局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ドラの誕生日

2013-09-20 23:59:20 | 家族あれこれ(犬も含めて)
今日はドラの誕生日だった。

ドラの生まれた夏はやはり暑く、あの年は阪神タイガースの何十年かぶりの優勝の年、当時住んでいた関西はそれで多いに湧き、ワタシの居た社宅のような住宅も毎夜ナイターを見ながら歓声があちこちから聞こえてきたのであった。

あれからもう28年 はるか昔のような あっと言う間だったような・・・

「赤ちゃん」「子供」ってものにあんまり接したこともなかった環境で、子育てするぞって観念的な覚悟だけで臨んだドラの誕生。
ただただいとおしいと思っていた我が子から、幾たびも夜泣きで起こされ、こんなに手のかかるものだったかと知らされた。
それを発端に(ああ 子供ってなんて思い通りにならないイキモノなんだろう)と何度思い知らされたか。
そりゃあ喜びも楽しみもあったけど 今まであんまり親に心配かけなかった自分に比べて、明らか心配かけるイキモノだったドラは 怒りや心配もそりゃあたくさんもたらしてくれたっけ。

今となっては懐かしいけどね。

今朝の燃えないゴミの日に電柱の前のゴミ置き場で、ドラの小学生の時のことを思い出した。
その電柱の前に、毎朝ドラの小学校の友達が集まり、ドラを待ってから登校した毎日。
確か8時20分始まりで、5分もすればついてしまう距離だったが、せっかちな双子の兄弟は7時50分くらいからそこで待っていた。
それから三々五々と近所の友達が来て(家より近い子もなぜか遠回りしてそこに集まり)ピークの時は10人くらいの集団になって行ったのである。
友達を待たせているからとせかすワタシをものともせずに、全然あせらずマイペースだったドラ。
ある時は窓の外に向かって「わりい ちょっとう○こしてから行くからもうちょっと待って」と言って「みっともないでしょ」とワタシに頭をはられたりして。

あのヤンチャさと人を集めてなにか面白いことしてやろーぜってノリは多分今でも変わっていないと思う。

彼の不在の誕生日。

遠く海外で迎えている誕生日ももう二度目。



7月末に引っ越して



やっと家具もそろったらしい



こんな所に住むようになるとはワタシも想像しなかった。

 

今月は西の方に出張もあったらしい。まだ慣れない所でM子も一人ぼっちでかわいそうにと思っていたらそちらの支社長さんから「奥さんも連れてくればいい」と言われて、同伴で行ったらしい。
「俺が働いている間にあっちこっちで遊びまくってたよ」だそうだ。M子もたくましい。まず言葉に困らないってのが強みであろう。

この度の引っ越し後、我が家にアマゾンから何度も荷物が届いた。
ドラが頼んだマンガの週刊誌である。
ドラの会社 御親切なことに、月何冊かマガジン類を無料で送ってくれるサービスがあって、カナダにいる間もずっと日本のマンガ雑誌を頼んでいたそうだ。しかし、それが引っ越しで途切れてしまった何週間ぶんかをアマゾンで買ったものである。

「悪いなおかん。それ送ってくれよ」

最初の4冊くらいは私も気軽に「いいよ~」なんて言っていたが それが10冊超えた頃・・・ついでにゲームと単行本も届いた日。
送料を調べて青くなったワタシ。

「あんたさ、あれ全部送ったら8000円だよっ。紀伊国屋があるんでしょ! そこで買いなよっ」

「ホントかよ。じゃ、単行本はいいや でも雑誌は手に入らないからよろしく」

何がよろしくだよ。私は海外送料比較サイトを駆使してカナダと違って今度はヤマトの宅配も使えることを知り、ついでだからとドラに買ってきたプレゼントは箱から出してぎゅうぎゅうに圧縮し、きっかり5kgに梱包してヤマトに持ち込んだのであった。これなら4500円で済む(それでもマンガ雑誌の送料と思うとアホらしいが)
ヤマトではこの梱包だと不安なのでこっちに包みなおしたほうが・・・ と言われ、ほどいた荷物が殆どマンガ本。顔見知りのヤマトボーイにムスコのバカがバレてしまった。
この時、あまちゃんのダイジェストと半沢直樹のブルーレイも送った。



誕プレありがとうってラインが来たから

「半沢直樹見た? あれを本気にして上司に倍返し なんて言うんじゃないよ」と返したら

「さすがにそんなアホじゃないよ~」と帰ってきた。



やっぱり君のアホはFBでばれている。(同僚とマンハッタンのスーパーで)
ドラはいまだにドラである。

しかし、ドラのFBの中にあった一枚の写真 ground0に新しく建っているビルである。



ここで亡くなった中にはドラのような年若い人たちも居たことだろう。同じように希望と少しばかりの野心をもって働いていたはずなのに。
ワタシと同じような母親を日本に残して。
もうこんな事が起きないように祈るしかできないけれど。

無事で楽しく過ごして欲しい。






コメント (8)
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