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聖伝のミサ(トリエント・ミサ)にようこそ!

2007年12月15日 | 聖伝のミサの予定
アヴェ・マリア!

 ■ 聖伝のミサにようこそ! ■ WELCOME TO THE TRADITIONAL MASS!

 愛する兄弟姉妹の皆様、
 いかがお過ごしでしょうか。
 今月も兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します! 

(聖伝のミサは、本来なら「ローマ式典礼様式のミサ」と呼ばれるべきですが、第二バチカン公会議以前のミサ、聖ピオ五世のミサ、古いミサ、昔のミサ、旧典礼、ラテン語ミサ、トリエント・ミサ、トリエント公会議のミサ、伝統的ミサ、伝統ラテン語ミサ、とも呼ばれ、ベネディクト十六世教皇によれば、「かつての典礼の形式」、「1962年にヨハネ二十三世が発布したローマ・ミサ典礼書」のミサ、「1970年の改革以前のローマ典礼」のミサ、「祈りの法の特別な表現」、「あがむべき古くからの典礼」、「福者ヨハネ二十三世によって発布され、決して廃止されたことのないローマ・ミサ典礼書規範版に従って、教会の典礼の特別な形式としてミサのいけにえ」、「以前の典礼の伝統」、「以前のローマ典礼の形式に従った典礼」、「教皇ヨハネ二十三世の権威のもとで1962年に公布され、公会議中も使用された、公会議前のローマ・ミサ典礼書」・・・などとも呼ばれています。)


聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!


■聖伝のミサは、ベネディクト十六世教皇の自発使徒書簡によって確認された通り、今迄決して法的に廃止されたことがなく、常に許されていたミサ聖祭だからです。


■「(聖ピオ五世によって公布され福者ヨハネ二十三世によって改訂されたローマ・ミサ典書は)その敬うべきまた古代からの使用のゆえに当然の敬意が払われなければならない」(ベネディクト十六世『スンモールム・ポンティフィクム SUMMORUM PONTIFICUM』)からです。


■しかし、聖伝のミサは、第二バチカン公会議の最中も、1969年以降も、それ以前と同じカトリック教会における「普通のミサ」としての法的地位を保っていたにもかかわらず、その敬うべきまた古代からの使用のゆえに当然の敬意が払われなければならない典礼様式であったにもかかわらず、司教たちの権力の濫用によって、事実上禁止されてしましました。


■法の上では、「過去の人々にとって神聖だったものは、わたしたちにとっても神聖であり、偉大なものであり続ける、それが突然すべて禁じられることも、さらには有害なものと考えられることもありえない」にもかかわらず、現実には、司教たちの権力の濫用によって、実際に迫害されてきていました。これがカトリック教会において、異常な緊急状態をつくり出してきました。


(ヴェルサイユの司教ジャン・シャルル・トマ司教(Bishop Jean-Charles Thomas)の命令により、聖伝のミサを執行したという理由でミサ聖祭の最中であったが、警察により信徒たちの見ている前で強制的に祭壇から引き離されたブルノ神父。1987年3月30日、ポール・マルリーのサンルイ教会にて。)

■多くのカトリック司祭たちは、聖伝のミサを捧げているという理由だけで、追放され、捨てられ、排斥され、処罰され続けてきました。聖ピオ五世の荘厳な大勅令は、骨抜きされ、有名無実化し、「従順」の名前のもとに、不従順が強要されてきました。


■ベネディクト十六世教皇様は、典礼改革による典礼の崩壊が原因で、現在カトリック教会に危機が存在していると警告しています。


■ルフェーブル大司教様は、この権力の濫用に対して、「教会の信仰と祈りの中で成長してきた富を守り、それにふさわしい場を与え」続けてきました。ルフェーブル大司教は、いわば体を張ってまでも、自分を犠牲にしても、聖伝のミサという「当然の敬意が払われなければならない典礼様式」を守ってきました。ルフェーブル大司教がいなければ、エクレジア・デイ委員会も生まれなかったでしょうし、ベネディクト十六世も、今回のスンモールム・ポンティフィクムを出す力が無かったでしょう。

聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!



■何故なら、オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ両枢機卿とがパウロ六世教皇聖下へ報告したように、「新しいミサの式次第は、その全体といいまたその詳細といい、トレント公会議の第二十二総会で宣言されたミサに関するカトリック神学から目を見張るばかりに逸脱している」からです。そして「新しい式次第における改革を見ても、そして永遠の価値をもつもの全てが、そしてそれが何らかの形であれそこに止まったとしても、単に隅の方に追いやられているという事実をみても、キリストを信ずる民が常に信じ続けてきた真理を変える、或いは無視する、ということをしても、カトリック信仰が永遠に結びつけられている教義の聖なる遺産に対して忠実であり続けることがあたかも出来るかのような疑いを、(残念なことにこのような疑いは既に多くの所で支配的になっているのですが)確信にすっかり変えてしまう」からです。

■何故なら、聖なるものに対する敬意、天主の御稜威の超越性、この世への軽蔑、私たちが原罪によって傷ついていること、私たちが罪人であること、霊的な戦いの必要性、償いと犠牲を捧げる必要性、超自然の秩序を明らかに認めること、天主の権威に基づく権威への敬意、などの代わりに、新しいミサでは「自由」「平等」「進歩」「世俗化」「人権」「人間の尊厳」というフリーメーソン的なスローガンに基づく改革がなされているからです。

■例えば、地獄とか悪魔という言葉は変更を加えられ(死者のためのミサの中の続誦 Dies irae や、聖霊降臨後第17主日の集祷文、聖ニコラオの集祷文、レリスの聖カミロの集祷文など)、原罪(王たるキリストの集祷文)、償い(聖レイモンド・デ・ペニャフォルテ、聖ヴィアンネ、灰の水曜日後の木曜日の集祷文など)、この世のことに対する軽蔑(アシジの聖フランシスコ、待降節第2主日の集祷文、復活後第3主日の密誦など)、罪の償いの必要性(イエズスの聖心の祝日の集祷文)、教会の(聖十字架の祝日の聖体拝領誦、聖ピオ五世、カピストランの聖ヨハネの集祷文など)、誤謬の危険(離教者や異端者のための聖金曜日の祈り、聖ペトロ・カシニウス、聖ロベルト・ベラルミノ、カンタベリーの聖アウグスチノの集祷文など)、諸聖人の奇蹟(聖ニコラオ、聖フランシスコ・ザベリオ、聖レイモンド・デ・ペニャフォルテ、聖ヨハネ・デ・デオ、ローマの聖フランシスカの集祷文)などが無くなってしまっているからです。


聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!



■私たちがカトリック信仰を守るためには、緊急救命作業が必要だからです。カトリック教会が、その聖伝の信仰を大切にする正常な状態になるのを待っている間、霊的な死の危険にさらされている霊魂に、出来る限りの緊急の救命援助が必要です。カトリック教会で最も大切なのは、霊魂に永遠の命を与える正統な聖伝信仰だからです。

■何故なら、カトリック教会にとって最も大切なのは、信仰であり、救霊だからです。Suprema lex salus animarum. カトリック教会法典の最高法規は、救霊を目ざすものである、ということです。教会法のために霊魂があるのではなく、霊魂の救いのために教会法が存在しているからです。カトリック教会は「法至上主義」ではないからです。
 この教会の最高の法「霊魂の救い」は、今までは不文律でしたが、カトリック新教会法典にはそれが成文化されています。(Can. 1752 - ... prae oculis habita salute animarum, quae in Ecclesia suprema semper lex esse debet. )


■何故なら、私たちには、カトリック教会に純粋な信仰を求め、それを守る権利と義務があるからです。「捏造された典礼」でも「平凡でその場しのぎの産物」ない、「信仰の遺産への忠実さと信仰の伝達への忠実な典礼」を求める権利と義務があるからです。


聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!


■何故なら「過去の人々にとって神聖だったものは、わたしたちにとっても神聖であり、偉大なものであり続けます。それが突然すべて禁じられることも、さらには有害なものと考えられることもありえません。わたしたちは皆、教会の信仰と祈りの中で成長してきた富を守り、それにふさわしい場を与えなければなりません。」そのような司祭や司教様は、たとえ嫌々でも、このままほっておいたのでは日本からは自然に生まれることはないでしょう。何故なら、日本では「憲法9条を世界の宝に」とか「トリエントのミサにこだわる必要はない」などという宣伝だけが幅をきかせているからです。


■ルフェーブル大司教の血の滲むような努力がなければ、聖伝のミサという「教会の信仰と祈りの中で成長してきた富」(教皇ベネディクト十六世の全世界の司教への手紙)はカトリック教会から絶滅していただろうように、日本におけるカトリック教会の将来を憂慮する愛する兄弟姉妹の皆様の努力と行動に、日本のカトリック教会の本当の再生がかかっていると信じているからです。「教会の信仰と祈りの中で成長してきた富を守り、それにふさわしい場を与える」(教皇ベネディクト十六世の全世界の司教への手紙)ことがどんな犠牲を払っても必要だからです。


聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!



■何故なら、カトリック教会の危機を解決するために、聖伝のミサを復活させたいという教皇様の願いにもかかわらず、日本では、司教協議会典礼委員会を中心に「バチカン公会議で廃棄されたというのが学者全般の解釈である」とか「日本のようなところでは意味がない」とか、この願いに抵抗しているからです。


■しかし事実は、日本では400年前、聖フランシスコ・ザベリオの来日以来、ラテン語で聖伝のミサを捧げ、多くの実りをもたらしてきました。


■何故なら「ラテン典礼は教会の様々な形式においてキリスト教時代のいつの時でも霊的生活において極めて多くの聖人達を生みだし、そして同時にかくも多くの民族を宗教の徳において強めまた彼らの敬虔を豊かにしたことが認められている」(ベネディクト十六世『スンモールム・ポンティフィクム SUMMORUM PONTIFICUM』)からです。

■また「ラテン典礼の司祭が、感謝のいけにえを、これを基準として捧げてきたばかりでなく、福音の宣布者は地球上ほとんど至る所に、これ(=聖伝のミサ)をたずさえて行ったのであります。また教皇グレゴリオ一世が、その大部分を企画編集したローマ・ミサ典礼書にある聖書朗読と祈願を通じて無数の聖徒が、神に対する信仰心を豊かに養ってきた」(パウロ六世『ミサーレ・ロマーヌム』)からです。

■日本で来年列福される188名の福者たちは、皆、この聖伝のミサにより殉教の精神と力とを得てきたからであり、信仰と血筋による私たちの祖先である潜伏キリシタンたちも、その信仰をラテン語のオラショで伝えてきており、日本カトリックの歴史においてラテン語の祈りは深い歴史的文脈を持っているからです。

■ますます交通の手段が発達し国際化が進む現在の日本において、ラテン語というミサの統一言葉が、言語と民族とを越えて、カトリック共同体をより容易に一つにする手段となるからです。各国語のミサは、国際化したカトリック信徒を分断し、留学生・旅行社・巡礼者などいわゆる「谷間」の人たちをミサから遠ざけ疎外してしまっているからです。

■また、ベネディクト十六世教皇様も言うように、新しいミサしか知らずに育ったけれども、後に聖伝のミサを知った「若い人々もまたこの典礼の形式を発見し、その魅力を感じ、その中に至聖なるミサ聖祭の神秘との出会いの形を見出し、そして特にその形が彼ら自身に適していることに気づいた、ということが明らかに証明されてきた」からです。

■従って、「古代教会の聖体秘跡書以来、何世紀も綿々とつづいてきたミサ典書」(ベネディクト十六世)は、「その敬うべきまた古代からの使用のゆえに当然の敬意が払われなければならない」(ベネディクト十六世『スンモールム・ポンティフィクム SUMMORUM PONTIFICUM』)にもかかわらず、日本で、まだこのカトリック教会の宝を知らない多くの若い人々がいます。そのような「若い人々もまたこの典礼の形式を発見し、その魅力を感じ、その中に至聖なるミサ聖祭の神秘との出会いの形を見出し、そして特にその形が彼ら自身に適していることに気づく」恵みを受けていただきたいからです。

聖ピオ十世会は、兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサに心から歓迎します!



<2007年12月の予定>


【大阪】大阪市東淀川区東中島1-18-5 新大阪丸ビル本館511号(JR新大阪駅の東口より徒歩5分)「聖母の汚れ無き御心巡回聖堂」

14日(金)午後5時半 平日(3級)紫
15日(土)午前11時  平日(3級)紫


【東京】東京都文京区本駒込1-12-5曙町児童会館1F 「聖なる日本の殉教者巡回聖堂」

15日(土)午後6時半 グレゴリオ聖歌に親しむ会
     午後8時30分 グレゴリオ聖歌による終課
16日(主)午前10時  ロザリオ及び告解
午前10時半  待降節第3主日(1級)バラ色(或いは紫)
     午後2時半  霊的講話 カトリック教養講座
     午後4時   グレゴリオ聖歌による主日の第二晩課
17日(月)午前7時 平日(2級)紫
18日(火)午前7時 平日(2級)紫

それでは、皆様のおこしをお待ちしております。

 詳しいご案内などは、
http://fsspxjapan.fc2web.com/ordo/ordo2007.html
http://immaculata.web.infoseek.co.jp/manila/manila351.html
http://sspx.jpn.org/schedule_tokyo.htm
 などをご覧下さい。

For the detailed information about the Mass schedule for the year 2007, please visit "FSSPX Japan Mass schedule 2007" at
http://immaculata.web.infoseek.co.jp/tradmass/

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