さて、ムスメの公演が終わった後、私たちは銀座に向かった。
松屋でやっていた ぐりとぐら展のためである。
YUMAMA奥様により招待券を提供していただいた。これが行かずにおられようか。
8階の会場にはいるために5階からの長蛇の列ができていた。私たちのような熟年も幼児を連れた親子も、若いカップルも。
そう待たずに中に入れたが、人ごみのわりには殺伐感のない雰囲気なのは展示のせいか? カップルがかるたの絵をながめながら、読み札を想像して文を作って言い合っているところなんて微笑ましかった。
童心にかえるっていうか
みんなが好きなぐりとぐら。
誕生50周年というこの本。
私も読んだこの本。もちろんドラとムスメの小さい時も読んであげた。シリーズで何冊かも買った。同じ作者による「いやいやえん」も読んであげた。実家から持ってきた古びた本の裏表紙には弟の名前が書いてあった。
「ぼくらの名前はぐりとぐら。
このよでいちばんすきなのは
おりょうりすること たべること
グリ グラ グリ グラ」
誰もが知っているこのフレーズで始まるおはなし。のねずみのグリとグラが大きな卵を草原で拾う。それをどうしようかと考えたあげくに大きなカステラを焼くことに。
大きなフライパンにふんわり盛り上がってできたカステラのおいしそうだったこと。
年を重ねると人間贅沢になって「カステラ? 松翁軒の五三がおいしいよね」などと余計な知識も身に着いてしまったのだが、その昔、粉と卵と砂糖で作ってもらったちょっときめの粗い母のスポンジケーキ。それが何よりおいしかったあの頃。グリとグラのカステラもこんな味なのかな?などと森のどうぶつたちがおいしそうに食べている絵を見ながら想像していた幼い自分。
私が自分で飽かずに眺めていたその絵、それを自分の子供たちにも読み聞かせながら、彼らの目が絵本にひきつけられて楽しんでいる様子を見るのが本当に楽しかった。
他によく読み聞かせた絵本には ちいさいおうちやせいめいのれきしのバートン、 さりーのこけももつみなどのマックロスキー、かいじゅうたちのいるところのセンダック もりのなかのエッツ・・・などの作者のものたちであった。
どっちかというと絵本の好みは西洋派だったが、この中川&大村姉妹の作品は好きだった。
この展示を見て改めて思ったのだけど、このシリーズってホントにおしゃれななのである。
どうぶつたちの服装、家の中や外の調度、パーティーやお弁当のごちそうの中身。
部屋はいつも植物が飾られ、適度に物が散らばり くつろげそうな空間。ギンガムチェックのワンピースや手編みのセーターなどのシンプルで気持ちよさそうな服を着た動物たち。この辺はやはり好きだったピーターラビットとかプーさんのイギリスの児童文学の挿絵の世界と共通している感を改めて感じた。
比べちゃ悪いが、子供たちが小さい時、良く読まれていたシリーズでノ☆タンという一連絵本があったが、あの色使いやわざと震わせたような線描はどうも趣味じゃなかったので、子供が読みたがっても絶対に家に持ち込まなかったなあ。
グリグラシリーズは、今見てもホントすてきな絵。そして大人をも引き付ける語り口。
この展示で絵葉書を何枚か買ったが、額に入れて飾っても和みそうである。
あと、この展示会の図録はおすすめです。ほとんどの絵本の原画が載っている太っ腹編集。今回初めて目にして気に入ったてしまったグリとグラのカレンダーシリーズの絵もすべて載ってるのには感激した。
この後 いくつかの都市でも開催されるらしいが行かれたらぜひお買い求めください、2000円以上の価値はありあり。
↓
あと思わずこんな本も買ってしまった。
これを見て「あいうえお」を教える日を夢見ているところである。
松屋でやっていた ぐりとぐら展のためである。
YUMAMA奥様により招待券を提供していただいた。これが行かずにおられようか。
8階の会場にはいるために5階からの長蛇の列ができていた。私たちのような熟年も幼児を連れた親子も、若いカップルも。
そう待たずに中に入れたが、人ごみのわりには殺伐感のない雰囲気なのは展示のせいか? カップルがかるたの絵をながめながら、読み札を想像して文を作って言い合っているところなんて微笑ましかった。
童心にかえるっていうか
みんなが好きなぐりとぐら。
誕生50周年というこの本。
私も読んだこの本。もちろんドラとムスメの小さい時も読んであげた。シリーズで何冊かも買った。同じ作者による「いやいやえん」も読んであげた。実家から持ってきた古びた本の裏表紙には弟の名前が書いてあった。
「ぼくらの名前はぐりとぐら。
このよでいちばんすきなのは
おりょうりすること たべること
グリ グラ グリ グラ」
誰もが知っているこのフレーズで始まるおはなし。のねずみのグリとグラが大きな卵を草原で拾う。それをどうしようかと考えたあげくに大きなカステラを焼くことに。
大きなフライパンにふんわり盛り上がってできたカステラのおいしそうだったこと。
年を重ねると人間贅沢になって「カステラ? 松翁軒の五三がおいしいよね」などと余計な知識も身に着いてしまったのだが、その昔、粉と卵と砂糖で作ってもらったちょっときめの粗い母のスポンジケーキ。それが何よりおいしかったあの頃。グリとグラのカステラもこんな味なのかな?などと森のどうぶつたちがおいしそうに食べている絵を見ながら想像していた幼い自分。
私が自分で飽かずに眺めていたその絵、それを自分の子供たちにも読み聞かせながら、彼らの目が絵本にひきつけられて楽しんでいる様子を見るのが本当に楽しかった。
他によく読み聞かせた絵本には ちいさいおうちやせいめいのれきしのバートン、 さりーのこけももつみなどのマックロスキー、かいじゅうたちのいるところのセンダック もりのなかのエッツ・・・などの作者のものたちであった。
どっちかというと絵本の好みは西洋派だったが、この中川&大村姉妹の作品は好きだった。
この展示を見て改めて思ったのだけど、このシリーズってホントにおしゃれななのである。
どうぶつたちの服装、家の中や外の調度、パーティーやお弁当のごちそうの中身。
部屋はいつも植物が飾られ、適度に物が散らばり くつろげそうな空間。ギンガムチェックのワンピースや手編みのセーターなどのシンプルで気持ちよさそうな服を着た動物たち。この辺はやはり好きだったピーターラビットとかプーさんのイギリスの児童文学の挿絵の世界と共通している感を改めて感じた。
比べちゃ悪いが、子供たちが小さい時、良く読まれていたシリーズでノ☆タンという一連絵本があったが、あの色使いやわざと震わせたような線描はどうも趣味じゃなかったので、子供が読みたがっても絶対に家に持ち込まなかったなあ。
グリグラシリーズは、今見てもホントすてきな絵。そして大人をも引き付ける語り口。
この展示で絵葉書を何枚か買ったが、額に入れて飾っても和みそうである。
あと、この展示会の図録はおすすめです。ほとんどの絵本の原画が載っている太っ腹編集。今回初めて目にして気に入ったてしまったグリとグラのカレンダーシリーズの絵もすべて載ってるのには感激した。
この後 いくつかの都市でも開催されるらしいが行かれたらぜひお買い求めください、2000円以上の価値はありあり。
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あと思わずこんな本も買ってしまった。
これを見て「あいうえお」を教える日を夢見ているところである。