単語を
自分の辞書からなくすだけです

例)
”~だから(because)イライラする” とか、
”~さんが、そんな言い方をするから(because)、言葉に傷ついた” 
”~のおかげ(because)で、まだ、怒りが収まらない”とか・・・

”~だから、私は不幸です”の、だから(because)以下を、思わない
言葉にしない、ということなのです。 

この”because"=なぜならば~~~
の言葉をつぶやかない、自分でいられたら、本当の自由になれる
というのです。

その理由は、シンプルです。

心の幸福度が、自由を奪われている圧迫感の ストレス度合を決める
からです。
心の幸福度 というのは、心のバッテリーにどの位、愛のエネルギー
がチャージされるかによって決まります。

愛とは、理解(相手の背景を知る)と受容(ありのままを受け入れる)
を可能にさせます。

もし、心が、愛で、100%に近い状態にチャージされていればいる
ほど、幸福度は上がります。
チャージされていると、感謝が生まれます。
些細な当たり前のことに対しての、恩恵への、気づきのことです。

たとえば、この瞬間の私自身が、愛のチャージが満タンならば、
ブログを書けることに、幸せを感じるでしょう。
そのためには、こうして、両手にケガもなく、パソコンを打てること
それも感謝です。

傍らで寝息をたてて休んでいる愛犬がいます。、
こうして、愛犬が健康で 雨が小降りのうちに、夕方の散歩ができた
ことに感謝。散歩中、正常に大小のトイレを、済ませてくれたことに
感謝・・・

といった具合です。
当たり前のことを、見つめなおしてみると、ありがたいなと思うこ
とは 沢山あるのですが、不平が勝つのは、どうしてでしょう?

幸福感があれば、多少辛いことがあっても、あまり苦になりません。
幸福感が低いと、小さな痛みでも、とても大きな痛みに感じ、何か
異常があるのかと、健康に不安さえ覚えます。

この、感謝のできる幸福な自分が、”本当の自分、自分の本質” です。

感謝があれば、人に優しくでき、人の気持ちを共有でき、平和で
冷静で、愛が自分から、自然に放射されるのです。

”真の自由とは、外の状況で、自分が影響されない自分を保つこと”

こうした自分を、どんな状況に置かれても、常に、意識して保つ
と、そのうちに、努力なしでも、そうした自分でいることが
普通になってきます。

その自分自身の、愛の力と、平和で安定した心の居心地の良さ
を守るために、人の干渉や、嫌なことや、気に障ることや、不安
あっても、それに侵害されたくないという、気持ちになります。

これなら、誰でも、長続きする、”本当の自由な心の状態” になる
ことが可能ですし、もっと住みやすい平和な世の中が実現するでしょう。

そうしようと選択するかしないか、を決めるのは、自分自身しか
いないのですから、そう、決意するのも自分、決意して、意識の転換
するのも自分、なので、簡単です。

”私の本質は、愛と平和です。
この本質は、どんな外的事情も、状況も、変えることはできません”と。

続く




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