自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

愛の船~ストレスフリーへの意識解放

2024年04月15日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方


本当の自由になりたい(5)
****************************

35年前は、携帯電話は一般的ではなく、固定電話や郵便が、
伝達手段でした。
パソコンも、普及しておらず、まだ、アナログの世界でした。
グーグルなどでの”検索”はなく、辞書で調べ、友人の電話番号や
誕生日などは、記憶してました。

ところが、今は、AIに自分の意見をまとめてもらい、自分で論文
を書く時代から、上手に書いてもらうスキルが必要な時代に
なりました。

そして、SNSの通信手段で、情報が一瞬で伝わり、多様性があっても、
同志がまとまって、意見を発表していけば、読んだ多くの賛成者と
つながり、一つの大衆意識を、形成できるようになりました。

こうした組織の発表する、主張や意識波動には、ほとんど負の波動、
”社会的不安の煽り” や、”個人的心配”)が含まれています。

それらの波動は、電波のように、蔓延していきますから、直接、関係の
ない人たちも、心のアンテナでキャッチすれば、なんとなく、不安な
気持ちにさせられることもあるでしょう

パソコンやスマホに頼る生活で、だんだん、本来の、原始的能力や、
’純粋な真性’ や、人間らしい’愛の心”を、思い出すことがなくなって
いるようです。

それが、’自由になることを、妨げている’としたら、どんな関係があるの
でしょう?

たとえば、ここに、二つの舟(ボート)があります。
二つのボートに、同時に足をかけたら、重心を失い、両方のボートは
ひっくりかえります。

一つは、”愛”のボート、もう一つは、”不安”のボートと呼ばれて
います。

愛のボート は、乗ると、平和と愛と、安定を感じるボートです。
不安のボート は、心配や負の感情に揺さぶられるボートです。

これは、私たちの生活を’湖水’に、ボートを”メンタル生活’ 
喩えています。

つまり、一日の、どんな瞬間を切り取っても、その時のメンタルは、
’愛’ か ’恐怖’ のどちらかのボート(感情で)を漕いでいます。

イライラしているときは、恐怖のボートに乗っています。
焦っている時もそうです。

一心不乱に打ち込んでいる事も、動機次第では、恐怖のボートです。
”こうなるのが不安だから、そうならないように、そうしよう”~
という、不安が その行為の原点にあれば、”不安”のボート。

人を喜ばせたいと、活動しているのなら、”安心”ボートというように。

ところで、現代人は、イライラが、日常茶飯事です。

自分の思っている通りにならず、相手や、事の結果が自分の期待を
裏切るかもしれないという ”不安感” が、イライラの原因かも
しれません。

たとえば、友人と待ち合わせして、約束時間が15分過ぎて、携帯電話
連絡も来ないとき・・・私は、イライラし始めます。

どうしても見たい演劇の開演時間に、もう少しで、遅れるからです。
切符は、相手が持っているのです。

ところが、同じ状況でも、イライラしない方法があります。

自分の思う通りの結果を、相手が出せなくても、失望させられそう
でも、安心の愛のボートに乗っていることが、可能なのです。

どのようにして?

まず、人は、自分の願う通りに、行動しなくても、”あたりまえだ”と
思っているからです。

だから、自分の期待に反する行為(遅れる)をする相手の、事情
くみ取ろうとする心のゆとりがあります。

この場合なら、15分遅れているのに、メールも来ないのは、途中で
事故にでもあったのだろうか?
家族に不慮の出来事でも起きて、連絡もできないのだろうか?などと
想いを馳せるでしょう。

背後にある状況を、理解しようとします。
そんなとき、やっと、相手の姿が見えました。

遅れてきた相手には、それなりの事情がありました。
そして、開演時間に間に合わなくなることを、心配してました。

私が相当立腹しているだろうと、ハラハラドキドキで 駆けつけて
きたのです。

もし、私が、不安のボートに乗っているままなら、遅れた友人には、
”早く行かないと、はじめから観れないのよ”と、焦燥感でイライラ
が増して、相手の言い訳も聴く余裕はなく、ダッシュで劇場に滑り
こみ、でも、一幕途中から観る劇は面白くなく、相手に八つ当たり
して別れ、楽しいはずの、一日が台無しになったでしょう。

反対に、愛のボートに乗っていたなら、遅れてきた相手の事情を冷静に
聞いて、理由によっては、遅れても、来てくれたことに感謝したかも
しれません。

恐怖心のボートは、別名、不安のボートとも、怒りのボートとも
呼ばれます。

不安や怒りで、乗船している間は、まったく、気分はよくありません。
でも、これでは、悪循環だと気が付いて、途中で、愛のボート に
乗り換えることは簡単です。

自分の ”意識” の ”切り替え” だけがあれば 可能です。

自分の意識を、”恐怖・怒り・不安”から、”愛と理解” という意識に
変換するだけです。

人生、予想外のこうした小さな ハプニングの積み重ねです。
それが起きるたびに、自分の心を乱したり、恐怖や怒り、不安に落ち込む
ことほど、”本当の自分自身” に失礼なことはないし、エネルギーの
無駄遣いをするだけでしょう。

自分へのリスペクト、それが、愛の舟の切符です。

”あなたが遅れたせいよ”と責めても、楽しみを台無しにされたと思う
心持は晴れません。

相手が謝っても ”もう、最終公演だったし、二度と観れないのよ”と
嫌味を言うかもしれません。

心の悪循環が始まります。

”何か自分の予想外の不幸なことが起こる”、それに対して、どういう
向き合うかを決めるのは、自分自身の選択しか、ありません。

’不平のボート’ か、’安寧のボート’ か、どちらに乗るか?の選択です。

自分をリスペクトしていれば、自分らしい、舟の旅が続きます。
自分らしくとは、本当の自分の純粋な心を、見失わないでいられます。
自分の純粋な心は、平和で、安定している、落ち着いた状態です。

”恐怖のボート”から”愛のボート” に 乗り換えするのは誰?自分自身
です。それを選択するのは誰?自分自身です。

なら、自分の力で 乗り換えは容易に、できるはずです。

ストレスフリーのボートに、ストレスフリーのメンタルで、乗ることほど
”私自身”にとっては、自由で、快適なことはないのですから・・・・










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自由になったと思っても、満足できない人へ

2024年04月09日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方



本当の自由が欲しい (4)
*************************

自由になるって、束縛から離れること・・
そして、本当の自分の純粋性を 自覚して、どんな状況でも
そこには、誰も、何も、入り込めない・・・という自覚で、
安定した自分 を維持すること・・が今日からのお話です。

歴史をみると、”闘いの歴史” といえるほど、戦争の連続でした。
それは、どれも、独立と自由を求める闘いでもありました。

個人レベルでは、親と子の間にも、自由をめぐっての、軋轢が
あります。

親からの、圧迫感という、重圧を感じている子供たちは少なくあり
ません。 彼らは、自由を求めて、親から早く独立して、家を出ます。

夫婦間でも 自由と解放は、大きなテーマです。
夫は、昼間の会社での ストレスと鬱憤から、心を解放したくて、
ネオン街をふらふらします。

妻は、家事とパートの両立でストレスがたまれば、ショッピング
で衝動買いして発散します。 

こうして、誰もが、日常の束縛や自由を奪う、”圧力からの解放”
を欲します。

ところが、皮肉な現象があります。
そうした束縛から、解放を手に入れても、自由になったと思っても、
また、他の束縛が出てきて、自分を縛るという現実です。

結局、自由を得られたと思っても、また、何かに縛られ、圧力から
逃れられない連続です。

たとえば、独立国になって自由を手に入れた民衆の声が聞こえます。

”独立すれば、自由になって、生活が変ると思ったけど、実際は、
経済的に不利な状況になって、以前のほうが、もっと豊かに暮らせた”
という感慨です。

現代では、英国がいい例です。

EU連盟から、その束縛を嫌って抜けましたが、EUという一国的な
協力体制からはずれたことで、不利なことが出てきて、後悔している
国民が少なくないという話です。

あるいは、独立国になっても、その後、国内で紛争やクーデターが
勃発して、内戦に発展する国は、少なくありません。

家庭内では どうでしょう?

親の圧力から解放された少年も、勤め始めたら、上司の圧力が強く
再び、束縛を感じることもあるでしょう。

歓楽街でつかの間の、解放を味わった男性も、翌日、二日酔いで出勤して
仕事中、吐き気に襲われるという代償で、解放効果も続きません

では、一時的ではない、長続きする本当の自由とは存在するのでしょうか?

先人はこう言います:

”真の自由とは、外の状況で、自分が影響されない自分を保つこと”

これができれば、誰でも、長続きする、本当の自由を体験することが
可能です。
自分の外環境で、圧迫を与える人、暴言をはく人、自分を嫌いな人が
いるとしても、そうした状況に、自分の心が、影響を与えられないで
平然と落ち着いていられたら?

それが 束縛されない状態、つまり、自由な状態といえるでしょう。
では、どうしたら、そういう影響が与えられない、心持ちになれるの?
と聞けば、先人はこういいます:

”それは、”because" つまり、”~のせいで ~だから”、の単語を
自分の辞書からなくすだけです

例)
”~だから(because)イライラする” とか、
”~さんが、そんな言い方をするから(because)、言葉に傷ついた” 
”~のおかげ(because)で、まだ、怒りが収まらない”とか・・・

”~だから、私は不幸です”の、だから(because)以下を、思わない
言葉にしない、ということなのです。 

この”because"=なぜならば~~~
の言葉をつぶやかない、自分でいられたら、本当の自由になれる
というのです。

その理由は、シンプルです。

心の幸福度が、自由を奪われている圧迫感の ストレス度合を決める
からです。
心の幸福度 というのは、心のバッテリーにどの位、愛のエネルギー
がチャージされるかによって決まります。

愛とは、理解(相手の背景を知る)と受容(ありのままを受け入れる)
を可能にさせます。

もし、心が、愛で、100%に近い状態にチャージされていればいる
ほど、幸福度は上がります。
チャージされていると、感謝が生まれます。
些細な当たり前のことに対しての、恩恵への、気づきのことです。

たとえば、この瞬間の私自身が、愛のチャージが満タンならば、
ブログを書けることに、幸せを感じるでしょう。
そのためには、こうして、両手にケガもなく、パソコンを打てること
それも感謝です。

傍らで寝息をたてて休んでいる愛犬がいます。、
こうして、愛犬が健康で 雨が小降りのうちに、夕方の散歩ができた
ことに感謝。散歩中、正常に大小のトイレを、済ませてくれたことに
感謝・・・

といった具合です。
当たり前のことを、見つめなおしてみると、ありがたいなと思うこ
とは 沢山あるのですが、不平が勝つのは、どうしてでしょう?

幸福感があれば、多少辛いことがあっても、あまり苦になりません。
幸福感が低いと、小さな痛みでも、とても大きな痛みに感じ、何か
異常があるのかと、健康に不安さえ覚えます。

この、感謝のできる幸福な自分が、”本当の自分、自分の本質” です。

感謝があれば、人に優しくでき、人の気持ちを共有でき、平和で
冷静で、愛が自分から、自然に放射されるのです。

”真の自由とは、外の状況で、自分が影響されない自分を保つこと”

こうした自分を、どんな状況に置かれても、常に、意識して保つ
と、そのうちに、努力なしでも、そうした自分でいることが
普通になってきます。

その自分自身の、愛の力と、平和で安定した心の居心地の良さ
を守るために、人の干渉や、嫌なことや、気に障ることや、不安
あっても、それに侵害されたくないという、気持ちになります。

これなら、誰でも、長続きする、”本当の自由な心の状態” になる
ことが可能ですし、もっと住みやすい平和な世の中が実現するでしょう。

そうしようと選択するかしないか、を決めるのは、自分自身しか
いないのですから、そう、決意するのも自分、決意して、意識の転換
するのも自分、なので、簡単です。

”私の本質は、愛と平和です。
この本質は、どんな外的事情も、状況も、変えることはできません”と。

続く




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サプリとコマーシャルと健康

2024年04月05日 | 健康のための心の波動


本当の自由が欲しい(3)
************************
数日前のブログ内容は、大衆意識の持つ、”恐怖と不安” 
についてのお話でした。

ヒットラーのような大事の話ではなく、街頭インタビューで聞く
街の人の意見にも、それがうかがえます。

80%の人たちは 二ユース性ある事柄に意見を求められると、
”~~~で怖いですねと、不安な感情を示してました。

例えば、
”まだ、犯人が見つかっていないで、潜伏しているかと思うと、
不安です” 

”健康になるためのサプリを摂っているのに、反対の結果が出たら、
今あるサプリを飲むのが怖くなりますね” 

”地震がこう、頻繁に続くと、いつ、’どかん’と大きいのが来るか
不安です” 

こうした意見を聞いていると、”集合意識”と”個人が感じる不安”は、
ほぼほぼ、一致していることが多いようです。

誰でも、”自由”になりたい”と願っているはずですが、日常抱く、
’恐怖心’と求めている’自由’とは、無関係と思っていませんか?

’心配’が、実は、心と行動を ’束縛’ する要因であるのです。

たとえば、次の例はどうでしょう?

今まで、健康の維持増進のために、サプリを摂っていた人が、
他の製品で死者が出たと聞いて、自分の飲んでいる製品は、
腎臓に負担をかけないのだろうか?と不安になったとします。

そのとき、’不安(腎臓への負担)が 行動(飲むか飲まないか)
制限’ をかけようとする緊張をつくり、精神的には、自由
(安心してサプリを摂る)状態からは、’束縛’ された状態と
いえます。

不安や恐怖心は、どんな行動を起こす際にも、躊躇させる、
心的要因です。
”清水の舞台から飛び降りる” という諺にあるように、高い
から飛び降りるためには、不安と恐怖心を心から”放り投げる”
瞬間が、必ず必要です。

もし、束縛が長く続くと(恐怖心を捨てなければ)、ストレス
となります。

ストレスが長引けば長引くほど、身体の各システムが萎縮して
いきます。

精神的にも影響して、エネルギーがストレスに取られ、やる気が
減少したり、落ち込んだりします。

結果として、内臓の働きに異変が生じたり、精神の安定を損ない、
不眠症にならないとは、否定できません。

このように集団意識は、個人の意識に 直接に、影響してます

それは、多くの人達が、’自分の意見’ として考えたり、口にして
いることが、実は、集団意識を代弁していることからも、わかります。

人と違った見解を述べて、場をしらけさせないようにと 当たり
障りのないことを言って、本心は隠しておくことはありませんか?

8割の人たちのリアクションを想定して、自分もそのように、対応する
ことはありませんか?

マスコミやSNSで、耳から目から、家でも 職場でも 電車の中でも、
いつでも、どこでも入ってくる 膨大な量の情報の背後にも、
”集団意識”が 見え隠れしています。

無意識に、それに共感すれば、個人意識が、集団意識に溶け込みます。
こうして、集団意識は、新しい個人意識を巻き込みながら、大きく
膨らみ、社会を変えるだけの、巨大パワーになることも可能です。

コマーシャル効果は、こうした原理を応用してます。

毎日、商品名を聞かされ、それを薦めている人気タレントの言葉や
メロディーが脳裏と心に、確実に、インプットされていきます。
すると、その商品への興味が向けられ、数日後には購買欲が生まれ
ます。

人から人へと、その商品やコマーシャルの話題が広がれば、さらに、
商品の品質や、安全性の是非を度外視して、個人的興味は増すでしょう。

さらに、コマーシャルを大々的に展開している商品は、それだけで、
信用できる商品だと無意識に、印象づけることもできます。

こうして、私たちの生活そのものが、受け身になり、自分の頭と心を
使って判断しなくても、パソコンやAIに任せられる便利な世の中に
なっていく半面、世間的一般論や、マスコミ報道内容、民衆エゴ意識
などに ’なびく’時代になったようです。

健康維持の方法もその一つです。
たとえば、プロテインの過剰摂取です。

運動直後に、プロテインをとると、良いという事で、人工的な
プロテインがどこのドラッグストアでも売られています。

医師によっては、人工的プロテインは、腎臓障害を起こす可能性が
あるので、控えるべきだという意見もあります。

人工的なビタミン剤も、しかりで、腎臓の濾過機能に、自然のビタミン
異なり、負担がかかりすぎるので、毎日、プロテインや健康サプリは、
控えて、ほどほどというのです。

ランニングが散歩よりエネルギー消化率が良いという人がいれば、
早歩き散歩が一番、身体に負担かけず、運動効果があるという人
もいます。

筋トレも同様で、マッチョな身体を造るのと引き換えに、東洋医学
でいう、身体の経絡(けいらく)が引きつって、病がちになった人
も知っています。

自分の身体能力や、健康状況に合わせて、こうした健康維持のための
諸々の諸法を、選択する大切さ、それは、自分自身の頭脳と、心で
吟味するほかありません。

集団的嗜好や、常識的考え、コマーシャルの暗示などを鵜呑みにせず、
自分なりの、自分に合った方法で、健康を維持していただきたいと
願います。
自由になるの意味は、自分で考え、何を信じるか納得して、それに責任
がとれる覚悟で、行動できることでしょう。

自分への尊敬、自分への愛があって、それが可能です。
そして、同時に、相手の行動にもリスペクトが持て、そうした事情を
理解する愛が持てるでしょう。






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恐怖の船 か、愛の船か

2024年04月02日 | 健康のための心の波動


本当の自由が欲しい(No.2) 2024年4月2日
*******************************

今日は、二つの舟に、片足ずつ、乗せて進むことはあり得ない
というお話です。
その舟の名前が、愛、もう一つが、恐怖 です。

恐怖(不安)を感じている人は、愛に満たされていないし、
愛に満たされていれば、恐怖(不安)を感じていない、という
お話です。
つまり、愛と恐怖は同時に、感じることはできないということです。


”今の私は、どちらの舟に?と、時々、振り返ってみることが
多い最近の私です。

意識的に、愛の舟 に乗っていないと、いつの間にか、不安につながる
考えが堂々巡りしていることがあります。
これは、私の心のアンテナが、集合意識を、無意識にとらえているため
かもしれません。

集合意識を、大衆意識とか、 ”民衆エゴ意識”とか、いいます。

それは、恐怖(不安)のほうが、愛より、勝っている意識です。
不安だけではありません。
そこには、嫉妬や悲しみ、憎しみ、イライラ感、どうにもならない諦念
などが絡み合った 負の感情も渦巻いています。

例を出しましょう。

ヒットラーの時代。
ユダヤ人たちを迫害したとき、当時のドイツ国民たちは、”ヒットラー万歳!”
と叫び、隣家に隠れているユダヤ人の家族を当局に知らせ、突き出すことを 
当たり前の義務行為と思っていました。

そして、時を経て、現代では、当時のヒットラーの行為を、残虐な、大量殺戮
という人間性に欠けた恥たる行為と認めました。

これも、時の集団意識の為せる技でしょう。

一人ひとりの意見より、社会の流れと多くの人達の賛同する意見が、威力を
発揮します。
それに逆らえない体制ができたり、長い物には巻かれろ という、これも
一つの集合意識が、それに拍車をかけます。

すると、大量殺人さえ、その時の、正義になってしまうのですから
その威力の強さを改めて感じます。

人は、本来、愛と理解と純粋な涙をもって、生まれてきました。

でも 民衆意識は、それとは異なる方向へ、頂点に立つ、政治家や独裁者
によって、マスコミの煽動によって、個人意識では逆らえないパワーとなり
うるのです。

ここで、エゴ の定義を申し上げます。
それは、本来の純粋な人間の真性(神性)と、かけ離れた ”自分” です。

その証拠には、大衆意識が、もし、エゴでなければ、地球上には、戦争は
なく、平和で、協調性ある、助け合いの人間関係社会が 当たり前と
なっているでしょう。

人の持つ、純粋な本質は、愛ですから、その集合意識は、愛に基づいた
国と、社会を作り上げていくでしょうから・・・

大衆意識がエゴだというのは、そういう理由からです。


ニュースで毎日報道される、日々の出来事は、悲惨で、理不尽で、傷つけ
傷つけられ、裏切り、裏切られるものばかりです。

そういうニューズも毎日、見ていれば、いつか、自分も似たような事件
や事故に遭うかもしれないという、恐怖心(心配)が湧くでしょう。

多くの人がまきこまれたり、犠牲になったり、一夜にして災害に見舞われ
寒空に放り出された人たちの、不自由さと悲しさを見聞すれば、災害の
恐ろしさと、人の無力さを痛切に感じざるをえません。

もし、何千万という人がニュースを見て、同様の、感情を呼び起されている
としたら、これが、集団意識となります。

”自然災害に対する恐怖” の集合意識です。

それは、パワフルな、”恐怖の波動”を拡散していきます。

地球の裏側に居ても、意識波動は届きますから、無意識に、心の
アンテナでキャッチした人たちは、理由なく、憂鬱なブルーな感情
落ち込む要因になりえる、影響力のある集団意識といえます。

私たちは、これだけ、情報が多い社会に生活していて、集団エゴ意識
の悲しみや苦しみ、憎しみや無力感などを、電波波動として毎瞬間、
無意識に、受け取っているのです。

今こそ、”愛の舟”に一人でも、多くの人が、乗る必要があると感じます。

愛の舟にのって、建設的で肯定的な想いを発動して、打ちひしがれ
悲しみに沈んでいる人たちの総合された集団意識を、転換させませんか?

方法は、自分の中の、平和で誰をも傷つけない心に まず、意識的に
戻る事です。

そして、静かに目をつぶって、瞑想します。

私の場合は、太陽のように、全てに無条件で等しく与えるだけの、愛
を、光と共に観じながら、災害の地が、癒されていくことを念じます。

その光は、さらに輝きを増して、日本を包み、地球の星を取り巻いている
様を 静かに深く念じます。

人の念は、エネルギーです。

当然、集団の心のエネルギーの大きさは、巨大ですが
こうして、個人レベルで、プラスエネルギーを放出していけば、黒雲が
払われるように、明るい希望の兆しが、射すことは、必然なようです。



続く












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