大学時代の、一つ上のサークルの先輩女子3人と4人でLINEグループを作ってます。
偶然にも先輩のお一人がうちの市内に住んでいて(お母さんの実家が滋賀らしくて)仲良くさせてもらっていたので、そのご縁で。
たまにしか動かないグループLINEですが(ほぼ生存確認~)、先日、学生時代にお世話になったサークルOBの方の訃報が届きました。
私が入学した時にはもう社会人で、結婚もされてた方ですが、なんというてもうちのサークルの創始者で。
・・・なんのサークルって??? 笑いの学校、別名=落語研究会、つまり落研(オチケン)
私が入った時の4回生の先輩を私たちは「師匠」って呼んでたけど、その方が、「師匠」と呼んでた方なんですね。70代後半かな。
それでも学生時代に、ほんとにお世話になったんですよね。大阪へ落語を聞きにいくときとか、みんなで泊めていただいたり。
新婚家庭にお邪魔して、奥さんにもよくしていただいて。
私が卒業するころに、二人目のお子様が生まれて、お祝いをさせてもらいましたね。
卒業してからは足が遠のいたけど。
尼崎に住んでおられて、震災を経て、奥さんを10年くらい前に亡くされて、長女の方と二人で暮らしておられたとか。
訃報が届いてから斎場の都合か、お通夜まで5日もありました。
なので、同期の女子に連絡しやな~と思って、連絡先を探したら見当たらない・・・最後に会ったのは、結婚して娘たちが小学校に入る前やったし、電話でしゃべったのは、それこそ先輩の奥さんの訃報の時以来。
ここ数年は年賀状も交換していなかった・・・PCも変えてるしメールサーバーも変えてるから、メルアドも携帯の連絡先も不明・・・それでもなんとか先輩の訃報を連絡してあげたい・・・とりあえず、住所録にあるところに手紙を書いて速達を出しました。
「そこに今も住んでて~~」 と願って。
そしたら翌日のお昼、手紙に私の携帯番号書き添えてたので、電話がかかってきました。
「うずらさん?」
ひゃ~~。懐かしい声。
良かった! 変わらずそこに住んでいてくれたのね!!
無沙汰を詫びながら、しばし先輩の思い出話と近況報告を。すっかり愛知の人になってたな(アクセントがね~)
・・・ちなみに、「うずら」は、オチケンの時の名前なんですよね。屋号の下の名前。学生時代からの知人友人は、みんな私を「うずら」で呼んでくれてます。
で、愛知の同期は、「ひばり」さん。
私たちの代の女子は、みんな鳥の名前を付けてもらったんですね・・・なんで「うずら」なのか、「ひばり」なのかは・・・苦笑
ひばりさん、さすがに週末に大阪までは来れないとのことやけど、喪主(長女さん)の連絡先をお知らせして、先輩のお姉さん方にはよろしくとのこと~。
訃報は、懐かしい人をつないでくれますよね。
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葬儀は尼崎の某所。
大阪駅で奈良からくる先輩姉さんと待ち合わせ。学生時代から少しも変わらない姉さん(たぶんお互いに変わってないと思う)
阪急の最寄り駅で下車して海側へ7分ほど歩くのですが、近況を話しながら歩いてたら、急に、先輩姉さんが声を上げました。
「あ~っ! 靴のかかとが取れた~」
え~っ、いやいやいや・・・かかと? 取れたというより、折れてるというか、壊れてますがな~~
「どーしよう~~、これからお葬式やのに~~~」と、悲嘆にくれる先輩姉さん。
「とりあえず、スーパーかコンビニ、この辺にないか探しましょ」
「どうやって探すの」
「GoogleMapで!」
一気に、帰りたくなってるモードの姉さん。iPhoneでMapを広げ、お店を探すけど近くに大きなスーパーもなく、とりあえずコンビニがこの先にあるみたいなので、そこへ行こうと。
「瞬間接着剤が売ってるはずやし」
「・・・くっつくかな」と姉さん。
「ひょっとしたらサンダルぐらい売ってるかもですよ」と私。
「コンビニにそんなん売ってる?」
「部屋用のスリッパは売ってるから、あるかも。とにかく、行ってみましょ」
片方のかかとが取れた靴を履いたままの姉さんとコンビニへ。
・・・・靴はないとしても・・・庭履きサンダルぐらい・・・ないな~、とりあえず瞬間接着剤を買って、駐車場の隅で、取れたヒールと靴裏に接着剤を塗って貼り、それを履いてみる姉さん。
・・・が、しかし、履いたとたんに劣化してるヒールが砕けてしまい~~~~ え~っ、木っ端みじんやん??・・・・(ごめん・・・ちょっと笑いそうになる私)
「どうしよ~~」と途方にくれる先輩姉さんに、
「とりあえず、あの(売ってる)スリッパを履いときましょか」という私。
「え~~、スリッパ履いてお葬式に・・・」
「誰も足元まで見てませんて!」 (見てるかもやけど~)
「・・・そやな・・・」 (そうしましょ)
「私が買ってきましょか」 (せめてそれくらいしますから!)
「いや、悪いし、自分で買うてくるわ」 (がんばれ~! 先輩!)
葬儀場で落ち合う予定の別の先輩姉さんからLINE。
「今、葬儀場に着きました! そちらはいつ来れる?」
「いろいろあって~(汗)、あと5分ぐらいで着きます!」
コンビニから葬儀場まで徒歩約5分。無印良品の黒いスリッパ( → こんな感じ)を履いて歩く喪服姿の先輩姉さん。歩きやすそう~~
その横で、歩きながら、Googlemapで「靴屋」を探す私。
葬儀場から信号3つむこうに、「靴流通センター」があることを発見。でも、歩くと10分ほどかかりそう。
でもそこに寄ってると葬儀の時間に間に合わないかも。
「お葬式が終わったら、靴流通センターに寄りますか? 奈良までスリッパで帰れへんし~」
「そうやな~」 ・・・力なく返事する先輩姉さん~~ (がんばれ! 姉さん!)
葬儀が始まる前に、挨拶に出てきてくれた娘さんに案内され、祭壇に手を合わせたり故人にお別れしたり。
先に着いてた先輩姉さんが、ふと奈良の姉さんを見て、
「あれ、なんでスリッパ?」
・・・靴が、歩いてる途中で木っ端みじんになって・・・コンビニ寄って・・・誰もみてへんからスリッパでええやん・・・いやいや、気づいたで・・・やっぱり気づくやんな? いや大丈夫やって・・・
お葬式の場なのに、もう、そこから、それまでこらえてた?笑いの温度が私の中で沸点に達してしまい・・・
不謹慎にも、すっかり笑話にしてしまったのでありました~~(ごめんよ奈良の姉さん)
70代後半の先輩のお葬式。
お身内の方々のほか、一般参列者は少なく、オチケンの後輩である私たち女子3人と男子(私からすると先輩のオジサン)2人のほかは数名でした。
現役を離れるとほんとに寂しくなるんやね。それでも家族葬ではなかったから、久しぶりの先輩方々に会えたし、参列させてもらえて良かったなと。
帰り道。Googlemapを広げて「靴流通センター」へ。
奈良の先輩姉さんは新しい黒いパンプスを履いて、ほっと一息。
「うずらのおかげで助かったわ、ありがとう。グーグルマップ?なんて、私ら、使えへんもん」
いえいえ、いくらオチケンの先輩の葬儀やからって、笑い話にしてしまって、すいません。
でも、ほんまに泣きそうやったから、いや、お葬式やから泣いてねえねんけど・・・お葬式に出るのも嫌になるくらいの気分やったやろうなと。
(でも、今も笑える~~)
今思えば、多少遅れてでも先に靴屋さんに行けばよかったかなと。地の利がないので、距離感がわからへんかったし、営業してるのかさえも分からへんかったから、やっぱりこれで良かったのかな。
オチケンの先輩のオジサンたち、おひとりは47年ぶりぐらい?の再会。
奈良の姉さんとはコロナ以前ぶりやから、5年ぶり? LINEでは話してるけども。
訃報は、ほんとに、懐かしい人をつないでくれます。
で、いろんなアクシデントが起こる~
とりあえず、久しぶりに履く黒い靴は危険やね(汗)
偶然にも先輩のお一人がうちの市内に住んでいて(お母さんの実家が滋賀らしくて)仲良くさせてもらっていたので、そのご縁で。
たまにしか動かないグループLINEですが(ほぼ生存確認~)、先日、学生時代にお世話になったサークルOBの方の訃報が届きました。
私が入学した時にはもう社会人で、結婚もされてた方ですが、なんというてもうちのサークルの創始者で。
・・・なんのサークルって??? 笑いの学校、別名=落語研究会、つまり落研(オチケン)
私が入った時の4回生の先輩を私たちは「師匠」って呼んでたけど、その方が、「師匠」と呼んでた方なんですね。70代後半かな。
それでも学生時代に、ほんとにお世話になったんですよね。大阪へ落語を聞きにいくときとか、みんなで泊めていただいたり。
新婚家庭にお邪魔して、奥さんにもよくしていただいて。
私が卒業するころに、二人目のお子様が生まれて、お祝いをさせてもらいましたね。
卒業してからは足が遠のいたけど。
尼崎に住んでおられて、震災を経て、奥さんを10年くらい前に亡くされて、長女の方と二人で暮らしておられたとか。
訃報が届いてから斎場の都合か、お通夜まで5日もありました。
なので、同期の女子に連絡しやな~と思って、連絡先を探したら見当たらない・・・最後に会ったのは、結婚して娘たちが小学校に入る前やったし、電話でしゃべったのは、それこそ先輩の奥さんの訃報の時以来。
ここ数年は年賀状も交換していなかった・・・PCも変えてるしメールサーバーも変えてるから、メルアドも携帯の連絡先も不明・・・それでもなんとか先輩の訃報を連絡してあげたい・・・とりあえず、住所録にあるところに手紙を書いて速達を出しました。
「そこに今も住んでて~~」 と願って。
そしたら翌日のお昼、手紙に私の携帯番号書き添えてたので、電話がかかってきました。
「うずらさん?」
ひゃ~~。懐かしい声。
良かった! 変わらずそこに住んでいてくれたのね!!
無沙汰を詫びながら、しばし先輩の思い出話と近況報告を。すっかり愛知の人になってたな(アクセントがね~)
・・・ちなみに、「うずら」は、オチケンの時の名前なんですよね。屋号の下の名前。学生時代からの知人友人は、みんな私を「うずら」で呼んでくれてます。
で、愛知の同期は、「ひばり」さん。
私たちの代の女子は、みんな鳥の名前を付けてもらったんですね・・・なんで「うずら」なのか、「ひばり」なのかは・・・苦笑
ひばりさん、さすがに週末に大阪までは来れないとのことやけど、喪主(長女さん)の連絡先をお知らせして、先輩のお姉さん方にはよろしくとのこと~。
訃報は、懐かしい人をつないでくれますよね。
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葬儀は尼崎の某所。
大阪駅で奈良からくる先輩姉さんと待ち合わせ。学生時代から少しも変わらない姉さん(たぶんお互いに変わってないと思う)
阪急の最寄り駅で下車して海側へ7分ほど歩くのですが、近況を話しながら歩いてたら、急に、先輩姉さんが声を上げました。
「あ~っ! 靴のかかとが取れた~」
え~っ、いやいやいや・・・かかと? 取れたというより、折れてるというか、壊れてますがな~~
「どーしよう~~、これからお葬式やのに~~~」と、悲嘆にくれる先輩姉さん。
「とりあえず、スーパーかコンビニ、この辺にないか探しましょ」
「どうやって探すの」
「GoogleMapで!」
一気に、帰りたくなってるモードの姉さん。iPhoneでMapを広げ、お店を探すけど近くに大きなスーパーもなく、とりあえずコンビニがこの先にあるみたいなので、そこへ行こうと。
「瞬間接着剤が売ってるはずやし」
「・・・くっつくかな」と姉さん。
「ひょっとしたらサンダルぐらい売ってるかもですよ」と私。
「コンビニにそんなん売ってる?」
「部屋用のスリッパは売ってるから、あるかも。とにかく、行ってみましょ」
片方のかかとが取れた靴を履いたままの姉さんとコンビニへ。
・・・・靴はないとしても・・・庭履きサンダルぐらい・・・ないな~、とりあえず瞬間接着剤を買って、駐車場の隅で、取れたヒールと靴裏に接着剤を塗って貼り、それを履いてみる姉さん。
・・・が、しかし、履いたとたんに劣化してるヒールが砕けてしまい~~~~ え~っ、木っ端みじんやん??・・・・(ごめん・・・ちょっと笑いそうになる私)
「どうしよ~~」と途方にくれる先輩姉さんに、
「とりあえず、あの(売ってる)スリッパを履いときましょか」という私。
「え~~、スリッパ履いてお葬式に・・・」
「誰も足元まで見てませんて!」 (見てるかもやけど~)
「・・・そやな・・・」 (そうしましょ)
「私が買ってきましょか」 (せめてそれくらいしますから!)
「いや、悪いし、自分で買うてくるわ」 (がんばれ~! 先輩!)
葬儀場で落ち合う予定の別の先輩姉さんからLINE。
「今、葬儀場に着きました! そちらはいつ来れる?」
「いろいろあって~(汗)、あと5分ぐらいで着きます!」
コンビニから葬儀場まで徒歩約5分。無印良品の黒いスリッパ( → こんな感じ)を履いて歩く喪服姿の先輩姉さん。歩きやすそう~~
その横で、歩きながら、Googlemapで「靴屋」を探す私。
葬儀場から信号3つむこうに、「靴流通センター」があることを発見。でも、歩くと10分ほどかかりそう。
でもそこに寄ってると葬儀の時間に間に合わないかも。
「お葬式が終わったら、靴流通センターに寄りますか? 奈良までスリッパで帰れへんし~」
「そうやな~」 ・・・力なく返事する先輩姉さん~~ (がんばれ! 姉さん!)
葬儀が始まる前に、挨拶に出てきてくれた娘さんに案内され、祭壇に手を合わせたり故人にお別れしたり。
先に着いてた先輩姉さんが、ふと奈良の姉さんを見て、
「あれ、なんでスリッパ?」
・・・靴が、歩いてる途中で木っ端みじんになって・・・コンビニ寄って・・・誰もみてへんからスリッパでええやん・・・いやいや、気づいたで・・・やっぱり気づくやんな? いや大丈夫やって・・・
お葬式の場なのに、もう、そこから、それまでこらえてた?笑いの温度が私の中で沸点に達してしまい・・・
不謹慎にも、すっかり笑話にしてしまったのでありました~~(ごめんよ奈良の姉さん)
70代後半の先輩のお葬式。
お身内の方々のほか、一般参列者は少なく、オチケンの後輩である私たち女子3人と男子(私からすると先輩のオジサン)2人のほかは数名でした。
現役を離れるとほんとに寂しくなるんやね。それでも家族葬ではなかったから、久しぶりの先輩方々に会えたし、参列させてもらえて良かったなと。
帰り道。Googlemapを広げて「靴流通センター」へ。
奈良の先輩姉さんは新しい黒いパンプスを履いて、ほっと一息。
「うずらのおかげで助かったわ、ありがとう。グーグルマップ?なんて、私ら、使えへんもん」
いえいえ、いくらオチケンの先輩の葬儀やからって、笑い話にしてしまって、すいません。
でも、ほんまに泣きそうやったから、いや、お葬式やから泣いてねえねんけど・・・お葬式に出るのも嫌になるくらいの気分やったやろうなと。
(でも、今も笑える~~)
今思えば、多少遅れてでも先に靴屋さんに行けばよかったかなと。地の利がないので、距離感がわからへんかったし、営業してるのかさえも分からへんかったから、やっぱりこれで良かったのかな。
オチケンの先輩のオジサンたち、おひとりは47年ぶりぐらい?の再会。
奈良の姉さんとはコロナ以前ぶりやから、5年ぶり? LINEでは話してるけども。
訃報は、ほんとに、懐かしい人をつないでくれます。
で、いろんなアクシデントが起こる~
とりあえず、久しぶりに履く黒い靴は危険やね(汗)