局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

目黒で月を堪能す

2024-11-30 23:02:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
旅日記を書こうとは思うんだけど こちらも忘れないうちに備忘録

昨日(金曜日) オットに頼まれた管理仕事のうちあわせに行った。
終わった時はお昼時、ワタシの次の予定は3時。自宅に戻るのにはちょっと中途半端 なので ここいらで時間をつぶそう。

一人ランチで選んだのは駅のそばのコリアンレストランであった
わりにレビューは良かったんだけど・・・


すっぱいだけで旨味のないキムチと泥っぽいスープと


同じく酸っぱくて塩気が多くて旨味の無いのに変にスパイシーなヤンニョムチキンがメイン


デザートの杏仁豆腐で口直ししようと思ったらこのシロップにまで黒酢が使われていた。豆腐自体の食感はいいのに残念
料理全般 どんだけ黒酢好きなんだよ! と 変にスパイス使ってこじらせてる感じ。
ワタシの美味しいモンセンサーが久しぶりに外れてしまったのがショック。店主がイケメンだったのがせめてもの慰めであったw・・・

食べ物でガックリが尾を引くもんで ちょっと気分を変えようかと
行人坂を降りる この坂は江戸市中から目黒不動尊への参詣路だったそうですよ。
行きはよいよい帰りは・・・ の坂なんですよね


大圓寺前を通り過ぎる


天台宗の寺院 釈迦如来 大黒天を祀り 元祖山手七福神の一つだそうだ


目的はここのホテル 目黒雅叙園です




お七の井戸 八百屋お七とは、恋焦がれた寺小姓吉三会いたさに自宅に放火して鈴ヶ森で火刑にされた迷惑系情熱女子ですが その恋慕の相手はお七亡きあとに僧侶となって念仏行に出かけたらしいが その出発時にお七の菩提を念じつつ水垢離を行ったところ なんですと。
この前は今までに何度も通ったが気づかなかったよ。


見上げると緑が濃い 目黒駅から目黒川までドーンと下がる
河岸段丘なんですかね?


ホテルのエントランスはクリスマス模様
といってもここのホテルはどっちかというと全体が東洋風なのが似合う気がする



ほらね
廊下の壁画なぞ


百段階段の入り口です
こちらのエレベーター
ここからして豪華です


内部


韓国の螺鈿作家によるものだそうだ





「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
“昭和の竜宮城”と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。サイトより



今回は 月百姿×百段階段


はるか昔から月は人々を魅了し続け 古今東西の文化や芸術において主題として扱われてきました 月百姿は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師 月岡芳年が月にちなんださまざまなモチーフを書いたシリーズです

だそうです






今まで何度か行ったが お雛祭りだのの時は激混み 今回はそこまで人は多くなかったがとても良かったですよ。

見学客もジジババが多いと思いきや 若い男の子の二人連れとか仕事の途中っぽい渋オジとかも 日本髪を結って着物を着てさかんに写真を撮ってもらってるSNS発信するんですか? の若い女子もいた。











月岡芳年 最近聞いた名前と思ったが この夏太田美術館でこの展示の中でも登場していたっけ
月とかそれにまつわる幽遠な世界を描くのが好きな浮世絵師だったんじゃないですかね?
原本の浮世絵は写真不可なので写真は加工された作品です















魚樵の間


月にまつわる現代作家の作品も展示


次の部屋


すすきも風が吹いてさわさわする


月もプロダクションマッピングで陰が変わる ウサギも出て来る






中国風の部屋


中華風の食卓と中国美人
















部屋の四季の画も素晴らしく











芳年の作品を









清方の美人が見下ろす










百段階段の最上階 なぜか99段なんですよね


頂上の間


こういう部屋のしつらえも素敵だ
1935年の建築 よく火事にも会わずに残ってたもんですね
ワタシの明治生まれの祖母が姪の結婚式がこの会場であって
「竜宮城みたいな所だったんだよ」と語ってたのを思い出す
当時も豪華絢爛な建物だったのではないでしょうか?




これは複製です




さて 帰りますか




ここのショップはちょっと変わったセレクションで素敵なものが多い




良い展示を見られて コリアン料理の味を忘れた




コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 腰痛とお土産 vol.2 | トップ |   
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (keba)
2024-12-01 00:38:58
雅叙園って仕事でしか行ったことがなかったので
(会議に使うにはちょっと微妙な雰囲気で)
階段がある事は知ってたけど行ったことはなかったです。
素敵ですね、竜宮城、確かに言い得て妙。
だからあんなに、観光バスでいらしたかのようにおばさま達が多かったのかぁ
何度も行ってたのに知らんかった〜
返信する
Unknown (olivekitchen172)
2024-12-01 07:34:48
おはようございます
目黒雅叙園の方がしっくりくる年代です〜🤭
過去に友人と百段階段ツアーと2度ほどランチに行きました
ガラス窓が当時のものでゆらゆらしてて萌え〜でした⤴️
あっ!ムスコの結婚式はこちらでした♡
ムスメは赤ちゃんがいたので当日泊まることにしたので、お部屋を見せてもらったら〈竜宮城〉でした!
入り口から異空間でワタシも泊まりたかった〜
トイレは行かれました?
トイレまでも〈竜宮城〉で、都内にあるのに広さを感じるいいホテルだったのを思い出しました〜
はぁぁぁ帰りたい、、、、😭
目黒、全く詳しくないんですが車窓の景色で高低差の激しい土地だなの印象でした 河川段丘なんですねーータモ姐さま勉強になりました!
時間の潰し方が素敵すぎます💓
返信する
tsuboneさま (冷水俊頼)
2024-12-01 20:00:42
冒頭の部分は読み飛ばして、沢山の写真ありがとうございました。たっぷり楽しませていただきました。座ったままで久しぶりの雅叙園、なんか昔より見どころが多くなった気がしました。
返信する

コメントを投稿