局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

はまっている果物

2022-03-01 22:26:58 | 日々の生活
最近の柑橘類の多様化ったらないですよね。
昭和時代はみかんの他はすっぱい夏ミカンくらいしかなかったような気がする。甘夏とか伊予かんが出て来た時には、子供心においしくなったなあと思った。
そういえばグレープフルーツが輸入され始めた時は、結構オシャレな新しいフルーツとして認識されてませんでしたか?
上下で半分に切って、グラニュー糖をかけてスプーンですくって食べたものなんですよね。そのスプーンの先半分くらいが、果肉を皮の内側からこそげやすいようにギザギザになってた気がする。
そういえばイチゴスプーンなんてのもありましたよね。これはスプーンの底の部分が平になっていて、それでイチゴを潰して砂糖と牛乳をかけて食べたものであった。

グレープフルーツスプーンもイチゴスプーンも最近は見ないですね。
果物自体の糖度が上がったせいで、こういった食べ方をしなくなったからなのか・・・
そのうち「昭和の遺物」としてクイズに出そうな予感

例によって前置きが長いが、そうそう、柑橘類の進化だかなんだかの多様化の話です。
年を追うごとに糖度が上がりジューシーになっている。「デコポン」を食べた時は(うむ、ここまで来たか)と感動したものだったが、一昨年あたりから「紅マドンナ」なんて果物だかゼリーだかわからないような、果肉の肌理がこまかくて味が濃くて甘いのが出てきましたね。
確かに美味しい、、、しかし薄紙などに包まれて大層な箱に入って贈答用になっていることが多く、気軽に買うにはなかなかの価格である。

と、さらに前置きなげーよですが
はまってる果物はこれです ↓



スウィーティー イスラエル産 アメリカ産のものはオロブロンコと呼ばれる

グレープフルーツと文旦の交配種だそうだ。

私はこれが好きで好きでどうしようもなく好きなんですよね。
毎年11月くらいからこれが店頭に並び始めるとワクワクしながら買って、シーズンが終わるまで買い続ける。
紅マドンナとは違い買いやすいお値段でもある。

結構甘みはあるが、爽やかな酸味がそれをほどよく打ち消し、喉を通り過ぎたあとに舌に残るかすかな苦みにうっとりして
「次も食べるぞ」と意欲がわいて、案外ボリュームのある一個を食べ終わってしまうのである。
この「苦み」の要素って味に深みを与えるもんですね。春野菜もほとんど苦みがある。これらを美味しいと感じるようになるのが、いわゆる大人舌なのであろう。
私の好きなワインのソーヴィニヨンブランも、まさに爽やかな酸味と苦みのハーモニー。単に自分の好みってことなのかもしれませんが・・・



ところで、柑橘のふくろを剥く時にちょうどいいのがこの道具



これはホントに便利です。 これがあるとQOLが変わるよ(おおげさ)
コメント (7)
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