局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

両親を訪ねてニットに出会う

2021-01-11 21:14:27 | 着る
緊急事態宣言が出てしまったが、この連休の一日を使って、老人ホームにいる両親を訪ねて県をまたいで移動した。オットもつきあってくれて車でである。
行ったところで、もちろん中に入れず、寒い玄関のガラス越しにPHSで15分ほど話すだけである。



実家の県も徐々に感染者が増え、こういった施設でもクラスターが出ているらしい。
こういう形態になって1年がたつわけだけど、困ったものですね。
この施設、今までコンサートやカラオケやお茶のお稽古やらいろいろあったのにもちろん中止。刺激がなくて鬱っぽくなった母と先月誤嚥性肺炎で入院して危うくあの世に行きそうで復活した父(その時も会えなかった)



父はかなり痩せて、ワタシのこともわかっているのかいないのか?だが、こうやって出てこられたのは奇跡みたいなもんである。



母は一時よりは元気になってるみたいだけど、やっぱり痩せた。おしゃれな人だったが、なんとなくなげやりなコーディネート。
季節の変わり目には私が行ってクローゼットの中の整理をしたりしてたのに、それも一年もしていないから無理もない。

ホントに改めてやっかいなウイルスが流行ったものですね。

お昼は街中で弟と三人でとんかつや
実家方面は豚肉が美味しいのである。弟推薦の店。夜は居酒屋になるらしいが、今はランチだけの営業らしい。
「夜はまったく客が来なくなっちゃったからやめたのよ。ランチだけ」
弟が「ママは俺たちの小中の先輩だよ」
「何年生まれ? じゃあたしの妹と同じ学年だわよ」とママ
「え?じゃ〇〇子ちゃんのお姉さまですか~~?」 と実家地方あるある。



サービスしてくれたらしく120gのはずが2割マシくらいだった。

その後近くの地元資本のデパ地下で孫たちの好きなお菓子と夕ご飯の食材など買って帰ろうと思って立ち寄ったら、上の階で物産展をしていた。

「あ、市長がいるわ」と弟。そのまま挨拶して話し込んでいる。高校の先輩だそうだ。やはり実家地方あるあるである。
色々便利かもしれないけど、めんどくさいこともあるだろうなぁと故郷を離れた年月の方が長くなった姉は思う。

そんな中、ワタシは物産展入り口であるものに引っかかってしまった。

色鮮やかなニットのマフラーやストールたちの店。
この色使いに見覚えがあったのである。

https://www.matsui-knit.com/これをご覧くだされ。

12月にNHKーBSのイッピンという番組でこのニットを見てその色の鮮やかさに目を引かれ、50年以上前の織機を使って織り上げる職人さんの技に感銘を受け、このマフラー欲しい!と心に刻まれたのだった。




それがある! 目の前にある! 当然買う! 久しぶりの物欲沸騰!
欲しいなあって強く思うとなぜか目の前に現れることがワタシにはよくあるが、そんな手の届かないほどの価格のモノじゃなかったのは幸いである。

オットと弟はワタシがいないのに気づいて戻ってきたが、売っているお姉さん相手に夢中で商品を選んでいるワタシを見て
「こりゃ~時間がかかりそうだ」と悟ったらしい。

単品で一つだけ選んだら、お姉さんが今なら選べる福袋がありますよ とすすめてくれた。
アクリルとウール混紡マフラー一本の値段でラムウールのマフラーもついてくるという。そりゃ~買います、買います、買いますとも。



悩んで悩んでこれをget
オットと1本ずつ。
冬はアウターが黒っぽいから、差し色にちょうどいい。

と、両親の衰えを目の当たりにし、緊急事態宣言でさっそく新年会が2つつぶれて友人にも会えずのなんだかな~の新年にちょっとだけ明るさを添えられたのであった。



コメント (2)
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