日本一の快男子である。周防大島で2歳児を救った尾畠春夫氏は。
周防大島で行方不明になった2歳の男児を救出した尾畠春夫氏は、なんという快男子なのだろうかと思った。感動すらした。魚屋さんを65歳で引退して、それからは軽自動車に車中泊をしながら日本縦断の旅をしたり、全国各地で困っている方があれば駆けつけてボランティアをしていたのだそうな。インターネットのニュースには下記のように書かれている。引用しよう。
>大分県の尾畠春夫さん(78)。「学歴もない何もない人間だが、65歳で鮮魚店を辞めて、残りの人生を社会にお返しさせてもらおうと思ってきた」と、全国各地で車中泊しながらボランティア活動を行ってきたという。
男児を救ってから、この男児の祖父がどうしても風呂に入ってください、食事も食べてくださいと言っているのをテレビの映像で見た。しかし、頑なに固辞されていた。
ますます快男子である。
計算がない。
スケベココロがない。
道の片隅に咲く一輪草のようなものである。
求道者の雰囲気すらある。
修行している僧侶のような輝きがある。
おそらくは、ご自分の意志で行動しているのではないからだろう。天の意志であろうと思った。
こういう方は強い。
比較されて賞讃されたいというような精神ではないからだ。
あくまで、自他共栄である。否、自すらないのかもしれない。
ますますこの方に興味を感じてしまった。
対してボキはどうだ?
まったくお話にならない。全部オノレのためだけで行動している。そもそもが、本が好きでジジイになっても読書ばかりしているってぇのが気に入らない。自分が自分を気に入らないと言っているのだから、話にならない。
さらにある。ゴミ論文を量産している。そんなもんがナンになるのだということである。
全部オノレのためでしかないではないか。
他人のために役に立っているのかと言われたらギャフンである。
ううううううううううううううううううううううううううううううむ。
普段からの言葉づかいも良く無い。
家人に対しても敬語を使うべきである。これをタメグチきいているからついついオノレの凶暴さが出てきてしまうのじゃ。
改めよということである。
そして、まだまだ改めるべきことは山ほどある。ゼニも欲しいし、美味いモノも喰いたい。酒もやめられない。綺麗な女性は綺麗に見えてしまう。クルマも欲しいし、高そうな家に住んでいる人をうらやましく思ってしまう。
邪気にまみれていますなぁ。
話にならない。
尾畠氏のようにさわやかに生きていきたいものである。すくなくとも、目標にして生きることはできるのかもしれないから。
最後に、彼の座右の銘である。
>記者に座右の銘を尋ねられた尾畠さんは「朝は必ず来るよ」と答え、理稀ちゃんには「人の痛み、悲しみのわかる人間になってくれたら」と話していた。
実にいい話である。
朝の来ない夜はないからである。
希望を持って生きていこうとボキも思ったからだ。
ヾ(@⌒―⌒@)ノ