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四旬節第一主日

2009年03月01日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟の皆様、

 今日は四旬節第一主日ですね。今日のミサ聖祭の聖福音で私たちの主イエズス・キリストが40日の断食のあと受けられた試みについて読みます。これについて、以前、「マニラのeそよ風」321号に書いたことがあります。どうぞお読みください。

 カトリック教会は言わばいろいろな試みを受けているようです。第一の試みは、石だらけのようなこの地上を楽園(人間中心主義)に変えるように、犠牲を捧げる石の祭壇を楽しい食卓(新しいミサ)に変えるように、また私たちの主イエズス・キリストがその上にご自分の教会を立てた磐であるペトロを司教団(司教団体主義)に変えるように、試みを受けているようです。

 また第二に、人間の良心を絶対化し言わば「神格化」して人間の人格の尊厳による自由の絶対化(信教の自由)の試みを受けているようです。真理の高みから降りてみよ、真理から自由を切り離し、自由だけを絶対化せよ、と。

 第三の試みは、私たちの主イエズス・キリスト以外の宗教でも救われるのではないか、アシジの精神(エキュメニズム)の方が、教会は皆から愛され受け入れられるのではないか、という試みです。

 願わくは、ベネディクト十六世教皇様が、私たちの主イエズス・キリストに倣ってこれらの試みを退けますように!

 愛する兄弟姉妹の皆様、聖なる四旬節をお過ごし下さい。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)@ダバオにて

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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