【ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)】
昆虫 : チョウ目 アゲハチョウ科 ウスバアゲハ亜科(名前にシロチョウとあるが、シロチョウ科ではない)
大きさ : (前翅長)26~38mm
時期 : 4~5月
分布 : 北海道・本州・四国
珍しさ : 普通 ★★☆☆☆ 珍しい
早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つです。
前翅長は25~35mm。翅は半透明で白く、黒い斑紋があります。
体毛は黄色く細かい。日本の日本海側の多雪地帯では個体は黒く、太平洋側の低山地では白い個体が多い傾向があります。
幼虫の食草はケシ科のムラサキケマン、エゾエンゴサク、ヤマエンゴサクなど。蛹時にマユを作るという数少ないチョウです。
面白いことには日本各地にいるウスバシロチョウはこの仲間では最も南にいる種類で、しかも平地に多いのが特徴です。
大半のものが高度何千mという高山にだけいるのに、日本のウスバシロチョウだけは平地に棲んでいます。
春にしかいないこの蝶は、発生の期間が短く、時期を外すとあと1年待たなければ、お目にかかることが出来ないのはギフチョウと同じです。
☆2023 ウスバシロチョウ 2023年5月12日
☆2022 ウスバシロチョウ 2022年5月10日
☆2021 ウスバシロチョウ 2021年5月1日
☆2020 ウスバシロチョウ 2020年5月7日
◎2019年5月6日 富山県にて 写真9枚 追加しました
◎2018年4月30日 富山県にて 写真7枚 追加しました
メスと思われます・・・受胎嚢が見えます
◎2017年5月15日 富山県にて 写真3枚 追加しました
◎2017年5月4日 富山県にて 写真4枚 追加しました
◎2016年5月19日 富山県にて 写真8枚 追加しました
右側の蝶は褄(つま:前翅の先端)の部分が伸びきらないうちに血液が固まったものです。・・・羽化が失敗した蝶です。
◎2011年6月19日 石川県にて 写真2枚
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