先日、落語会に一緒に行ったお友だちからもらいました。
四日市の日永というところで作られる、「日永うちわ」です。
約300年前に農家の人々が農閑期に作り始め、
江戸時代には伊勢詣りの土産物のひとつとして作られたとか。
柄の部分に丸い竹を使った「丸柄」が多いらしいですよ。
1本の女竹を使って、骨と柄が一体となった丈夫なつくりが特徴みたいです。
骨は64分割されるらしく、そこに紙が貼られるんですね。
絵柄は、木版画の手法で刷られた美人画や富士山、伊勢神宮などが多いようです。
友だちからもらった「うちわ」は、すっごくかわいい柄ですね。
ひとつはお友だちにあげるんやけど、
「金魚」と「朝顔」やし~
三重県四日市市の伝統工芸品ですが、かつては、道筋に十数軒の製造業者があり、
京都うちわと並んで全国的にも知られていたようです。
でも、今、「日永うちわ」を製作してるのは1社だけらしいですよ →vこちら
キレイな絵柄が多いようですが、あおぐもの、というよりむしろインテリア向きの「うちわ」ですね。
調べてみると、「うちわ」の産地は各地にあるようですね →こちら
大きい竹を平らに削った「平柄」-丸亀うちわ(香川県)、
柄が中骨と一体ではなく、あとから取り付けられる形式の「挿柄」-京うちわ(京都府)など。
「日永うちわ」は骨の数が多いので、あおぐ風が柔らかくなびくのが特色だそうですよ。
でも、寿司飯を冷ましたり、バーベキューの時の炭をいこしたり・・・
には使えませんよね。
もったいないんで玄関に飾っとこ~。