自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

ユクテスワ師語る:アートマ界とカルマ

2014年09月20日 | 健康と”悟り”・スピリチュアリズム

 生死は観念の相対性の映像  2014・9・20

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 今日から再び、、摩訶不思議な世界に入ります。

先回の立花氏のインタヴュー番組(NHK)についての臨時投稿

記事以前からのシリーズの続きとなります。

 

ヨガナンダ師の亡き師、スリ・ユクテスワがボンベイの

ホテルの一室で祈るヨガナンダの前に姿を現した。

ユクテスワ師は、肉体を脱いで、幽体になり、さらに、

地上界にいる弟子(ヨガナンダ師)の前に顕れるために 

一時的にエーテルから肉体を再生して出現したのだ。

 

ヨガナンダ師は “この全知の師の話にいつまでも聞き

入っていることができたらどんなに幸せだろう“ と思う。

“わたしは先生の存命中、一度にこれほど多く先生の叡智

を吸収したことはなかった。“からだ。

 

さらに、生と死を超えた体験を携えて弟子のもとにやって

きたユクテスワ師はヨガナンダ師の質問に明確に答える。

 

“霊的に未熟な人間は、三つの無知 (肉体的、精神的 魂的)

から抜け出すのに地上界、幽界、観念界(根源的なエネルギー

世界)*1に無数の生まれ変わりを経験しなければならない。“

 

すると、ヨガナンダ師は次の質問をする。

“先生、魂を三界に束縛するカルマについてもっと

詳しく教えてください。”

ユクテスワ師は さらに、語り進めた:

“幽界には2種類の魂が住んでいる。

地上に戻らなければならない魂とそうでない魂だ。

まだ果たしきれぬ、地上のカルマを持ち、それを果たすために

地上に再生する必要のあるものは、肉体の死によって、

地上から幽界に来ても一時的訪問者として、幽界の定住者とは

区別される。

 

地上のカルマをまだ果たし切っていない魂は、幽界の滞在期間が

終わって幽体を脱ぐ時期が来ても、すぐ高い観念界にはいること

はできない。

引き続き、16の荒い要素でできた肉体と、19の精妙な要素で

できた幽体に交互に身を包んで地上界と幽界との間を往復しなけれ

ばならない。

 

また、霊的にもっと、未熟な魂の場合は、肉体の死によって、

幽界に移っても、その間ほとんどが死の眠りという、深いこん睡状態

に陥っているため、幽界の美しさすら意識しない。

そして、幽界でしばらく休息すると、再び、物質界での経験を積む

ために地上に帰って行く。

 

こうして、何度か訪問の旅を繰り返しているうちに、彼は次第に

精妙な幽界に自分を順応させることができるようになる。“

それでは幽界の居住者は物質的欲望から解放されているのだろうか?

 

ユクテスワ師は答える:

“その通り。

もはや、粗雑な波動でできた地上の世界に帰る必要はない。

彼らに残っているのは、幽体のカルマと観念体のカルマだけだ。 

彼らは幽体を脱ぐと、より精妙で限りなく精緻な観念界に上って

いく。

そこで宇宙法則によって定められた、ある一定の期間を果たすと、

今度は幽界で果たし切れなかったカルマを完全に取り除くために、

再び新しい幽体を身につけて、より高い幽界の星に生まれ変わる。“

 

新しく幽界へと移行した、スリ・ユクテスワ師のお役目は、

こうした観念界から帰ってきた魂を 助けることだという。

カルマが消えるとき、それは欲望が消えるときでもある。

だから幽界人も欲望が全くないわけではないという。

 

“魂がもはや、目に美しい幽界の経験を願わず、また、そこに

帰りたいという誘惑にも陥らなくなったとき、初めて、観念界に

留まることができるようになる。“

とユクテスワ師はヨガナンダ師に語る。

 

そしてさらに、観念体のカルマを完全に根絶したとき、魂は、

これまで自分を閉じ込めてきた ”3つの無智の栓”の最後を

開いて、3つの界から抜け出すことができるというのだ。

その時に、名実ともに、“永遠なる生命、絶対なる愛と無限の

力を持つエネルギー(創造主)と一つになれる“ というのだ。

 

この話は、単なるフィクション、ドラマティックな作り話し

と思う読者もいるかもしれない。

著書には、

“わたし(ヨガナンダ師)の心は先生の心と完全に同調していたので、

先生は半分は言葉で半分はテレパシーでその意思を伝えられた” 

とある。

 

さらにこれだけ膨大な内容をいかに記憶できたのかという点に

関しては、

“このときの先生の言葉は私の内奥の羊皮紙に強く刻印された。 

私は心を超意識状態に移せば、いつでもこの神聖な経験を

はっきりと蘇らせることができるのである。” と記している。

 

ヨガナンダ師自身、ユクテスワ師とこうした問答を通して、

“これほど霊的知識を授けてくれた体験はなかった

と書いている。

“これまでにも、いろいろ霊感に満ちた物語や詩を読んだり

聞いたりしたが、これほど、霊的知識を授けてくれたものは

なかった。

 

インドの聖典は観念界や幽界、人間の3つの体のことについて、

説明しているが、私の腕の中に温かい肉体をもって、現実に

復活された先生の話に比べれば、それらは何と空虚で縁遠く

思われたことであろう。

先生にとっては、‘旅人がそこへ出かけて行くばかりで、誰ひとり、

戻ってきたことのない未知の国‘(*1)などというものは一つも

存在しないのである。“

 

注**1 ヨガナンダ師の原文では3つの人間の持つ体を、

1・The gross physical body

2・The subtle astral body

3・The idia , or causal bodyと表記している。

 1がいわゆる五感機能を持つ肉体、2が、幽体で考えたり

感情をコントロールする体、3が観念体と訳書にはあるが、

いわゆる、本質的核体であり、神の子として与えられた

本来の聖質をさす。よって、アートマ体にあたる。

 

*2~シェークスピア作、ハムレット 第三幕第一場のセリフ

 

 

 

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