「旧三笠ホテル」は明治時代に日本人の手により建てられた純西洋式木造建築ホテルで
国の重要文化財にも指定されている建物です。
日本郵便や明治製菓の重役を勤めた実業家の山本直良氏が創業したもので
当時は軽井沢の鹿鳴館ともよばれ日本を代表する政界人なども多く滞在したホテルです。
昭和45年までの64年間ホテルとして使用されてきました。
その後暫くは使用される事もなく建物だけが三笠通りに佇んでいましたが
昭和55年に軽井沢町が贈与を受け旧道寄りに少し移動し
修復された後昭和58年から一般公開されるようになりました。
札幌にある豊平館に次ぐ古い建物だそうです。
中は当時のままのインテリアで家具なども残されています。
鶴と松の浮き彫りを施したホテルロービーのカーテンボックス
さすがに寒い軽井沢なので各部屋には全て暖炉がありました。
当時は珍しかった外国式バスや水洗式トイレがあったそうです。
窓ガラスも当時のままで僅かに波打っています。
八角形のお洒落な搭屋