【布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)】
富山県立山町芦峅寺
日本三霊山の一つである霊峰立山の麓、に、かつて全国から悩める女人が参集しました。白装束で朱塗りの橋を渡るその伝統の行事が『癒し』の行事として現代に再現されました。写真は2006年9月17日に撮った写真です。
布橋は、立山山麓芦峅寺地域の姥谷川に架かる木橋で別名「姥堂御宝前の橋」、「天の浮橋」などと呼ばれています。江戸時代、毎年秋彼岸中日に閻魔堂と姥堂、及びこの橋を利用し、女性の極楽浄土への往生を願って布橋灌頂会の法会が執行された。布橋灌頂会で女性の信者は、橋に敷かれた白布の上を目隠しをして渡り、悪人はこの橋から谷川に転落すると伝えられています。
橋の長さは25間(25菩薩)、高さは13間(十三仏)、桁の数は48本(阿弥陀如来の四十八願)、敷板の数108枚(煩悩の数)、欄干の擬宝珠の数6個(六地蔵)釘数三万八千八本(法華経の文字数)など仏教思想に基づいて造られています。
◎3本の白布が敷かれた布橋
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全国から訪れた参詣者たちは閻魔堂で懺悔の儀式を受け、そこで三昧耶戒を授かる。それが終わると宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、声明曲や楽器の演奏で賑やかな中を衆徒と共に行道し明念坂を下り、布橋を渡ります。
◎明念坂の石仏群
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◎宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、明念坂を下ります。
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◎『橋の向うに、新しい私がいます』(橋渡り儀式)・・・引導師から来迎師へ
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◎来迎師に導かれて遥望館へ
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◎橋渡り儀式
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布橋を渡り終えると、衆徒(来迎師)に導かれ姥堂に入ります。姥堂では堂篭もりの儀式が行われ、扉を閉め切った暗い堂内での勤行ののち、扉が一斉に開けられると、まばゆい光が入り込み、まさに極楽浄土からの仏の来迎を擬似体験したといわれています。女性の参詣者は、この儀式に参加することによって来世の極楽往生を約束され、生まれ変わった気持ちで日常の生活に帰っていったといわれています。
◎姥堂儀式
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◎曼荼羅音楽祭(聲明コンサート)
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◎雅楽演奏と舞い
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上の催し物は2006年9月17日に行われた布橋灌頂会です。
富山県立山町芦峅寺
日本三霊山の一つである霊峰立山の麓、に、かつて全国から悩める女人が参集しました。白装束で朱塗りの橋を渡るその伝統の行事が『癒し』の行事として現代に再現されました。写真は2006年9月17日に撮った写真です。
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布橋は、立山山麓芦峅寺地域の姥谷川に架かる木橋で別名「姥堂御宝前の橋」、「天の浮橋」などと呼ばれています。江戸時代、毎年秋彼岸中日に閻魔堂と姥堂、及びこの橋を利用し、女性の極楽浄土への往生を願って布橋灌頂会の法会が執行された。布橋灌頂会で女性の信者は、橋に敷かれた白布の上を目隠しをして渡り、悪人はこの橋から谷川に転落すると伝えられています。
橋の長さは25間(25菩薩)、高さは13間(十三仏)、桁の数は48本(阿弥陀如来の四十八願)、敷板の数108枚(煩悩の数)、欄干の擬宝珠の数6個(六地蔵)釘数三万八千八本(法華経の文字数)など仏教思想に基づいて造られています。
◎3本の白布が敷かれた布橋
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全国から訪れた参詣者たちは閻魔堂で懺悔の儀式を受け、そこで三昧耶戒を授かる。それが終わると宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、声明曲や楽器の演奏で賑やかな中を衆徒と共に行道し明念坂を下り、布橋を渡ります。
◎明念坂の石仏群
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◎宿坊の衆徒(引導師)に導かれ、明念坂を下ります。
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◎『橋の向うに、新しい私がいます』(橋渡り儀式)・・・引導師から来迎師へ
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◎来迎師に導かれて遥望館へ
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◎橋渡り儀式
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布橋を渡り終えると、衆徒(来迎師)に導かれ姥堂に入ります。姥堂では堂篭もりの儀式が行われ、扉を閉め切った暗い堂内での勤行ののち、扉が一斉に開けられると、まばゆい光が入り込み、まさに極楽浄土からの仏の来迎を擬似体験したといわれています。女性の参詣者は、この儀式に参加することによって来世の極楽往生を約束され、生まれ変わった気持ちで日常の生活に帰っていったといわれています。
◎姥堂儀式
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◎曼荼羅音楽祭(聲明コンサート)
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◎雅楽演奏と舞い
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上の催し物は2006年9月17日に行われた布橋灌頂会です。