自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

ヨ ギ と 深 呼 吸 (2)

2012年08月31日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

仙人と道 (2) ・・・ 深呼吸の効用(1)からの続き

 

プラーナを確実に100%の効率で取っていれば、食べ物

でさえ必要のない 

仙人の身体になりえるとも言われている。

事実、インドには そのような ヨギと呼ばれる人がまだ、

現存している。

その中でも、マスターと呼ばれる方達は、プラーナを摂取

する達人でもある。

彼らは、自分の体の波動体(エネルギー)を自由に変え、

コントロールすることができる。

 

必要な時には、肉体という ”荒い粒子の身体” から、もっと、

精妙波動で構成されている、

”幽体”に変化させて、空間や時間という物理的束縛に煩わされ

ず、遠方にいる弟子の前に出現することもある。

そのヨギがなぜ、ほとんど、食物を口にせずに、生命を維持

できるかと言えば、空気中にある、

エーテルの中から、プラーナを取り込んでいるからだという。

”仙人が霞を食べて生きている” という日本の故事にも 

匹敵する話 かもしれない。

 

身近なところでは、“あるヨギの自叙伝” の中に、

ヨガナンダ師がごく普通の一婦人を訪れて、インタヴュー

を試みている。

この女性は ”老齢で恥ずかしがり屋のふつうのおばさんで

ある”と描写されているが、 実は、ある時期から一切 

飲まず食わずで生きている人であった。

その詳細は興味ある方は実際の本で確認いただければ

幸いである。

 

かいつまんでお話しすると、何も食べないでいい方法を

聖者から 彼女は教えてもらった。

しかし、その方法を他人に話すことは口止めされている。

でも、空気の中から 生きるための糧 を取り入れる方法

知っているとだけ答える。

若いときから、一切、固形物も飲み物もとっていないため、

当然、排泄物は全く無いという。

その生きる糧が、プラーナ” と呼ばれる、一種のエネルギー

である。

このプラーナを 一般のわれわれが十分に 体に取り入れる

ためには 深呼吸 が一番効果的なのだ。

 

へその下にある、丹田に深く静かに吸った息を 少しずつ、

落として、その丹田に 5秒から30秒の範囲で、息を溜める。 

呼吸が停止している状態である。それから、静かに吐ききる。

このような 深呼吸を、普段でも何度か日常生活 の中で、

試みるだけでも、身体も心持ちも変わってくるだろう。

 

ヨガ をインドの体操のように思っている方がいる。

実際は 呼吸法である。呼吸は、生きていくための 重要な

基本的動作であるとともに、 実は無意識に、”生と死

を繰り返しているのだ。 

生きるためには吸う、そして、古いものを 掃出すため

に吐く。古いものはに、新しいエネルギーを取り入れて、

生きる。 

取り入れるのを永遠にストップすれば、肉体は壊疽していく

いかにプラーナを取り込むかが、ヨガの焦点であったこと、

その理由は、オールマイティーの力と 如何に、一体化

できるか。それが、呼吸の方法にかかっていたということ

でもあった。

 

古今東西、求道者達が、呼吸法を取り入れて、自己の内面

を深く掘り下げる瞑想を行う。

日本では、禅の世界つながっていく。

さらに、日本文化にみられる、道(どう)と名のつく教え、

武道、柔道、合気道、茶道、などの中呼吸法が、生かされ、

間合い”という言葉になり、間合いの使い方が、イコール、

それぞれの”道”の極意 の一つとなっていることも、

見逃せない。 

                                                     


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