自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

チャチャの生命力(1)

2012年11月22日 | ペットロスの癒し

 

11月22日(木曜日)                      

ご機嫌伺い

 

日記から・・・・・

11月17日

皆様にとって、先週(11月11日~18日)はどのような 

週であったのだろうか?

特に何も普段と変わらず、過ごされただろう。

或いは、何とも言えない、竜巻のような気流、

あるいは、つむじ風 に巻き込まれかたも

いらっしゃるのではないだろうか?

私も、(正式に言えば、チャチャが、)気流に

飲み込まれた。

 

私の友人、知人、セラピーの予約を入れて

いただいた方達へ、チャチャのご報告ともども、

ご機嫌お伺いしたところ。何人かがその旋風の

煽りに影響を受けたことを知った。

例えば、10日、11日、娘さんが危篤だったMさん、 

10日、自転車が転倒、道路に投げ出され、

車にはねられるところだったTちゃん、

遠くインドで、今日あたり、デリーでお会いしている

はずだったS氏の愛妻の死(11日)、 

昨日まで元気だった妹のペットの死(11日)、

セラピーのクライアントさんの親友の母堂の死(13日) 

など・・・・・

 

先週の気流の大きな変化だ。 

変化と新生をも意味する。 

そのように感じる。 

竜巻という形容は、字をみてもわかるように、

龍神が巻き込んで風を起こしているさまだ。 

一見、破壊の行為だ。

しかし、破壊の後には静寂がくる。

龍神は、破壊と新生の準備をするための巨大な

エネルギーの象徴だ。

新生するための、破壊後の、静寂の中に 

”何かの新しい意味” もある。 

 

私は、今 この”意味”を 先週の日曜日から

探そうとしている。

チャチャが ”生と死の波” に揺られるたびに

様々な選択を迫られ、 ひたすら、彼の自然治癒の

発露を信じて、ただただ、彼に愛情と思念を送る

毎日だ。

そう、私にとっての竜巻は、チャチャを焦点に据えた。

その渦巻きは、私の心に、友(チャチャ)を失うかも

しれないという不安を投げ込んだ

 

この一週間、ひと時も休まずに、たぶん、あまり

深く寝ることもなく、 チャチャ(愛犬)を見つめている。 

そして、自然治癒を開示させようとする、自然の命の

復帰力を見せつけられている。

データでは予測ができない、不確かな、体の営みが、

介護する私の心に刻み込まれている。

 

11月17日土曜日、私は、インドへ向かっている

飛行機内にいる予定だった。 

11月11日(日曜日)、早朝 3時に その竜巻を

よけることができていたら である。

この時以来、チャチャは、生死の境をさまよっている。 

もう少し、詳しくお話しをさせていただく。

未だに、程度の差こそあれ、瀕死の淵をさまよう

状況が続いている。 

彼は、重篤である。

 

11日(日曜日)に話を戻すと、午前3時、まだ暗い中、

私は、チュチュとチャチャを連れて散歩に出た。

外にでてすぐ、決まった場所で彼らは用を足した。 

と思いきや、チャチャは、突然、奇声と悲鳴を上げた。

いつもなら、すんなり、用を足しているはずが、

力んでいる。 

尿は出ていない。 

チャチャが、力を入れようとするたびに、文字通り、

断末魔の悲鳴を上げる。

抱き上げて触ってみると、肛門の半径 

2CMほどが、ぷっくり、膨れている。 

近所迷惑なので、5分ほど歩いた運動公園の

ベンチで夜明けまでトイレを試みた。 

チャチャは痛みで歩ける状態でなくなっていた。 

悲鳴は、遠吠えのような、呻きに変わり、絶え間なく、

痛みを訴えていた。

朝の開けるのを待ち、今まで、病院とは縁のなかった

チャチャを抱きかかえて、休診を受け付けてくれている、

近場の、動物クリニックに飛び込んだ。


呼び鈴をならして、待つこと外で10分、

その悲鳴は たぶんまだ、お休みになっている、

医師のところにも届いているに違いない。

それでもドアを開けていただけないのなら、と、

踵(きびす)を戻したとき、白衣の医師がドアを

開けてくださった。

感謝を申し上げるとともに、

”どうしました? ずいぶん痛そうですが?”

との医師の質問に 

 トイレをヘルプしてあげてほしいんです。

突然排尿できなくなって… 排尿できれば、大便も

必ずでますので。 

今までにも、これと似ていることが起こりました。

ですから、管を挿入して尿を排泄してほしい ” 

 

という私のお願いに対して、

”それは無謀というものです。 

まず、レントゲンを撮りましょう” と 医師。

チャチャの抵抗に てこずりながら、助手の来るの

を待つ3時間。

ようやく、とったレントゲン写真の、診断、それが、

チャチャの運命の分かれ道 とでもいえるものだった。

 

レントゲンに映った写真を医師は私にしめした。

”膀胱に尿はたまっていませんよ。

ほんとに、溜まっていたのですか?”

とはっきり明言したのだ。

前日の散歩からすでに10時間たっている。 

当然溜まっているはずだ。 

部屋内では、トイレの躾はしていないので、

医師が何故、溜まっていないと結論づけたか不思議

だった。

 

しかし、それ以上、私も、そのお願いを無理に

強いることはできなかった。

後日でわかったことだが、医師は、ほかの臓器を膀胱

と 取り違えていた。 

チャチャの体の中の臓器の配置が普通ではなかった

ということだ。

 

こうして、適切な措置を施すことができず、チャチャ

の排泄されない、尿はどんどん膀胱にためられ、

そのため、辛辣な肉体の痛みは増していった。

では、絶えず呻いているチャチャの痛みの原因は?

医師は、レントゲンの、膨らんだ臀部(でんぶ)の

箇所を示し、

”痛みの原因は、腫瘍です。猶予はありません。

かなり、大きい。

水曜日に大病院を紹介しますから、

こちらで手術をすることをお勧めします。” 

と言う。

私:”昨日の散歩の時には、つまり10時間前までは、

まったく しこりはなかったのですよ。

尿さえ出してやれば、排便もするはずですので、

なんとかなりませんか?”

との 最後の執拗な質問を試みた。

 

医師は、 

”尿を出すのは簡単ですが、何も理由がないのに・・

悲鳴を上げていたがっているのは、この腫瘍のせいだ

思います”

と結論づけた。


紹介していただいた病院は川崎にある、大病院だった。 

医師の紹介でなければ、診察が受けられないという。

中一日おいて、11月13日に診察の予約を取っていただいた。

日曜日、私は、実家に泊まった。 

実家のテラスは、広い。 

雨の日などは、散歩に連れて行かなくても、ここで、

悠々トイレができていた。 

チャチャが排尿を催したときいつでも、テラスに出れ、

用を足すことができるため、様子をみた。

 

11月12日早朝、チャチャは実家のベランダでベンを

したようだ。 

きっと、尿も排泄してくれただろうという 淡い

期待を持った。 

少なくてもこの時までは、うめき声をあげていたが、

少し落ち着いて、体は身軽に動けていた。

水を異様に沢山飲んだ。

しかし、実家で、胆汁らしき黄色い液体をはいた。 

今思えば、尿毒症になっていたといえる。

 

予約した病院の診察日、11月13日朝、すでに後ろ足

が立たなくなっていた。 

そして、川崎の日本動物高度医療センターの診察。

血液検査。エコ―写真などなど。 

医師に、日曜日、街のクリニックで話した内容を

再び伝えた。

すでに、街のクリニックの診察資料がわたっている

ようで、担当医は 腫瘍科の医師であった。。

私は意気込んで 体験談や 排尿さえ何とかなればと

いう話を、医師が引いてしまうほどの勢いで一気に話した。


そして、精密検査の結果。

その結果を聞いて、無念の想いと哀れさで私は思わず

両手で顔を覆った。

 

11月13日 病院へ行く前のオレ…尻を見せていて失礼。 

大きな噴火口ができている。

続く・・・ 

  


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