朝から、明後日に予約していた美容院より、申し訳ないけど明後日は閉店しますとの電話があった。
ここはいつもすごく人のいるところ
スクランブル交差点もいつもの1割くらいか?
銀座線やヒカリエ方面に行く、いつも混み混みの階段も私一人
昼間には、来週の整体の予約も、来月まで延期してくださいとの電話もあった。
まあ仕方がない。不要不急と言えばハイ、不要不急ですと言わざるをえない。私がザンバラ白髪になっても、多少腰痛が来ても、気にする人はごくわずかであろう。
しかし、今日はもうひとつ都心でマツエクという予定があった。
これこそ不要不急の自己満足のためだが、今日やっておかないと次にいつできるかわからないので、マスクをしっかりして携帯の消毒スプレーを持参で電車に乗った(久しぶりの電車である)
いつも、昼間でもまず座れない路線だが、半分くらい空席があった。
午後2時くらいの渋谷駅の通路
ここはいつもすごく人のいるところ
スクランブル交差点もいつもの1割くらいか?
銀座線やヒカリエ方面に行く、いつも混み混みの階段も私一人
この階段を上りきった所で、下で大きな音がした。
(なにかしら?)と思って振り返ったら、中年?のおじさんが転げ落ちたのか階段下で倒れていた。
周りにいた人たちは、誰も駆け寄らず遠巻きに見ているだけ。
普段なら、駆け寄ったり、散らばった荷物を拾うくらいの人もいるだろうが、みんなまるで「だるまさんが転んだ」みたいに突っ立って止まっているだけ。
心のどこかで、他人と距離を縮めたくないと思っていたからだと思う。
すぐに駅員さんらしき人が来て、彼を起こしたのが確認できたとたん、魔法にかけられていた私を含む周りの人たちは歩きだした。
緊迫感が感じられた一瞬だった。
私も数年前、両手に荷物を持って最寄りの駅の階段から転げ落ちた事があるが、周りの人がよってたかって、荷物を持ってきてくれたり、助け起こしてくれたり、あまりに親切だったので、かえって穴があったら入りたいくらいの恥ずかしさだった。その頃と比べるといたしかたないけど世の中がコロナによって、変わってしまったのかもと思った。
そう言えば今日は私の誕生日なんだけど、一昨年は神楽坂でワイン仲間みんなに祝ってもらい、去年は息子一家と一緒に、お嫁ちゃんと孫2の合同誕生会をしたんだなぁと思い出した。
それが今年は緊急事態宣言発令日だって。なんてこったですね。
あの平和で楽しかった日常が、また来ますように。
明日から覚悟して引きこもろうと思う。