萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

第58話 双壁act.10―side story「陽はまた昇る」

2012-11-17 23:47:33 | 陽はまた昇るside story
Ragnarokkr, その約束に祝福を、



第58話 双壁act.10―side story「陽はまた昇る」

アルプスの女王に、薔薇色の炎が融けていく。

黒に沈むツェルマットの街、その彼方に尖峰は赤色光を映しだす。
太陽は標高4,000mに最後の光を投げかけて、西へと眠りについていく。
白い光、あわい金色の紅から紫へと稜線の空は刻々と移ろわせ、陽は沈む。
もう深い紫の夜は中天から降る、銀色の輝きが目覚めだし高みは彩られる。

燃える赤い光、静謐の紫深い闇、太陽の支配する時の終焉は壮麗なコントラストに華やいでいく。

「Ragnarokkr、ソンナ感じだよね、」

透明なテノールが隣で笑い、白い指にグラスを携える。
ガラスのなか酒は光を溶かし薄紅へ色を変え、同じ色彩にベランダも光映える。
ガラスに揺れるアルプスの酒、一昨日も飲んだ花と果実の香に英二は微笑んだ。

「それ、神々の黄昏って意味だった?」
「そ、北欧神話のクライマックス。天上の楽園が炎で焼かれて、コアの部分だけが残るんだ、」

愉しげに声は黄昏に明るんで、雪白の肌あわく薄紅を耀かす。
秀麗な笑顔は透明に温かで、底抜けに明るい目に黄昏の山が映りこむ。
高峰を瞳に魅せる横顔、どこか不可侵のよう綺麗で英二は黙って微笑んだ。
その微笑に振り向いた山っ子は、透明な眼差し細め機嫌よく笑ってくれた。

「お、なんかイイ笑顔だね?別嬪だよ、その顔。眼福だね、」

深く透けるテノールの美声、けれど言っている単語がなんだか可笑しい。
可笑しくて英二はグラスに指伸ばしながら、隣に笑いかけた。

「喜んでもらえるなら嬉しいよ、その楽園ってヴァルハラって名前?」
「お、知ってるね?おまえも結構、本読んでるケドさ、神話とかお伽話みたいなモンも興味あるんだ?」

ちょっと意外だね?そう愉快に山っ子が笑ってくれる。
言われた「お伽話」に郷愁を思いながら、英二は正直に答えた。

「祖母のとこにいる人がさ、小さい頃から読み聞かせてくれたんだ、」
「へえ、乳母ってやつだね?おまえってマジの坊ちゃんなんだね、」

さらり、なんの衒いなく訊いてくれる言葉が自分の現実だろう。
前は自分が「坊ちゃん」と思っていなかった、けれど社会人になって初めて気がついた。
この世間知らずだった自分に少し困りながら、英二は素直に頷いた。

「そうみたいだな、俺も社会に出るまで気付いてなかったけど、」
「ずっと坊ちゃん学校行ってたら、気付かないの当然だね。同じタイプのヤツが多いんだろ?そういう私立とかって、」
「うん、似たような感じだったな、今思うと。俺みたいに世間知らずじゃないかな、エスカレーターで内部進学すると、」
「ホントに箱入りってヤツなんだね?そういうの、おまえの性格でも楽しかったワケ?」

からり笑ってパートナーは核心を突いてくれる。
この質問への答えは決まっている、正直に英二は笑った。

「それなりには楽しかったよ、でも正直なとこ違和感っていうのかな?なんとなく居場所が無いって感じる事が多かったよ、」
「だろね?おまえの居場所はコッチ側なんだから。良かったよね、箱から出てこられてさ、」

笑いながら白い顎をすこし上向け、グラスを傾ける。
グラスの酒が薄紅の唇へ消えていく、ゆれる薔薇色の光が夕陽きらめく。
アルプスの夏、ゆっくり訪れる黄昏の光はベランダを照らし、いま視界を花の色へと明るます。
華やかで透明な光の時間、この雄渾な時うつろう瞬間に見惚れるまま、英二は綺麗に笑った。

「きれいだな、」
「だろ?こっから見る夕焼け、好きなんだよね、」

うれしそうに笑んだ唇に、ワインの名残が黄昏に艶めく。
微笑んだ薄紅は花のよう綺麗で、そっと見つめながら英二はパートナーに尋ねた。

「光一のファーストキスって、どんなだった?」

問いかけに、透明な瞳がこちらを見た。
英二を見つめ、ふっと笑って、微笑んだ薄紅の唇は教えてくれた。

「モーニングキスだよ、寝てるトコを勝手に俺がしちゃったね、」

寝ている相手に勝手にキスをする。
そんなことを光一がする相手は、限られているだろう。
すこし意外な答えに1つ瞬いて、思ったままを英二は尋ねた。

「それって、相手は雅樹さん?」
「だよ、」

短く答えて、薄紅の唇が笑う。
どういう状況だったのかな?そう見た先で光一は綺麗に微笑んだ。

「穂高と槍を雅樹さんと縦走したって話したよね、あのときだよ。昼寝のときだったから、正確にはミディキスってカンジ?」

微笑んだ透明な瞳が、懐かしさと愛惜に温かい。
優しい透けるような笑顔で光一は、テノールに記憶を載せた。

「俺にとって初めての連泊縦走だった、俺が5歳の時から約束してたんだよ。で、ちゃんと約束守って連れて行ってくれたんだ。
登ったトコ眺めようって、最終日は梓川のサイトでテン泊してね。予定よりハイペースで下りたから、昼にはテント張れたんだよ。
昼飯いっぱい食って、河原に寝転んで山を観ながら喋ってね。雅樹さんが登った色んな山の話をして、一緒に行く約束を沢山したよ。
きらきら碧い川でオレンジジュース冷やして飲んで、青空の木陰で風が気持ち良くってね、で、気付いたら雅樹さん寝ちゃっててさ、」

8歳だった光一と23歳だった雅樹の、きらめく夏の風景。
ふたりは年は離れていても本当の親友だった、そう誰もが話してくれる。
一人っ子の光一にとって雅樹は兄で、憧れで、アンザイレンパートナーだと今も慕う。
そういう光一を雅樹は弟のよう可愛がって、愛して、才能ある山ヤとして心から大切にしていた。
そんな2人の風景が今、遥かな北壁の前にテノールの声から甦っていく。

「5日間、穂高と槍をガキ連れて歩いてたんだ。気疲れしない訳がない、しかも俺って自分のペースで登るだろ?でも合わせてくれた。
まだ8歳だったけどね、俺のペースはもう速かったんだ。それでも雅樹さん、いつも楽しそうに笑ってくれて、一緒に歩いてくれた。
約束してたポイント全部登らせてくれてね、ほんとに楽しかったよ。それで雅樹さんのコトもっと好きになってさ、帰るのヤダったね、」

懐かしい記憶に笑って、光一はグラスを傾けた。
ひとくち飲みこんで、そして薄紅の唇は話を続けてくれた。

「河原で眠ってる雅樹さんを見ながら、ほんとに大好きだなって想ってさ。雅樹さんの寝顔は、ホント極上の別嬪だったね。
明るい青空のした長い睫が翳を作って、白い頬が少しだけ日焼けで赤くなっててね。さらさらの髪に木洩陽が光ってきれいだった、」

明るい夏の空、清流のほとりで眠る青年の寝顔。
16年前の夏、幸せに充ちていた寝顔への想いに微笑んで、透明な声は紡がれた。

「きれいだ、大好きだ、そう想ったまんま俺、キスしちゃったんだ。やわらかくって、オレンジの香が甘かったよ、」

オレンジの香のキス。

そんなキスの記憶に納得ひとつ、ことんと心に落ちた。
なぜ光一が周太を特別視するのか?その理由が解かったかもしれない。
この優しいキスの記憶へと微笑んだ英二に、山っ子は幸せな笑顔ほころばせた。

「キスが離れた瞬間、雅樹さん目を覚ましてね。今、山の神さまにキスしてもらう夢を見てたよ、って俺を見あげて笑ったんだ。
だから俺、正直に告白したんだ。今、俺が雅樹さんにキスしたんだよってね。そしたら雅樹さん、真赤になって困り顔になってさ?
覗きこんでる俺の顔見て、綺麗な目が笑ってくれたよ。僕のファーストキスは光一になっちゃったね、って笑って抱きしめてくれた、」

8歳の少年が23歳の青年にキスをした。
山に繋がれる2人は、きらめく夏の光に何を見つめたのだろう?
どこまでも明るい無垢な2人の夏、その風景への想いに英二は綺麗に微笑んだ。

「雅樹さんと光一、お互いにファーストキスだったんだ?」
「だよ?お初同士だったね、」

楽しげに笑って光一は肯定した。
きっと真面目な雅樹は少し困っただろう、8歳の子供とキスしてしまうなんて?
そんな雅樹を父親の吉村医師は「女性とキスした事も無かった」と言っていた、それが今裏づけられた。

―やっぱり雅樹さん、山と医学ばかりの真面目で無垢な男なんだな、

山と医学に夢を懸ける真面目な、優しい美しい青年。
そう誰もが雅樹を語ってくれる、そんな雅樹と似ていると言われるのは嬉しい。
本当に自分も雅樹のように生きられたらいいのに?そんな想い微笑んだ隣で、透明な笑顔がほころんだ。

「だから雅樹さん、俺としかキスしたこと無いんだ。俺が最初で最後、…っ」

最後の言葉に涙、こぼれだす。

ゆっくり頬を伝わらす涙に、アルプスの黄昏きらめき映る。
きれいな黄金の雫は白い頬に軌跡を描く、そして山っ子は幸せに笑った。

「俺ね、あのころは恋愛とか、全然分かってなくってね。でも今にして想ったら、俺は雅樹さんに惚れてたんだよね。
あれは人間らしい初恋だったなって今なら分るんだ、周太への気持ちとは違うトコ多いんだけどね。でも、どっちも初恋だよ、」

雅樹と周太、それぞれへの初恋。
普通なら初恋は1つだろう、けれど光一は2つだと言う。
その意味を訊いてみたい、そんな想いに英二は黄金の涙をキスで拭った。
ふれる頬から高雅な香は潮のあまさと唇にしみる、その香とあまさに微笑んで英二は訊いた。

「2人とも初恋って、どういう意味?」

問いかけに、底抜けに明るい目が笑いかけてくれる。
そして透明なテノールは、謳うよう教えてくれた。

「山への恋と、人間への恋ってコト。周太は俺にとって、山と同じだよ、」

ふたつの恋を並べて言って、山っ子は綺麗に微笑んだ。
肩越しに近い至近距離、透明に無垢な瞳を見つめて英二は、穏やかに笑いかけた。

「雅樹さんは人間として恋したんだ?」
「だね。でも恋愛ってほどじゃまだ無かったけどね、俺も8歳のガキだったからさ。でも大好きだ、」

正直なまま答えてくれる眼差しは、誇らかな自由のまま笑う。
きれいな明るい笑顔に朱いろ優しい光が射して、彼方へと視線が誘われた。
いざなう光の先、黄昏は山を深く紫に染めあげ、薔薇色の空へと星々が夜を連れてくる。
ゆっくりと夜になっていくマッターホルン、その北壁にと英二は綺麗に笑いかけた。

「吉村先生に聴いたけど、雅樹さんもマッターホルンに登ったんだよな、」
「うん、」

隣の横顔は頷いて、けれど視線は雄渾な山影を見つめている。
そのままにテノールの声は、懐かしそうに微笑んだ。

「ガイド登山だとヘルンリ稜で3時間を切ってる。でね、大学の山岳会で北壁にもアタックしてさ、7時間って言ってた、」

北壁のルートは、どこなのかもう解かる。
この理解のままに英二は、パートナーに笑いかけた。

「それ、シュミッドルートなんだろ?だから光一、あのルートは詳しいんだろ?」
「当たり。夕焼けの槍ヶ岳を見ながら雅樹さん、7時間の話をしてくれたんだ、」

底抜けに明るい目が英二を見、楽しげに笑ってくれる。
そして透明な声は16年前の約束を話してくれた。

「その話を聴いてさ?俺がトップなら北壁も2時間で登れる、だから俺とアンザイレンして登りに行こう、そう約束したんだ。
それで穂高から帰った次の週、山図を持ってきて教えてくれたんだ。雅樹さんに教わってるから俺、今回の記録も出来たんだよ。
だから今日、本当に嬉しかったんだ。おまえが雅樹さんの約束に気付いてくれて、一緒に登ったって言ってくれたのが嬉しいんだ、」

16年前の夏に少年と青年が描いた夢は、まぶしい。
その夢に自分が加えて貰えた、それが素直に嬉しくて英二は綺麗に笑った。

「俺も嬉しいよ、ふたりの夢を一緒に登らせて貰えてさ、本当に嬉しいよ?」

これは本音、まばゆい夢を共に見られた事が嬉しい。
16年前の夏、自分が何を見つめていたのか?その哀憎の記憶すら今、清められる。
同じ16年前の夏の記憶たちは違い過ぎて、けれど今、こうして並んで共に夢を叶えて笑いあえる。
こんな今が幸せで、きっと雅樹も一緒に登ってくれるのだと誇らしくて、そして今の瞬間に気付かされる。

―きっと、ふたりの夢と約束は、俺を救ってくれるザイルだ

いま北壁にふる黄昏に、懐かしい約束の瞬間たちは愛しく、まばゆい。


 Masaki Yoshimura July1998



午前6時、マッターホルンは赤く耀いた。

紺碧の夜は中天へと昇りだし、薄紅の雲なびく空はペールブルーに明けていく。
星の銀いろ名残らす暁に静謐たたずんで、遥か凍れる山をベランダから仰ぎ見る。
モルゲンロートの赤い光まばゆく輝度をまし、時間と空間に朝を呼び起こす。
黎明の風は冷たく頬を撫で、ジャケットを翻す翳に氷河の空気を吹きこんだ。

―見納めだな、

今日、アイスメーアに移動して標高3,355mミッテルレギヒュッテに入る。
そして明日はアイガー北壁で再びアンザイレンザイルを結びあう。
だから今がマッターホルンをゆっくり見る最後になる。

―…夕焼けの槍ヶ岳を見ながら雅樹さん、8時間の話をしてくれたんだ
  俺がトップなら北壁も2時間で登れる、だから俺とアンザイレンして登りに行こう、そう約束したんだ
  それで穂高から帰った次の週、山図を持ってきて教えてくれたんだ。雅樹さんに教わってるから俺、今回の記録も出来たんだよ

見上げる氷食尖峰に、昨夜の黄昏に聴いた約束が映りこむ。
約束を結んですぐに雅樹はマッターホルン北壁の山図を持って来た、そのことに約束は本気だったと解かる。
きっと本気で雅樹は信じていた、いつか光一と北壁を2時間で登頂する事を信じて、まだ8歳の少年と約束を結んだ。

―本気だったんだ、雅樹さんはいつも。心から光一を山ヤとして尊敬して信じて、愛していたんだ

山と医学ばかりの男、佳い男で良い山ヤで、美しく優しい男。
そんなふうに誰からも言われる雅樹の夢は、山っ子のアンザイレンパートナーになること。
そんな雅樹と光一が見つめた16年前の槍ヶ岳、日本のマッターホルンと言われる山へと想いは重なっていく。
あの峻厳に聳える母国の山、あの場所で雅樹は眠りについた現実と光一の想いが今、ようやく気付かされる。

―…俺の夢だったんだ、大好きなひとと山に、ずっと登りたかったんだ。あのひとを俺は大好きで、憧れて、愛してた
  最高峰行こう…言ってくれたんだ、俺が大人になったら、生涯のパートナー組もうって…ガキの俺と本気で、約束してくれたんだ
  でも死んだんだ…俺と約束をしてすぐ、ここに登って、ここで死んじまったんだよ…俺との約束ごと、雅樹さんは死んだんだ

槍ヶ岳山頂の北鎌尾根、あの場所で光一が叫んだ言葉たち。
雅樹と約束をした故郷のマッターホルン、そして今ここから見上げるアルプスの女王と謳われる山。
この瞬間に聳える北壁を今、隣から光一も一緒に見上げている。

今、光一は何を想う?

今から24時間ほど前の時間、自分たちは北壁にいた。
あの2時間弱の時に光一は何を見つめていたのだろう?
そんな想い廻らす隣はゆっくり此方を振り向いて、山っ子が微笑んだ。

「北壁、また登ってみたい?」

透明なテノールが風に笑って、訊いてくれる。
その声に素直な想い微笑んで、綺麗に英二は山へ笑った。

「ああ、登りたいな。光一とアンザイレンして一緒に登りたい、」
「そんときは英二、トップやってみる?」

底抜けに明るい目が笑って、愉しげにテノールは提案する。
この提案に、2日前に言ってくれた言葉を思い出し英二は微笑んだ。

―…おまえの山の姿をいちばん見てるのは、俺だ。
  英二の実力と運は誰より俺がよく知ってるよ?だから世界で一番に俺が、おまえを信じてる





ユングフラウ鉄道、アイスメール駅。
蒼い氷のトンネル歩く途中、横穴から外の光景が覗く。
四角い氷の窓の向こうに時おり心惹かれながら進み、扉を開く。
開かれた視界は白銀まばゆく充たされて、氷河の上に雪原はひろがった。

「…うわ、」

黒い岩壁に凍れる雪は蒼く、陽光ふる氷原は白銀に輝いている。
隆起する氷雪の陰翳、覆いつくす万年雪なだらかな斜面、その下は分厚い氷が積もりゆく。
いま立っている雪原の下、凍り眠れる太古の水は幾星霜の時を刻んだのだろう?

―周太?いま俺は過去の水の上にいるよ、

そっと心裡に俤へと語り掛ける。
いま想う人は樹木を愛し、木々が抱く水の廻りを学んでいる。
この世界を廻っていく水の道を学ぶ人、そんな周太が氷河を見つめたなら何を想う?
そんな考え廻らせながらアイゼンを履き終えると、明るいテノールが笑って教えてくれた。

「フィッシャー氷河の源流だよ、絶景だろ?」

底抜けに明るい目は楽しげに笑って、アンザイレンのザイルを渡してくれる。
その片端を受けとりながら英二は素直に頷いた。

「うん、すごいな。銀色の海だ、」
「お、イイ表現だね?おまえって結構、詩的だよね、」

笑って光一は手早くザイルをハーネスに繋いでいく。
英二も自分側のザイルを繋ぎ、すぐ終わるとヘルメットを被り顔を上げた。

「きれいだ、」

眩しい輝きに瞳は細められる、その視界に映す光景に心奪われる。
初めて眼前に見る光景に鼓動が響く、そして今から向かう未知への夢は熱い。

今から辿る氷河の道、その先にはアイガー北壁が聳え立つ。







(to be continued)

blogramランキング参加中!

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする