おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

三井寺からドラマイベントへ

2024-12-28 21:48:50 | 湖国日記
12月1日、NHK京都で開催された「光る君へ」のイベント「平安の娯楽は「色彩」!“個性光る”平安衣装のヒミツ」に当選。
(パブリックビューイング&トークショーは外れたけども~汗)
衣装デザインの諌山惠美実さんと、大河ドラマ「光る君へ」のチーフ演出の中島Dのトークショーです。
500人くらいの申し込みがあって、200人ぐらい?が来てたのかな。

同じく、当選してた大阪の友だちと一緒に行くことにしたんやけど、トークショーは午後からなので、
朝から石山駅で待ち合わせして、三井寺まで行ってきました。
紫式部の父、藤原為時が出家したのが三井寺。
ちょうど、大河ドラマ紀行で紹介されてましたね。

京阪三井寺駅から歩いて三井寺へ。
途中にある三尾神社に寄り道。



うさぎの御神紋の神社。
卯年生まれの守護神で、可愛いうさぎ達がいたることろでお出迎えしてくれます。



拝殿へ向かう右側には「めおと卯」と名付けられた二羽のうさぎ。
卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質なので、「家内安全」を意味するとか。
その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴するらしい。

そこから少し歩いて三井寺の仁王門へ。



サンタさんが迎えてくれてます。
観音堂書院で「絵本作家 谷口智則展 〜zoologiqueの旅 in 三井寺〜」が開催されていて、谷口智則さんの大人気絵本「100にんのサンタクロース」にちなんで、絵本に登場するサンタクロースが2体設置されているんやとか~~



三井寺、別名は園城寺。天台寺門宗の総本山。
本堂は国宝ですね。
ここで、紫式部に関連する資料などが展示されてました。
大河紀行で紹介された、阿闍梨をしていた親族や為時に関する資料とかですね。



本堂の裏手にある、阿伽井屋。
水が湧き出ているところで、天智天皇が産湯をつかったとされる井戸ですね。



三重塔。重要文化財。



観音堂へ向かう、この辺りも紅葉が見ごろでしたね。



力餅やさんの茶店でいっぷく。















観音堂までの参道が一番きれいですね。



観音堂。重要文化財。
西国三十三か所の十四番札所。

そこから降りたところにあるのが、長等神社。

京阪浜大津まで歩いて、浜大津から京都へ。
烏丸御池にある、NHK京都放送局まで。

お昼ご飯は、ぶらぶら歩いて、京都文化博物館まで。



京都文化博物館は、重要文化財に指定されている明治の名建築・旧日本銀行京都支店を博物館のシンボルとして、博物館やイベントなどに活用しているところ。
そこにある「ろうじ店舗」にあるご飯やさんへ。



唐揚げ定食も、どこか京都っぽい??



NHK京都放送局では、見覚えある方々がお出迎えしてくれました。



入ってすぐのロビーに椅子が並べてステージがありました。



始まる前にパチリ。

諌山さんのお話は、3月の宇治のトークショーでもお聞きしているのですが、今回は、キャストのテーマカラーであったり、十二単などの「重ねの色合わせ」を詳しくお聞きできて、めちゃくちゃ面白かったです。
色合わせのサンプル帳(諌山さんが自分でつくったみたい)で紹介されてたんやけど、合わせ方にそれぞれ名前がついていて、平安的なんですよね。

一番印象に残ったのが、薄薄(うすすすき)。
ブルーの濃淡なんやけど、諌山さん曰く、
「なんですすきが青なのか、ずっと疑問やったけど、ドラマのスタッフさんのお話とかを聞いていて、これは秋の空の色やって、気づいたんです」
なるほど~~~!

タイトルにもあるように、平安時代は「色合わせ」が貴族たちの贅沢な遊び、趣味嗜好の世界なんですね。

衣装の提案は、iPadで色合わせをしたパターンをいくつか送るそうですが、中島Dの発注となる指示書の書き方も面白いんですって。
・・例えば、町田くんが演じた藤原公任が「モテ男ファッションリーダー」とか。
これらを、画像を使って説明してくださいます。

実際に、まひろの衣装(大宰府に行くときの衣装ですね!)、和泉式部の衣装、安倍晴明の衣装が展示されて、説明がありました。



まひろに関しては、そのうち紫色を着ることになるのを想定して、薄い色から襟に入れたりしていったようですが、大宰府に行く頃は渋めの紫の衣を羽織ってましたね。
和泉式部は、詠んだ歌から恋愛多めの人やから、指示書に「シースルー」って書かれていたようで、諌山さんと風俗考証の佐多先生がワサワサしてたとか(笑)
実際に、当時の衣装に、肌が透けて見える薄衣を着るのがあるらしいんですね。
だから、それでいいですか?って、諌山さん、何度も中島Dに聞いたらしいですよ。
・・・それはNHK的にダメですって言いました、って中島D。
なので、下にノースリーブの衣を着て(腕を見せるところまではOKが出たようです~~)薄衣を羽織るというのになったらしいです。
和泉式部さん、歌を詠みながら、腕を透けて見せてましたよね~



安倍晴明の衣装は、雨ごいを道長に依頼された時の衣装。
佐多先生のアドバイスもあって、片身違いという、渋い色と白色と合わせた衣装にされたそうです。
最後に雨が降ってきて水浸しになった衣装です。
展示されてる衣装に色移りもあって、リアルに実際に使われたんやなと。



アクステのキャストが並んでました~

諌山さん、平安時代を感じるために、夜の御所へ行って月を眺めて(まひろと道長も眺めてましたね~)平安時代にチューニングするって。
チューニングっていう表現が面白いですよね~

終わってから、展示衣装のところに諌山さんがおられたので、ちょこっと質問。

「宋人の衣装も諌山さんが提案されたのですか?」

宋人のことは聞きたいですやん(苦笑)
でも、あれは、資料も少なくて、風俗考証と学者の先生に丸投げ、やそうです。

「織物の柄とかも、提案されたんですか?」

「最初、それもやらんとあかんのかってビビッてたんですけど、色見だけでよくなりました」

平安時代の織物を再現するって大変ですよね。
予算もあるし、作って織ってとかの時間の都合もあるやろうし。
白い反物を染めるということだけになったみたいですね。

宋人の話から、この日、46話が放送されるタイミングやったんで、「今日のお昼に4Kの放送が・・」と言ったら、
「ご覧になりました?」と諌山さん。

「いえ、まだ観てないんです。帰ってから観ます」

「早く観てください。えらいことになってますから」

なので、終わってからすぐに帰りましたよ。
なんとか、18時からのBS放送に間に合ったので、観ましたよ・・・・



出演者が少なめの46話「刀伊の入寇」。
クレジットの中トメに、洸平くんの名前が~~

っていうか、再登場したのにもかかわらず、あの46話の終わり方よ。

きゃ~~~って、声出たよね~

ヂョウミン~~~(涙)

翌週、NHKのあさイチに吉高由里子さんが登場して、洸平くんがコメントしてましたけど・・・
ほんとに、架空の人物とは言え、結婚前のまひろに影響を与え、老いてからも影響を与えてました。

お正月早々、gooにアクセスできない状況が続き、更新できないでいました。

お正月のご挨拶はあらためて~



湖東三山

2024-12-22 11:30:34 | 湖国日記
あっという間に年末を迎えてます・・・
早い、年を取るのもあっという間ですわ・・・汗

忘れないうちに、今年も紅葉スポットに行ってきたので記録しておかなくては。

11月末、湖東三山へ。
(私的には、もう少し北上?東上?したかったけど、ダンナがここへというので~~)

西明寺。
平安時代に創建。
信長の比叡山焼き討ちのあと、同じように焼き討ちにあったけれど、本堂、三重塔、二天門が火難を免れました。





国指定の名勝庭園「蓬莱庭」







本堂は国宝。
何度も参詣しているけど、この日は、ガイド付きの後陣特別拝観があったので(+1000円)後陣も見学。



国宝の三重塔。
重要文化財の壁画があるけど、この日、塔内は見学できませんでしたね。



二天門、こちらは重要文化財。





「三山の中では一番参道が短いです!」って、ガイドさんが何度も言うてましたね。
団体さんは見学時間が決められてるので、「まだ大丈夫ですよ」と。

紅葉の時もキレイですが、春の、「落ち椿」の頃もキレイですよ。
美しい緑の苔の上に、椿の花が落ちてるのがね。
二天門への参道で見ることができます。


金剛輪寺。
湖東三山、真ん中のお寺。
聖武天皇の天平年代に創建。
百済寺に続いて信長の焼き討ちにあうも、僧侶の機転で、本堂、三重塔、二天門は難を逃れたとか。





水雲閣(茶室)のお庭へ







参道は、風車が供えられたお地蔵様が並んでいます。







二天門は重要文化財。
ここにも大きなわらじがありました。

本堂は国宝。




ここの紅葉は、血染めの紅葉っていうらしい。



三重塔は重要文化財






百済寺。
聖徳太子ゆかりの、近江最古級の古刹。
平安中期に天台人として発展して一千坊を擁したのに、鯰江城を後援したことで信長の焼き討ちにあい、壊滅的打撃を受けました。
1650年に広大な石垣遺構の上に本堂等が再建。

駐車場から受付を経て、本坊・喜見院(重要文化財)の池泉回遊式庭園へ。







天下遠望の名園と称されてます。







遠望台からは、名園越しに、湖東の田園風景が眺められます。



仁王門。
大きなわらじがあります。願いを込めて触れると無業息災のご利益があるとか?



本堂は重要文化財。
作家・五木寛之が「百寺巡礼」で、「石垣にそびえる空中楼閣」と言ってます。

百済寺はドラマのロケにも使われてるのですが、NHK朝ドラ「ブギウギ」のロケで重要文化財の一部が壊れたというのがニュースになってましたね。
古い建物ですしねぇ。



毎年、こちらに来ると、猫が迎えてくれるんですよね。
本坊の陽だまりで、お昼寝してました~



本坊では、「百済寺樽」にちなんで醸造されたというお酒が販売されてました。
近江清酒の発祥の地が百済寺とか。
ここで作られていた僧坊酒が、信長の焼き討ちで途絶えたようです。

・・・信長の焼き討ち、近江の地はいろいろ影響があるんですね。

この幻の銘酒を復活させようと、2017年に地元の酒蔵が醸造。
なので、ここの名物?草餅と、「ひやおろし」を購入。



せっかくなので、お正月にいただきます~~