
東京は根岸の豆腐料理「笹乃雪」さん
創業は元禄四年(約320年前)という東京ではかなりの老舗
上野の宮様(後西天皇の親王)のお供で京都から江戸に移り豆腐茶屋を開いたのが始まり

赤穂浪士にもゆかりがあり、他に正岡子規の句にも詠まれています。
入口の横に建つ子規の句碑

現在も武蔵野から到達する井戸水を地下80mから汲み上げて作る
豆富(豆腐)料理が人気

店内は個室と相席があり、以前はお座敷だった一般席も現在は椅子になり
坪庭を眺めることができるテーブル席もあります。

コース料理の最初に出てくる『白和え』は珍しいスタイルで
器の真ん中に盛られた豆富あんと、その周りを囲むように置かれた具材を
食べる直前に自分で和えながら頂きます。これが美味しいー!

宮様が好んで食されたという『あんかけ豆富』は豆富に葛あんがかかったもの
美味しくておかわりをされたということから同時に2個出されます。

その他に揚げ出し豆富や豆乳スープ

〆には豆富茶漬けが出され、豆富アイスでコースが終了

個室以外のコース料理は3千円前後とお値段もとてもリーズナブル!
お席が空いていれば予約なしでもOKです。

食事の後は「子規庵」へ・・・
なんてコースも良いかもしれません。