自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

名探偵シャーロックホームズ生みの親と”スピリチュアリズム”

2023年09月23日 | 健康のための心の波動
 

2023年9月23日(22日の記事を推敲)
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前置き)現代でも推理小説や、探偵ものは魅力深い。
アニメで、名探偵”コナン”がまず、思い浮かぶ。
たぶん、コナンの名づけの大元は、作者コナンドイル。
名探偵シャーロックホームズの生みの親。

誰もが、コナンドイルの人物像としては 事件解明の論理性
多方面の知識の深さから、理論的な人物を描くだろう。

が、実際、彼は、人生の後半は、霊的世界に傾いた。
そこは、論理や知性では、はかり知ることのない、推理
小説のプロットとは正反対の、ロジックのない世界でも
あった。

一体、彼は霊的世界の、何に魅了され、何を、世に知ら
しめたかったのだろう・・・?
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ドイルは霊界から次のメッセージ受けています
 
“地上にある時は、その苦難の意義が理解できず、残酷にすら
思えることがあっても、霊界へ行ってみれば、それなくしては
地上生活は不毛で無益であることがわかる” 
 
そんなことを、聞いても、今の苦しみの軽減にはいたりません。
が、このメッセージは、その通り、のことらしいのです。
余談ですが、仏教で題目を唱えれば、極楽に行けると教えた
開祖も、きっと、”あの世に行けば、極楽浄土がある”と知って
いたような気もするのです。

私は、たびたび、霊界からのメッセージや、臨死体験をした方
から、実際に、あの世(天国)に行くと、敵味方は、なく、憎しみ
消え、ただただ、想像以上の、愛と’癒し’に満ちた世界に浸る
ということを聞きました。

この世での、苦しみ、悲しみ、憎み、嫉妬に狂っていたことが、
あの世にいくとそれがどんな、意味あいを持っていたのか‥何を
自分がそれで気づくための機会だったのか・・ということが、
ただちに、わかるというのです。

それもそのはずです。

あちらの世界では、①肉体は必要ないですから、まず、病苦
ありません

②恋愛や家庭生活という、種族保存のための男女意識が希薄に
なりますから、嫉妬やDVを起こす、男女間の執拗な執着も
あり得ません。

③食物を食べないでも、プラーナという大気の微粒子から、
幽体に必要な栄養を摂ることができますから、食物に対する
不安感(食糧危機感)はなく、心の一瞬の念の力で、双方の
コミュニケーションがとれるので、誤解や互いの腹を探り合う
ような人間関係のストレスもありません

時間空間を越えた、幽体移動ができますから 交通手段
も燃料も必要ないので、資源獲得のための戦争はあり得ません

⑤時間や物理的距離感の感覚が、地球上の三次元の世界とは全く
異なりますから、領土とか、国境線はなく、資源も太陽エネルギー
がメインですから枯渇することなく、領土を広げる内戦なども
あり得ません。

資本経済体制や共産圏もなく、紙幣が不必要なことを考えただけ
でも、どれほど、我々が直面しているストレスの軽減となること
でしょう・・・・
必要なものは、念(おもい)のエネルギーで、物質を構成させ、
食物も衣服も生活用具も、まかなえる・・・と聞いております。

ただ、そこには、平穏な愛の”生かしてくれる力”を感じるのみ・・
なので”絶対なほど”再び、あちらの世界から、地上世界に戻りたい
と願う魂は、皆無だといいます。

例外・・・はあります。
(この世の労苦を学びと変えて、もっと早い魂の成長を期待する
か、人々を救うという使命を果たすために、肉体に戻る魂)

残酷に見えたことも、悲惨に見えたことも、悪夢のように、雲散
霧消して、その愛の光の中で、肉体人生を、振り返り、素直に
反省や得度(何を学ぶ体験だったか理解する)するわけです。

ドイルは、老いて、”自分の人生は何を残してきたのだろう”と、
肩を落としている人へ 霊界からのこんなメッセージをも
伝えています

“霊界通信でよくあるのが、意外に平凡な人物が、死後、大変な
名誉に浴しているのを知って驚くことがあるという話である。
そこには、人間的価値観と霊的価値観との違いがあることを物語
っている。” 
 
また

“善人として生まれ、これといった善悪の意識がないまま、然と
した人生を送った人間のほうが、問題が大きいことも考えられる。” 

 この中では、善人といわれ、問題意識をあまり持たずに、生きて
きた人より、ハイヤーセルフと、肉体的次元のエゴの自分との
間で、葛藤で苦しんできた、問題意識のある人のほうが、あの世で
は、高評価を受けているというのです。

そして、さらにコナンは、大胆な意見を公表しています。

”あの世では、キリストによる罪の贖い(あがない)、贖罪
(しょくざい)説は、全然と言ってよいほど、説いていないと
いうことである。
 キリストが、地上人類として、空前絶後の最高級霊の降誕で
あることは、異口同音に認めている。

その意味では確かに、神の子と呼ぶにふさわしいが、われわれも
皆同じく、神の子であり、ただ、キリストのが、より神に
近い存在であったというにすぎないとしている。”
 
何故、これが、大胆な発言なのかというと、キリスト教の教義に
反したことを、正々堂々と公言しているという点です。

まず、あの世では、キリスト教の大切な教えである、地獄の存在
を否定して、罪深い人間の贖罪は、説かれていないと言っている
ことです。
それを公表して、当時、地獄や罪意識で苛まされている多くの
たちを コナンドイルは、救おうとしました。

さらに、人は、誰にでも、心の奥には、キリスト的”神性”(仏性)
があるゆえ、”神の子”だと、断言しています。

これらの言葉は、伝統的なキリスト教信者からみれば、最大の神へ
冒涜以外、なにものでもないでしょう
 
ここで、最後に、ドイルのスピリチュアリズムの定義をご紹介
します。

 スピリチュアリズムというのは、地球人類の意識をspiritualization
(霊的変容)するための、活動を総合したものを呼び、組織を
もったり信条をもったりするものではない。” 

霊的変容をとげること、それが、スピリチュアリズムで、それは
個人ベースで行われるものなので、組織や教義に縛られないと
いうのです。
教会や組織とは、無関係だと、言い切ります。
だから、教義【信条】すら不要なのです。

それでは、何が必要なのか?
スピリチュアルであるための、最低条件は?

シンプルです。
先のメッセ―ジの中の、一言;”私たちも神の子である”
という自覚だけです。シンプルだけど、これを”知る”こと、
”納得して、自分の腹の中に落とすこと”は、至難でしょう。

その意識の自覚こそ、霊的変容の第一条件であり、霊的変容へ
一歩踏み出す(行動する)ことだと、ドイルは霊界からの
メッセージとして伝えています。

それこそ、ドイルの提唱する”スピリチュアリズム”に他ならない
からです。

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参考)”The Vital Message by Arthur Conan Doyle ”(1919) 
Psychic Press Limited 23 Great Queen Street, London, 
WC 2B 5BB, England
本文(ドイル言葉)引用部分: 
”コナン・ドイルの心霊学” 新潮選書、コナン・ドイル著、
近藤千雄翻訳 1992
 

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