局の道楽日記

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生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

タイピスト

2013-08-27 22:43:28 | 見る(映画 劇場 美術館など)
ちょっと暑さも一段落した日曜日の昼下がり


久しぶりに映画でも見ようとオットが提案。それじゃこれにしようよ!と前から見たかったのがこれである。 ☆ 
ローン・レンジャーに心を引かれていたらしいオットを押し切った。

 解説: 1950年代フランスを舞台に、タイプの早打ち以外には取りえのないヒロインが、タイプ早打ち世界大会優勝を目指して奮闘するラブコメディー。監督は、本作で初めて長編作のメガホンを取る新鋭レジス・ロワンサル。主演は『譜めくりの女』のデボラ・フランソワと、『ロシアン・ドールズ』のロマン・デュリス。ファッションなど1950年代当時のテイスト満載の映像美や、競技さながらの激戦が展開するタイプ早打ちシーンに目を奪われる  YAHOO映画サイトより 

マイフェアレディーとロッキーを混ぜ合わせておしゃれにしたような映画。

田舎から出てきたローズが秘書にやとわれる。気が利かなくてドジばかりの彼女はすぐにクビ宣告されるけど、タイプの早打ちに取り柄があるとボスに見いだされて特訓される。



私も昔タイプライターを使ったことがあるが(ワープロ以前の話、世の中変わったよね)あれって案外キーを打つのに力が要るのだ。指の力を鍛えるためには根本的な体力をつける必要があり、ランニングしたりピアノも習わされるローズ。



オットは最初のローズの走り方(まったく運動しない人の走り方)に受けまくり、それがしっかりとしたランニングの形になったのが印象的だったらしい。

特訓の甲斐あってフランス代表になった彼女はタイプライター社のイメージキャラクターとなり人気者に
しかしアメリカで行われる世界大会前にローズとボスに別れが



しかし優勝した彼女にハッピーエンド

田舎から出てきた設定のローズがどんどん洗練されて美しくなる。ファッションもおしゃれ。タイプのために色分けしてマニュキアされた爪さえ真似したいくらい色彩が綺麗。

それと彼女はただおどおどしたムスメじゃなく、結構癇癪もちではっきり自己主張するんですね。ボスのルイがお父さんにけなされるところ。フィアンセとして紹介されていた彼女はルイの父親に猛然と反発する。ガンコそうなオヤジであまり他人に逆らわれることもないような彼が一瞬怒るが、自分の息子に対する愛情を認めたのかその批判を受け入れる場面、ここでルイもローズに改めて惹かれたのだろうなってワタシの心に残る場面である。

見終わってかなり満足した映画。
ファッションも、パリの街並みも、音楽も・・・
フランス映画って小難しいイメージがあったけど、最強の二人もこの映画も心地よかった。





コメント (6)
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